1854年に旅行用トランク専門のアトリエとして創業したルイ・ヴィトン。
革新的なデザインと優れた耐久性を兼ね備えたルイ・ヴィトンのトランクは、馬車から鉄道へと移動手段が変わりゆく時代の波に乗り、瞬く間に世界的人気を得ることとなりました。
その後、トランク以外にも様々なアイテムを展開し、日本でも絶大な支持を集めるルイ・ヴィトンは、30年以上前のアイテムでも状態次第で高く売れる可能性がありますよ。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
30年前にルイヴィトンが大流行したって本当?
90年代バブル全盛期の日本では、ハイブランドのアイテムを身に着けることがステータスとなっていて、多くの人々がブランド品を所有していました。
数あるハイブランドの中でもルイ・ヴィトンは圧倒的な人気を誇っていて、社会人はもちろん学生までもが通学用にルイ・ヴィトンのバッグを手にしていました。
特にモノグラムのバッグは、街を歩けば必ずと言っていいほど目にした人気アイテムで、当時を知っている方からすると昔の流行りというイメージがあるかもしれませんが、リバイバルブームの影響もあり今もモノグラムの需要は非常に高いです。
30年前のルイヴィトンが高く売れる?その理由とは
バブル時代に購入したルイ・ヴィトンのバッグ「捨てるのもなんだかもったいないけど、30年も昔のバッグなんて売れないでしょ?」と自宅で眠ったままになっていませんか?
30年前のルイ・ヴィトンでも思った以上の値段で売れる場合がありますよ。
30年前のルイヴィトンが高く売れる理由1:中古市場での需要が高い
ルイヴィトンは、その品質の高さとタイムレスなデザインで、中古市場でも高い需要があります。
近年、多くのハイブランドが定価の値上げを繰り返していて、ルイ・ヴィトンも例外ではありません。そのため、新品では手の届かないアイテムを中古品で探される方も多いです。
ルイ・ヴィトンは30年前から大きくデザインを変えていないアイテムも多く、バブル時代に流行ったバッグを今持っていても古い印象を与えないのも人気の理由です。
30年前のルイヴィトンが高く売れる理由2:国内外問わず人気がある
長い歴史を持つルイ・ヴィトンのアイテムは、日本のみならず世界的に非常に高い人気を誇っています。
もちろん海外でもルイ・ヴィトンは購入できますが、日本は偽造品の流通が少ないこともあって、日本の中古市場は安くかつ安全に中古品が手に入ると注目を集めているのです。
円安傾向が続いている現在、海外の方にとっては日本で買うほうが安く買えることに加え、旅行者であれば免税も受けられるため、海外からの需要も非常に高いです。
30年前のルイヴィトンが高く売れる理由3:リバイバルブームの影響
流行は繰り返すといわれますが、今まさにY2Kファッションや平成レトロなどが、Z世代を中心にブームとなっていますよね。
価格が安く手に入りやすいことももちろんですが、新作よりもヴィンテージ感のある中古のアイテムのほうが、こなれ感があってオシャレに見えると人気を集めているのです。
バブル期に一大ブームを巻き起こしたルイ・ヴィトンのアイテムは、こうしたリバイバルブームの影響を受け、世代を超えて注目を集めています。
30年前のルイヴィトンが高く売れる理由4:廃番モデルの価値が高騰
ルイ・ヴィトンでの製造が終了し廃番となったモデルは、中古市場でしか手に入れることができないため、古いものでも価値が下がらず需要が安定しています。
ルイ・ヴィトンにはコレクターも多いため、希少価値の高い廃番モデルであれば、プレミア価格で取引されるアイテムもあります。
バブル期に流行ったモデルでいえば「モンスリ」「キーポル」「ソローニュ」などのバッグは、今も探している方が多く高い需要を誇っています。
30年前のルイヴィトンが高く売れる理由5:人とかぶりにくい希少性
耐久性やデザイン性の高さで多くのファンに愛されているルイ・ヴィトンですが「人とかぶりそうで嫌」「周りの人が持っていないルイ・ヴィトンが欲しい」という方も多いです。
周りとかぶらないルイ・ヴィトンが欲しいという方は、見かけることの多い定番モデルや新作コレクションを避けて、今は製造されていないラインや過去のコラボコレクションなどを中古で購入するため、古いモデルのルイ・ヴィトンにも一定の需要があります。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場
30年ほど前に製造されていたルイ・ヴィトンのバッグについて買取相場をご紹介します。
実際の状態や付属品の有無によっても買取価格は異なるため、お手持ちのルイ・ヴィトンがいくらになるか知りたい方は、ぜひギャラリーレアまでお問い合わせください。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場1:ソローニュ
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~100,000円前後 |
まずは、惜しまれつつ2014年頃に廃番となったショルダーバッグのソローニュ。廃番から10年がたった今も人気が高いアイテムです。
こういった肩から斜めがけ出来るタイプのバッグは、ソローニュを筆頭に海外での需要が非常に高く、買取価格は高い傾向にあります。
全体的にベージュのヌメ革の部分に日焼けによる変色が見られるコンディションで、中古Aランクの評価となっていますが、それでも約10万円の買取価格がついています。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場2:キーポルバンドリエール55
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~100,000円前後 |
横幅55cmとかなりの大容量で2~3泊の旅行にぴったりのキーポルは、世代を問わず人気の高いアイテムで中古市場でも需要が高いです。
こちらもヌメ革の変色が見受けられるものの、それ以外は比較的きれいなコンディションで、中古Aランクの評価となっています。
キーポルの中でもショルダーストラップがついたバンドリエールは特に人気が高く、ショルダーストラップがないキーポルよりも数万円ほど高く売れる場合が多いです。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場3:モンスリ
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~80,000円前後 |
モンスリは現在も製造されているアイテムですが、こちらは2017年頃に廃番となった旧型のモンスリ。現行モデルとは、デザインや仕様、サイズ展開などが異なっています。
旧型のモンスリは、ミニ・MM・GMと3サイズ展開されていました。どのサイズも需要の高いモンスリですが、最も大きいGMサイズがやや高値で買取される傾向にあります。
新型のデザインが刷新されたことから旧型のモンスリを探している方も非常に多く、今でも人気の高いモデルです。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場4:アルマ
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~70,000円前後 |
ころんとした丸みのあるシルエットが愛らしいアルマは、2010年頃から新型が発売されていて、画像のアルマはすでに廃番となっている旧型です。
旧型のアルマが発売された当時の国内定価は73,000円でしたが、2024年には約4倍の290,400円まで定価が値上がりしています。
定価が高騰しているため、手頃な旧型のアルマを買い求める方も多く、状態が良ければ発売当時の定価に近い買取価格がつく場合もありますよ。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場5:キーポル 50
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~60,000円前後 |
タイムレスなデザインのボストンバッグとして、世代を超えて支持されているキーポル。
小旅行はもちろんマザーズバッグとしても便利な50サイズのキーポルは、中古市場での需要が高く高額で取引される人気アイテムです。
ショルダーストラップがつけられるキーポルバンドリエールと比べると、やや買取価格が下がる傾向にあるものの、それでも中古Aランク相当のコンディションのキーポルであれば60,000円程度の価格で買取されています。
30年前のルイヴィトンのバッグの買取価格相場6:パピヨン
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~60,000円前後 |
1966年に誕生した筒形の形状が特徴のパピヨンは、長きにわたって製造される中で、幾度もモデルチェンジが行われてきました。
画像のパピヨンは2002年よりも前に製造されていたパピヨンで、現行モデルとは持ち手の部分に用いられている素材が異なっています。
現行モデルの持ち手には変色しやすいヌメ革が採用されているため、汚れが目立ちにくいオールドタイプのパピヨンを好まれる方も多く、今でも高い需要を誇っています。
30年前のルイヴィトンの財布の買取価格相場
30年前に製造されていたルイ・ヴィトンの財布の買取相場をご紹介します。
状態や付属品の有無によっても買取価格は異なるため、お手持ちのルイ・ヴィトンがいくらになるか知りたい方は、ぜひギャラリーレアまでお問い合わせください。
30年前のルイヴィトンの財布の買取価格相場1:ポルトフォイユ・コアラ M58013
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~35,000円前後 |
現在は廃番となっているポルトフォイユ・コアラ(M58013)は、中央の金具が印象的な三つ折り財布です。
カチッと留まる差し込み式の金具が採用されているため、スナップボタンの財布はバッグの中で開いてしまうし、ラウンドファスナーは開閉が面倒という方から厚い支持を得ているモデルです。
小銭入れが背面にあり小銭の支払いもスムーズなので、今なお幅広い世代に愛されていて中古市場でも高い需要を誇っています。
30年前のルイヴィトンの財布の買取価格相場2:ポルトモネ・ビエ・カルトクレディ M61652
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~25,000円前後 |
こちらも三つ折り財布ですっきりとした正方形のフォルムが特徴のポルトモネ・ビエ・カルトクレディ(M61652)。
三つ折りタイプの財布としては厚みが抑えられていて、ジャケットやパンツのポケットにも収まりやすいことから、男女問わず愛用者の多いモデルです。
近年キャッシュレス決済が主流となり、あまり現金を持ち歩かない人が増えたことから、以前よりも三つ折り財布の需要が高まり買取相場も上昇傾向にあります。
30年前のルイヴィトンの財布の買取価格相場3:ポルトフォイユ・サラ M61734
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~20,000円前後 |
こちらはルイ・ヴィトンの長財布の定番ポルトフォイユ・サラの旧型(M61734)です。
ポルトフォイユ・サラの現行モデル(M60531)との大きな違いはフラップの形状で、現行モデルはフラップがV字型に変更されています。
現行モデルは背面ポケットやカードポケットが増え、収納力が増した分やや厚みがあるため、旧型のポルトフォイユ・サラはスリムな長財布を好む方から根強い人気を得ていて、中古市場での需要が高くなっています。
30年前のルイヴィトンの財布の買取価格相場4:ポルトトレゾール・インターナショナル M61215
ランク | 中古A |
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買取価格相場 | ~20,000万円前後 |
こちらもすでに廃番となっている長財布のポルトトレゾール・インターナショナル(M61215)。
外見はシンプルで普通の長財布のようですが、内側にはペンホルダーや大き目のポケットが備えられていて、財布としてはもちろんパスポートやチケットなどをまとめて収納するのにも適しています。
出張などで移動が多い方や領収書などを保管しておきたい方から、今も厚い支持を得ていて中古市場でも高い需要を誇るアイテムです。
買取価格が高いルイヴィトンのバッグや財布の特徴
それでは、高値で買取されやすいルイ・ヴィトンのアイテムについて、特徴や傾向をご紹介します。
特徴にあてはまるルイ・ヴィトンのアイテムが自宅で眠っているという方は、ぜひ買取査定を試してみてくださいね。
買取価格が高いルイヴィトンのバッグや財布の特徴1:コラボモデル
コラボコレクションのルイ・ヴィトンは、古いモデルでも高値が付きやすいアイテムです。
廃番になってしまったコラボモデルは正規店では入手できないため、中古を探している方も多く中古市場での需要が非常に高いです。
中でも、ポップアーティスト村上隆さんとのコラボモデル「マルチカラー」や「モノグラムパンダ」、スティーブン・スプラウスとのコラボモデル「モノグラム・グラフィティ」など、注目を集めたコラボは今も高い人気を誇っています。
買取価格が高いルイヴィトンのバッグや財布の特徴2:状態が良い
30年前のルイ・ヴィトンでも、コンディションが良ければ高額査定になりやすいです。
耐久性が高いルイ・ヴィトンのアイテムでも、やはり経年によって多少の劣化は出てきてしまいます。
そのため、ヴィンテージのルイ・ヴィトンでコンディションが良い個体は、年々減ってきていていて希少価値が高まっています。
ほとんど使わないまま自宅で保管しているという方は、状態次第で発売当時の定価を超える価格で売れる可能性もありますよ。
30年前のルイヴィトンを高く売るコツとは?
ここからは、古いルイ・ヴィトンをできるだけ高く売るためのコツをご紹介します。
ちょっとしたコツを意識するだけでルイ・ヴィトンの買取価格に差がつくので、ぜひ実践してみてくださいね。
30年前のルイヴィトンを高く売るコツ1:付属品を揃えて持ち込む
本体以外の付属品も買取価格を左右する重要なポイントのひとつです。
ルイ・ヴィトンでアイテムを購入したときの状態に近いものほど高価買取が可能になります。
特に、30年以上前のアイテムだと付属品がすべて揃っているものは貴重なので、買取価格がアップする可能性が高いです。
取り外せるショルダーストラップやネームタグ、南京錠などが欠けていると査定額が下がってしまうため、普段はあまり使わない付属品もなくさないように注意しましょう。
30年前のルイヴィトンを高く売るコツ2:なるべく綺麗にしておく
アイテムのコンディションは買取金額に大きく影響するポイントです。
査定に出す前に、簡単に落とせる汚れやホコリは取り除いておきましょう。汚れてしまったときは、早めに拭き取り普段からキレイにしておくのがおすすめです。
キレイに使っているつもりでも、意外とポケットの底にゴミがあったり、持ち手の裏側が汚れていたりすることがあります。
査定ではそういった細かい箇所も見られているので、一度チェックしてみてくださいね。
30年前のルイヴィトンを高く売るコツ3:他の不用品も一緒に売る
ルイ・ヴィトン以外にも、使っていないブランドアイテムなどがあればまとめて売却すると、高価買取につながる可能性が高くなります。
とりあえず査定価格を聞いてみて、希望額に合わないアイテムについてはキャンセルしても構いません。
ギャラリーレアでは、ブランドアイテム全般および貴金属の査定が可能で、査定後のキャンセル料も無料です。
不要なブランド品や貴金属がいくつかある場合は、まとめてギャラリーレアにお任せください。
ルイヴィトンの買取価格に関するQ&A
ここからは、ルイ・ヴィトンの買取についてよくある質問にお答えしていきます。
この他にも、ルイ・ヴィトンの買取に関して気になっていることがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ルイヴィトンの買取価格に関する質問1:古くても値段はつく?
これまでにご紹介してきた廃番モデルや旧型モデルなど、正規店では手に入らないヴィンテージのルイ・ヴィトンは中古市場での人気が高く、今でも高い需要を誇っています。
まだ使える状態のルイ・ヴィトンであれば、使用感があっても基本的に値段はつくでしょう。
バッグのストラップがちぎれていたり、財布のボタンが取れて穴が開いていたりといった、明らかに壊れているような状態のルイ・ヴィトンには、値段がつかないケースもあります。
ルイヴィトンの買取価格に関する質問2:ボロボロでも売れる?
ボロボロの程度にもよりますが、使用に差し支えない程度のダメージであれば、買取できる可能性が高いです。
金具のメッキが剥げていたり、ヌメ革が日に焼けて変色していたりして見た目が悪かったとしても、問題なく使うことができる状態であれば、基本的に買取を承っています。
ただし、ファスナーが壊れて閉まらなかったり、金具が取れてフラップが閉じられなかったりといった、完全に破損しているものは買取できかねる場合もあります。
30年前のルイヴィトンの買取価格が高い理由や相場についてのまとめ
まとめ
- ヴィンテージのルイ・ヴィトンの人気が高まっていて、古いアイテムでも高値で売れる
- 廃番になっている人気モデルや、コラボモデルのルイ・ヴィトンは相場が高騰している
30年以上前のルイ・ヴィトンについて、人気の理由や買取相場などをご紹介してきました。
バブル時代にルイ・ヴィトンを購入して、自宅のクローゼットで眠ったままになっているという方は、今が売り時です。
手放そうか迷っているという方も、まずは査定価格だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
ギャラリーレアは店頭買取、宅配買取ともに手数料無料。査定後のキャンセル料も不要ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。