エルメス(HERMES)の財布は、今も昔も人気が衰えず、多くの男女を魅了し続けています。それもそのはずですよね、エルメスの財布には、他の高級ブランドの追随を許さない、高い職人技術と歴史が詰まっているのですから。
そこでこの記事では、エルメスの財布が人気な理由やブランドヒストリー、男性と女性にそれぞれおすすめしたいモデルを解説いたします。
この記事を読めばエルメスのロゴや歴史に隠された秘密を知ることができ、より一層このブランドに魅了されることでしょう。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
エルメス(HERMES)の財布はなぜ人気が高い?歴史や高級な理由も解説
エルメスの財布は、幅広い年代の男女に愛されています。なぜエルメスはこんなにも人気があり、長年愛されているのでしょうか。
おすすめのモデルを紹介する前に、エルメス(HERMES)の歴史や特徴について解説します。
エルメスとは?
エルメス(HERMES)はフランス発祥のファッションブランドで、1837年にティエリー・エルメスの手によって設立されました。
日本に輸入されたのは1960年代初期の頃。元祖セレクトショップとされるサンモトヤマ(銀座)が輸入販売を行ったのが始まりとされています。その後、1978年に東京・丸の内に正規店が開店したのを皮切りに、日本各地の百貨店に正規店が続々とオープンしました。
日本でも、エルメスは人気のブランドです。その証拠に、日本市場でのエルメスの売上はアメリカ合衆国とフランスに続き第3位で、世界のエルメス売上の約13%を占めているそうです。
このように日本でも人気のエルメスのロゴには、馬車と従者が描かれていることをご存知でしょうか。
このロゴには「エルメスは最高の品物を用意しますが、それを卸すのはお客様自身です」というメッセージが込められています。
この馬車と従者には、エルメスが持つ信念だけでなく、ブランド設立までの歴史にも深い関わりがあります。エルメスの歴史を知ることで、エルメスのロゴに一層の愛着が湧くことでしょう。
エルメスの歴史
創業当時のエルメスは、今日のような高級ファッションブランドではありませんでした。
19世紀当時、創業者であるティエリー・エルメスはフランス・パリのマドレーヌ寺院界隈で馬具工房として経営しており、顧客にはナポレオン3世やロシア皇帝もいたのだとか。
1878年の頃、つまりティエリー・エルメスの息子であるシャルル・エミール・エルメスの時代には、鞍(馬の背に人や荷物を乗せるときに使う道具)をパリ万博に出品し、金賞を受賞しています。
しかしその後、馬具工房として栄えていたエルメスは、時代の変化とともに向上していく科学技術から自動車の発展による馬車文化の衰退を予見し、皮革製品へと事業変更を図りました。エルメスの予見は見事的中し、大胆な事業変更は功を奏しました。
1892年になると、エルメスはブランド初のバッグを発表します。1927年には腕時計も発表しました。その後はどんどん事業を拡大し、今日のブランド・エルメスで知られる香水や服飾品などの販売も始めます。
このように、早い段階で馬具工房から転身し、皮革製品事業やファッション分野に力を入れたことが、現在の成功につながったとされています。
エルメスのロゴにあしらわれている馬車は、馬具工房時代の名残だったのですね。
エルメスが人気な理由
エルメス(HERMES)のバッグや財布が人気の理由は2つあります。
1つ目の理由は、製品のクオリティが高く長く使えることです。
元々馬具工房として創業されたエルメスは、パリ万博で金賞を獲得するほど高い革製品技術を持っていました。そのためレザー製品のクオリティは、ほかのハイブランドよりも頭一つ抜けて高いと言われています。
製品一つひとつに、180年継承され磨き上げられた職人の技術を感じられるエルメスは、その高級価格とクオリティが見合っているからこそ人気なのです。
そしてもう1つの理由が、エルメスの製品そのものに高い資産価値があることです。
180年続く技術で作られる伝統的なスタイルのバッグや財布は、それそのものに高い価値があります。実際に、エルメスの代表的なバッグであるバーキンとケリーは、直近20年で値上がりし続け、リユース市場では定価を上回る価格での取引もめずらしくありません。
「品質の高い高級ブランドであり続けること」そのものがエルメスを高級な人気ブランドたらしめ、顧客に「高い買い物も、エルメス相手なら安心だ」と思わせ、幅広い年代の人を魅了し続けるのです。
エルメスが高級な理由
エルメスの製品が高級な理由は大きく分けて3つあります。
1つ目の理由は、職人の高い技術を活かした手作業にこだわりがあるからです。エルメスの製品は、職人が時間をかけて1製品ずつ丁寧に作り上げるため、完成までに時間がかかります。
機械を使わない手作業のため、1製品あたりの価格が高くなるのです。
2つ目の理由は、馬具工房時代から貴族やセレブ相手に商売していたからです。
エルメスは創業当初から、ナポレオン3世やロシア皇帝を顧客に持つ馬具工房でした。そのため初期の段階から、貴族やセレブが持つブランドとしてイメージが定着していました。
180年続く長い歴史は、エルメスのステータスに直結しています。
そして3つ目の理由は、エルメス製品が高い耐久性を持つからです。
エルメスは高級素材のみを使用し、クオリティに妥協を許しません。そのため、値段こそ高くなりますが、1度購入した商品は10年、20年と長く愛用できるところが特徴です。
万が一不具合が生じても、アフターフォローが行き届いているエルメスならば、安心して使用できるでしょう。
また、高いクオリティで壊れにくいエルメスは、手放す際に値段が下がりにくいところも、選ばれる理由のひとつです。
【メンズ】エルメス(HERMES)の財布のおすすめモデル7選!
続いて、エルメス(HERMES)の財布でメンズにおすすめのモデルを7つ紹介します。
どの財布も素材にこだわりがあり、ビジネスユースにもデイリーユースにも使えるものが揃っているので、ぜひ参考にしてみてください。
男性におすすめのエルメス財布1:ベアン
遠目からでも一目で「エルメスだ」とわかる財布と言えば、ベアンでしょう。
ベアンはすべての年代の男性におすすめな、エルメスのベーシックモデルです。さりげなくあしらわれたHERMESの頭文字〝H〟に気品が漂い、エレガントでありながらスマートな印象を与えます。
財布自体に厚みがないため、ジャケットやボトムスのポケットに入れやすいところもおすすめポイント。「あまり大きなバッグを持ち歩かないが、財布は使いやすい長財布がよい」という方にもおすすめです。
エルメスのベアンは、素材の種類が豊富なので、自分好みの一品が見つかるに違いありません。素材によって販売価格が異なり、スタンダードモデルの参考価格は308,000円から、高級なアリゲーター革の財布になると、1,090,000円以上になります。
もっと収納性に拘りたい場合は、マチの厚いベアンスフレもよいでしょう。
なお、ベアンモデルには、ベーシックな長財布タイプのほか、コンパクトサイズの商品もラインナップされています。
男性におすすめのエルメス財布2:シチズン・ツイル
シチズン・ツイルはスクエアタイプの長財布で、汎用性が高いところが特徴です。
ベルトや装飾などがなく、デザインはいたってシンプル。シンプルだからこそ大人の男性に似合います。
カードポケットは多すぎず、少なすぎずのよい塩梅。デイリーユースで不便さを感じることも、あまりないと言えるでしょう。
メイン素材の「ヴォー・スイフト」は、滑らかで落ち着いた手触りで、手によくなじみます。
シチズン・ツイルは、エルメスの財布のなかでは比較的手に取りやすく、参考定価は159,000円です。二つ折り財布の場合は、札入れとカード入れというシンプルな構成で参考定価は102,000円。
小銭入れがないので、キャッシュレス決済をメインにしている方は、より持ち運びやすい二つ折りタイプもおすすめです。
カラー展開は全7色。自分の好きな色や、服の系統に合わせて選びやすいところもおすすめ理由の一つです。
男性におすすめのエルメス財布3:MC2
ビジネススーツに合う端正なデザインの財布が欲しい方には、MC2がおすすめです。
MC2は、スーツのジャケットにも収納しやすい薄さでありながら、カードポケットが12個も用意されています。クレジットカードやポイントカードを重ねずに収納できるので、スタイリッシュさを求めている人に最適な財布だと言えるでしょう。
長財布タイプのメンデルには小銭入れがなく、参考定価は248,000円です。二つ折りサイズの場合、小銭入れのないコペルニクスが164,000円、小銭入れがあるガリレイが185,000円です。
カラー展開は種類によって異なりますが、それぞれ7色以上展開されています。
ベーシックな黒やベージュもよいですが、ブルーやオレンジを選び、スーツの差し色とするのもよいですね。
男性におすすめのエルメス財布4:アザップ
アザップはラウンドファスナーの財布で、エルメスのなかでもとくに使いやすいデザインです。
紙幣入れや小銭入れ、カードポケットがそれぞれ広く、判別しやすいところが魅力的です。ベアンやドゴンなどと比べるとシンプルなデザインですが、シンプルだからこそ飽きが来ず、長く使えるアイテムだと言えるでしょう。
「ラウンドファスナーが魅力的だけど、ちょっと自分にはシンプルすぎるかな」
「もっと遊び心があったら完璧なのだけれど……」
上記のように感じる方は「シルクイン」のアザップを選んでみてはいかがでしょうか。シルクインモデルの場合、外見にはアザップらしいシンプルさがありますが、内側にはエルメスのスカーフが使われていて、素材と色のギャップを楽しめますよ。
アザップの参考定価は90,000~300,000円です。
男性におすすめのエルメス財布5:ドゴン
こちらもエルメスの定番モデルであるドゴン。
手帳型のデザインはエルメスらしさを全面に出しながらも、高い収納性を誇るため、発売以来現在まで高い人気を誇るモデルです。ボタン状の金具には、さりげなくHERMESの刻印が施されているところが魅力的です。
ドゴンが表現するのは、知的でスマートでありながらも、どこか遊び心がある男性。定番の長財布タイプのほかは、持ち歩きやすい二つ折り財布や、紙幣の収納力が高いドゴンGM(デュオ)などもラインナップされています。
参考販売価格は175,000~300,000円で、やや大人向けの印象です。
男性におすすめのエルメス財布6:ケリー ウォレット
ケリー ウォレットは、エルメスの人気バッグを財布の形に落とし込んだアイテムで、モダンな雰囲気が漂うベルトが特徴です。
国内外問わず人気が高く、高級革とスクエア型が見せるスマートさはスーツだけでなく、様々なコーディネートにも合う財布だと言えるでしょう。
もちろんケリーは、ただデザイン性に優れているだけではありません。エルメスの財布のなかでもとくに収納性に優れており、紙幣やカード、小銭などがすべて入ります。レシートを収納しても野暮ったく見えないので、現金で支払う機会が多い人にもおすすめの財布です。
参考定価は320,000~500,000円で、全10色の豊富なカラー展開も魅力的です。
男性におすすめのエルメス財布7:フールトゥ
カジュアルな着こなしを好み、重厚な高級革の質感に惹かれない人には、フールトゥがおすすめです。
フールトゥはエルメスのなかでも珍しく、革を使用していないモデルです。中央に引かれたラインが特徴的で、使われているのは「トワルアッシュ」と呼ばれる耐久性に優れたキャンバス地です。
ちょこっとお出かけする際にも最適なフールトゥの参考定価は25,000~55,000円です。
【レディース】エルメス(HERMES)の財布のおすすめモデル7選!
続いて、女性におすすめのエルメス(HERMES)の財布を7つご紹介します。
エルメスの財布は、デザインの上品さと機能性の良さを兼ねそろえたアイテムが多数ラインナップされているので、ぜひ気になる商品を比較して検討してみてください。
女性におすすめのエルメス財布1:ベアンスフレ
機能性とエレガントさのバランスがもっともよいベアンスフレは、ショッピングが好きな女性におすすめの財布です。
紙幣入れには1cm程度のマチが付いているため、紙幣はもちろん、レシートやクーポン券なども収納しやすいところが魅力の財布です。
デザイン面では、シンプルにあしらわれたベルトとHERMESの『H』が、大人の女性らしい華やかさを演出しています。
華やかと言っても、主張が強すぎないのがベアンスフレ。フェミニンなスタイルを好む女性にはもちろん、カジュアルなスタイルやモードライクなファッションの女性にも似合う財布だと言えるでしょう。
ベアンスフレは、カラーと素材の展開が豊富です。そのため自分にピッタリだと思う一品を見つけやすいモデル。
中でも高級志向の女性におすすめなのが、クリルマークと呼ばれるドット風の模様が印象的な「オーストリッチ」やゴロゴロした質感の「アリゲーター」などの素材でできたベアンスフレです。
使用素材によって参考定価は異なりますが、参考定価は237,600~1,090,800円です。
女性におすすめのエルメス財布2:ケリー ウォレット
女性に人気の「ケリーバッグ」のデザインを踏襲した「ケリーウォレット」は、女性らしい柔らかな印象と上品さのバランスがよいところが高く評価されています。
ケリーのラインナップである「ケリーウォレット ロング トゥーゴー」は、ただ紙幣やカードを収納するだけでなく、スマホなども一緒に入れられる機能性の高さが特徴です。外出時にできる限り荷物を減らしたいと考えている女性は、ぜひ購入検討してみてはいかがでしょうか。
ケリーは長財布のほかに、コンパクトな三つ折り財布「ケリー デプリアン ミディアム」や、二つ折り財布の「ケリー・ポケット コンパクト」などもラインナップされています。
ケリーの参考定価は320,000~500,000円です。
女性におすすめのエルメス財布3:ドゴン
手帳型のドゴンは、控えめにあしらわれたボタン型の金具が特徴的な財布です。
エルメスの財布のなかでも特にシンプルなデザインなので、ブランドロゴが大きくあしらわれた財布や派手な柄の財布が苦手な女性におすすめだと言えるでしょう。
もちろん洗練されているのはデザインだけではありません。収納性にも優れています。
手帳のように開くと、内側にはマチの広い紙幣入れのほか、ファスナー付きの小銭入れ、7つのカードポケットがあります。フリーポケットも1つ付いているので、レシートやクーポン券の収納にも困りません。
ドゴンモデルには、ベーシックな「ドゴンデュオ」のほかに、コンパクトタイプの「ドゴンスモール」もラインナップされています。
カラーは豊富で、どんな服やバッグにも合わせやすいベージュのほか、コーディネートの差し色としても使えるピンクレッド、アネモネなどの色も展開されています。
参考定価は175,000~300,000円です。
女性におすすめのエルメス財布4:コンスタンス
HERMESの『H』がもっとも大きくあしらわれたコンスタンスは、華やかな財布を好む女性におすすめのモデルです。
大きな『H』は、財布の色によって大きく印象が異なるため、自分のなりたい女性像に合わせて選べます。黒のコンスタンスであれば、モードでマニッシュな印象に。グリーンやベージュのコンスタンスであれば、フェミニンさや愛らしさを演出することができるでしょう。
コンスタンスモデルの長財布である「コンスタンス ロング トゥーゴー」にはショルダーストラップが付いているので、財布をショルダーポーチ代わりに外出できるところも魅力的です。
財布はできるだけ小さく、場所を取らないものであってほしい人には「コンスタンス コンパクト」がおすすめです。
女性におすすめのエルメス財布5:アザップ
アザップは開閉しやすいラウンドファスナー式の財布で、中身を判別しやすいところが特徴です。
見た目はエルメスの財布のなかでも頭一つ抜けてシンプルなので、デイリーユースにはもちろん、ビジネスユースにも最適な一品です。
収納性にも優れており、ロングタイプのアザップには、2つの紙幣入れのほか、12のカードポケット、2つのフリーポケットが付いています。「ブランドの財布が欲しいけど、収納性が悪そうで手が出ない」と悩んでいる人は、ぜひ一度エルメスのアザップを手に取ってみてください。
「アザップ シルクイン ロング」では、見た目はシンプルで高級感がありながら、内側にだけシル素材のあしらわれた遊び心を感じられるアイテムに仕上がっています。外側と内側で大きく印象が異なるため、長期間使用しても飽きが来ないアイテムだと言えるでしょう。
女性におすすめのエルメス財布6:ジジェ デュオ
よりハイクラスで、高級感のあるエルメス財布が欲しい方にはジジェ デュオがおすすめです。
ベアン同様、縦のベルトと『H』があしらわれたデザインで、一目でエルメスの財布だとわかるアイテムです。
「ジジェ デュオ タッチ」の、フラップを留めるためのベルトに使用されているのは高級なトカゲ革。ほかのブランドやモデルでは類を見ないデザインが、持ち主にゴージャスな印象を与えます。
そのほかには、シンプルなブルーやピンク、レッドなどのカラーがラインナップされており、長財布としてはもちろん、トラベルポーチとしても使えます。
デザイン性に優れたジジェ デュオも、取り外し可能な小銭入れや4つのカードポケットがついており収納性は抜群です。
そんなジジェ デュオの参考定価は298,000円~700,000円です。
女性におすすめのエルメス財布7:クリック
クリックのミニマムなデザインは、女性らしく愛らしい形でありながら、都会的な印象があります。
正方形に近く、三つ折りタイプの財布なのでかさばらず、極力少ない荷物で外出したい女性におすすめのモデルだと言えるでしょう。
参考定価も300,000円台なので、エルメスという高級なブランドの財布のなかでも、比較的手が届きやすいところも人気の理由のひとつです。
プッシュロック開閉なので、三つ折りのコンパクト財布でありながら、安い雰囲気がありません。それに加え、小さいながらも収納性を確保しているため、クレジットカードや免許証をしっかり収納できます。
ファスナー付きの小銭入れが付いているため、キャッシュレス決済と現金決済の両方を使う女性や、小さいカバンを愛用している女性におすすめです。
色の展開も豊富で、選ぶ色によってかっこよくも可愛くも演出できるため、購入するときはよく吟味してくださいね。
エルメス(HERMES)の財布の「ベアン」とは?おすすめモデルも解説
エルメス(HERMES)の財布と聞いて、もっともおすすめで定番なのは「ベアン」と呼ばれるモデルです。
この項目では「ベアン」の特徴やほかのモデルとの違いについて解説します。
エルメスの「ベアン」とは?
エルメス(HERMES)のベアンはシンプルなスクエアタイプの財布で、HERMESの『H』をかたどった金具が特徴的な財布です。
紙幣やカードの収納性に優れていながらも、厚みのないスタイリッシュなデザインで、ジャケットやボトムスのポケットに入れやすいところが魅力のひとつ。男性にはもちろん女性にも人気の財布で、ビジネスシーンや普段使いなどのシチュエーションを選びません。
1つの財布を長く愛用したい方に最適なモデルだと言えるでしょう。
エルメスのおすすめの財布のモデル
モデル | 特徴 |
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ベアン | エルメスの代表的な財布のひとつ。 エルメス(HERMES)の『H』をかたどった金具が特徴的。 使用素材は雄仔牛革「ヴォーエプソン」など。 |
ドゴン | 手帳型が特徴的なモデル。 パスポートやカードの収納性に長けており、トラベルケースとしても利用できる。 使用素材は雄仔牛革「ヴォークリスペドコ」など。 |
アザップ | ラウンドファスナータイプの定番モデル。 内部は蛇腹構造で、コインや紙幣、カードなどの判別が容易。 シンプルなデザインが印象的で、群を抜いたエレガントさが人気。 使用素材は「ヴォーエプソン」など。 |
コンスタンス | 「ベアン」よりも大きな『H』マークの金具が特徴の定番人気モデル。 収納力に優れ、クレジットカードやポイントカードを多数所有する人でもストレスフリーで使用できる。 使用素材は傷が目立ちにくく、普段使い向きの「エプソン」など。 |
クリック | 留め金を操作するときの「クリック音」インスパイアされて生まれた小型の三つ折り財布。 小さいながらも収納性が高く、普段使いしやすいところが特徴。 素材は使うほどに次第に柔らかくなるヤギ革など。 |
エルメス(HERMES)の代表的なレザー財布のモデルについて、上記表にまとめました。
財布の形を選ぶ際の参考にしてください。
ベアンとドゴンの違いは?
ベアンとドゴンは、どちらもベルトで留める点で共通しています。
しかし、ベアンには『H』をかたどった金具がついているのに対し、ドゴンは丸いボタンのような金具を採用している点で異なります。
また、ドゴンだけの特徴として、取り外し可能なカードケースが付いていることが挙げられます。カードやレシートを持ち歩く頻度の高い方には、ドゴンがおすすめと言えるでしょう。
ベアンが男女共におすすめできる定番財布であることに対し、ドゴンはどちらかというと男性にこそおすすめしたいモデルで、スーツとの相性もばっちりです。
ベアンとベアンスフレの違いは?ほかの種類は何がある?
ベアンの種類 | 特徴 |
---|---|
ベアン(クラシック) | スタンダードなベアン。 マチ幅がなく、スリムでスタイリッシュ。 |
ベアンスフレ | マチ幅が広いモデル。 1万円札を余裕をもって収納できます。 |
ベアンコンパクト | 2つ折りのコンパクトサイズ。 キャッシュレス決済がメインで紙幣を持ち歩かない人におすすめ。 |
ベアンミニ | カード・コインケースのベアン。 キャッシュレス決済メインの人におすすめ。 |
ベアン2PLIS | 3つ折りタイプのベアン。 持ち歩くカードの量が多い方におすすめ。 |
ベアンの人気モデルには、「ベアン(クラシック)」と「ベアンスフレ」があります。
どちらも『H』の金具があしらわれている点で共通していますが、収納力の差に違いがあります。
ベアンスフレの札入れにはマチがあり、紙幣を100~150枚程度収納できます。
また、カード入れが5つ、ファスナー式の小銭入れが1つ付いているため、使用時にストレスを感じません。
日本の紙幣は海外の紙幣と比較してサイズが大きいので、ベアンかベアンスフレかで迷った際はベアンスフレの購入をおすすめします。
エルメスでよく使われる素材の特徴
素材の名称 | 特徴 |
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ヴォー・クリスペ・トゴ | 雄仔牛革で、エルメスの定番バッグや財布によく使われる素材。 表面に細かい皺があり、張りのある手触りが特徴。 年式や個体によって風合いが異なるため、一口に「ヴォー・クリスペ・トゴ」と言ってもさまざまな質感のものが存在する。 |
トリヨンクレマンス | 雄牛革で、バッグや財布によく採用される素材。 ヴォー・クリスペ・トゴよりも皺の目が大きく、柔らかい質感。 血筋がないのも特徴。 |
ヴォー・エプソン | 雄牛の革に型押し加工を施した素材で、張りがあり、型崩れしにくいところが特徴。 バッグや財布に良く用いられる素材。 ヴォー・エプソンの財布は発色がよく、明るい印象がある。 |
ヴォー・スイフト | 雄仔牛革で、柔らかい手触りが特徴。 しなやかさと発色のよさを兼ね備えているため、女性が持つ財布におすすめ。 |
ワニ革 | アリゲーターやポロサス、ポロサスマット、ニロティカスなどの種類があり、斑の大きさや質感が異なる。 それぞれマークが刻印されている。 |
オーストリッチ | ダチョウの革。 クイルマークと呼ばれるドット風の模様が特徴で、女性におすすめの素材。 オーストリッチよりも模様が細かいエミューレザーもある。 |
エルメスの財布は、1つのモデルで素材の異なる財布が多数ラインナップされています。
同じモデルでも素材によって質感や印象、手触り、価格などが異なるため、購入する際はチェックしたいポイントです。
主に使われる素材は、ヴォー・クリスペ・トゴやヴォー・エプソンなどの牛革です。そのほか、個性的な印象を与えるアリゲーターやオーストリッチも人気の素材です。
エルメス(HERMES)の財布を買取査定に出すならどこがおすすめ?
前述の通り、エルメスの製品には高い価値があり、リユース市場でも高値で売買されています。
それは、新品や未使用の状態のものはもちろんのこと、ご愛用され傷があるアイテムも例外ではありません。
いざエルメスのお財布を売却しようと思ったとき、ブランド買取店をネット検索するといくつも候補がでてきて結局どこに査定を出したらいいか分からないなんてことになってしまいがちです。
ブランドの買取販売を専門に行っている私どもが、査定依頼をご検討されている方に推奨するのは、ブランド品を専門に取り扱っている買取店数社に査定を依頼するという事です。
そのお店が、特にエルメスに力を入れている、もしくはクチコミやHPなどでエルメスに強いと定評のあるブランド品買取店であれば、高額査定がほぼ約束されたといっても過言ではないでしょう。
販売店を併設しているお店であれば、店内のラインナップを参考にしてもいいでしょう。エルメスの買取に強いお店は、販売している商品でもエルメスを数多く取り揃えています。
そして、数社に査定を依頼する際は、ぜひギャラリーレアも候補に加えてください。ギャラリーレアはクチコミでも「高くかいとってもらった」といった書き込みを多くいただいており、エルメスの高価買取に自信があります。
エルメスの財布の買取実績1.ベアンスフレ 黒 ヴォーエプソン (145,000円)
査定時期 | 2021年6月 |
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商品状態 | 中古A |
こちらのベアンスフレのお財布は「中古A」というコンディション(使用の形跡は多少見られるが、比較的良い状態)でお持ち込みいただきました。
黒×ピンクゴールド金具の組み合わせは圧倒的な人気があるため、愛用されていた状態のものでも高い査定額となりました。
エルメスの財布の買取実績2.アザップロング シルクイン セサミ エプソン D刻印(100,000円)
査定時期 | 2020年3月 |
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商品状態 | 新品 |
エルメスはお品物の状態のほかにも査定額が変わるポイントがいくつかあります。
製造年もそのひとつで、製造された刻印が新しい年のものほど査定額が高くなります。
エルメスの財布の買取実績3.コンスタンス ロング トゥー・ゴー エトゥープ エプソン Z刻印(790,000円)
査定時期 | 2021年9月 |
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商品状態 | 未使用 |
エルメスの中でも人気ナンバー1と言えるエトゥープというカラーのコンスタンスロングです。
また素材も需要の高いエプソンという素材だったためできる限りの金額をご提示させていただきました。
エルメスのお財布はその色や素材によっても査定額が変動します。定番であったり人気の色や素材は査定額も上がる傾向にあります。
いくつか買取実績をご紹介しましたが、査定額はその時の相場によっても変動します。
売却をご検討される際はギャラリーレアにお気軽にご相談ください。
エルメス(HERMES)の財布についてまとめ
エルメス(HERMES)のおすすめの財布まとめ
- エルメスは180年以上続く高級ブランド
- 男性にもっともおすすめなのはベアン
- 女性にもっともおすすめなのはベアンスフレ
エルメス(HERMES)は、ティエリー・エルメスがフランス・パリに馬具工房として開業したことが始まりです。その後は時代の移り変わりと共に、馬具から財布やバッグなどの皮革製品の製造に事業を転換し、現在のエルメスになりました。
エルメスの財布は高級素材と職人の高い技術によって生み出され、その品質の良さや機能性の良さから、男女ともに愛されています。
男性におすすめのベアンは、エルメスのなかでももっともベーシックな財布で、持ち主に洗練されたスマートさを与えてくれることでしょう。女性におすすめのベアンスフレは、ベアンが持つエレガントさはそのままに、さらに収納性が優れているところが特徴です。
初めてのエルメスでどの財布を買うべきか迷った際は、ぜひベアンやベアンスフレを手に取ってみてください。
もちろんベアンやベアンスフレ以外のモデルも、エルメスらしい個性に溢れているので要チェックです。
ギャラリーレアではエルメスの財布の高価買取にも力を入れています。他の財布からの買い替えを検討されている方も、お気軽にお問い合わせください。