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エルメス(HERMES)のロゴマークについて徹底解説!隠されている意味とは?

エルメス(HERMES)のロゴマークについて徹底解説!隠されている意味とは?

バーキンやケリーなどの有名バッグをはじめ、多くのアイテムを展開しているラグジュアリーブランド、エルメス(HERMES)。

年代や性別を問わず世界中の人々から人気が高く、誰もが一度は憧れるブランドですよね。

皆さまは、そんなエルメスのロゴマークをご存じですか?

エルメスは、元々は高級馬具を販売する馬具工房として創業されたブランドのため、ロゴには馬と馬車、そして従者が描かれています。

ブランドについてあまり詳しくないという方でも、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。

実はこのエルメスのロゴマークには、創業者の特別な想いが込められています。

今回は、そんなエルメスのロゴマークに込められたストーリーについて詳しく読み解いていきたいと思います。

アイテムごとに意味を持っているロゴや刻印も紹介していますので、これからエルメスアイテムの購入を検討されている方も参考にしていただければ幸いです。

この記事を監修した鑑定士
浜口 英孝
常務執行役員浜口 英孝

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内10店舗を統括している。

エルメス(HERMES)のロゴマークに隠された本当の意味について解説します

馬と馬車と従者が描かれた、エルメス(HERMES)の代表的なロゴマーク。

一見すると普通のおしゃれなロゴに見えますが、実は意外な秘密が隠されているのです。

エルメスのロゴに隠された意外な秘密

エルメスのロゴ

それは、エルメスのロゴマークには馬と馬車と従者が描かれているにも関わらず、あえて馬車を操る主人が描かれていないのです。

実は、このロゴマークでは「馬車=ブランドアイテム」「従者=職人」を表しており、「描かれていない御者=ユーザー」を意味しています。

そこには、馬車をどう操るかは御者次第という事実に絡め、「エルメスでは、優れた腕を持った職人が最上級の素材を使用して、ひとつひとつ手作りでアイテムを作りあげていますが、そこからどのように使用するかは購入したユーザー次第です」といった想いが隠されているのです。

どんなに最高品質のアイテムを持っていても、ユーザーが大切に扱わなければすぐに使用することができなくなってしまいますが、大切に扱えば長い期間使用することができるので、意味を知ると納得のロゴですね。

まさに、エルメスという最高級ブランドの誇り高さが感じられます。

エルメスのロゴが描かれているブランドカラーの歴史的背景について

エルメスの箱のロゴ

また、エルメスはロゴだけでなくシンボルカラー(ブランドカラ―)がオレンジ色であることも有名ですよね。そこには、エルメスが歩んできた歴史的背景が関係しています。

現在でこそ、エルメス=オレンジボックスという印象が強いですが、初期には淡いベージュカラーの包装紙やボックスを使用していました。

ところが、エルメスが高級女性用バッグの製造を始めて100年の時が経った頃、第二次世界大戦が起こったのをきっかけに物品の欠乏が起こり、エルメスもその影響を大きく受けベージュカラーの包装紙が手に入らなくなってしまったのです。

そこで苦肉の策として入手することが容易であったオレンジカラーの包装紙を使用しはじめました。

時は経ち、戦後エルメスは本来の包装紙に戻すことができたのですが、オレンジの包装紙が良いという意見が多くの顧客から集まったのです。

そして、顧客の声に応えるかたちでオレンジカラーを正式にエルメスのブランドカラーとして採用しました。

そのオレンジは今もなお受け継がれ、エルメスの代名詞となっています。

ロゴマークとブランドカラ―の意味や背景を知ったうえで再度エルメスのロゴを見てみると、「エルメスはどんな状況下においてもあなたのために最高級のアイテムを作り提供します」といったメッセージを感じ取ることができますね。

エルメス(HERMES)のロゴやマークの画像をそれぞれ解説!

バッグ財布、洋服など多くの商品を展開しているエルメス(HERMES)では、アイテムごとにさまざまなロゴや刻印が使用されています。

刻印に使用されているさまざまなマークには意味を持っているものもあり、製造年数や工房(アトリエ)、素材などを判別することができます。

それぞれどんなマークがあるのか、詳しくご説明させていただきます。

中にはかなり珍しいマークも紹介しておりますので、ぜひチェックしていただけたらと思います!

エルメスのロゴやマークについて1:バーキンなどのバッグについているマーク

ポロサスのマーク クロコダイル・ポロサスの革を使用
スモールクロコダイルやイリエワニとも呼ばれるワニの種類で、小さく整ったウロコ模様が美しくとても希少価値の高い素材。
ニロティカスのマーク クロコダイル・ニロティカスの革を使用
ポロサスと比べると丸みを帯びた長方形のウロコが特徴の素材。
アリゲーターのマーク アリゲーターの革を使用
ウロコがクロコダイルよりも縦に長く、アリゲーターにはピット(穿孔とよばれる点)がない。
リザードのマーク リザード・ニロティカスの革を使用
主に東南アジアに生息するトカゲを使用した素材で、細かく綺麗に並んだ班が特徴の素材。
インドネシア産リザードのマーク インドネシア産リザードの革を使用
リザードの中でも、インドネシア産のリザードのみを使用したアイテム。
ソルド品のマーク ソルド品(セール品)
エルメスが上顧客へ向けて定期的に開催するソルド(セール)で販売されるアイテム。
オーダー品のマーク オーダー品
エルメスのVIP顧客だけが利用できるパーソナルオーダーのアイテムで、かなり希少で人気が高い。
HERMES関係者に向けたアイテム HERMES関係者に向けたアイテム
エルメスのスタッフやその関係者に限定して販売されるアイテムで、基本的には市場に出回ることはない。

エルメス(HERMES)の中でも最も人気のあるバッグといえばバーキンであることは有名ですが、そのバーキンにはひとつひとつに刻印が記されているということはご存じでしょうか?

バーキンにはエルメスの象徴である馬車のロゴマークは描かれておらず、ひとつひとつに製造年数を表すためのアルファベットの刻印が押印されています。

この製造年数を表した刻印についてはご存じの方も多いと思いますが、実は一部のアイテムにはもうひとつ異なる刻印が印されています。

上記の一覧表ご覧いただくとわかるように、エキゾチックレザーと言われる高級素材が使用されているバッグや、特別に作られたバッグなどにそれぞれ決められた刻印がされているのです。

これらの刻印がされているバッグは非常に珍しく、手に入れることが難しいためエルメスファンの中でもかなり希少なアイテムとして扱われています。

エルメスの刻印はかなり奥が深く、興味のある方も多いのではないでしょうか。

エルメスバッグの刻印については、こちらでさらに詳しく紹介しております。

≫【2021年最新版】エルメス刻印の製造年&早見表|どこに打刻されているの?

こちらでは刻印がされている場所や刻印の製造年についてなど、深く掘り下げており、さらにエルメスというブランドの奥深さを感じることができます。

よろしければ併せてご一読くださいませ。

エルメスのロゴやマークについて2:スカーフについているマーク

  • ツイリー
  • スカーフにあるHERMES-PARISのマーク

「まるで身に着けるアート」と言われているエルメス(HERMES)のスカーフ

上質な素材を使用して職人の確かな技術と長い時間をかけて作られているスカーフは、洗練された美しさをもつエルメスの代表的なアイテムですよね。

レザーを使用したアイテムが有名なエルメスですが、スカーフはそれにも劣らない人気を誇っています。

そのスカーフにはカレやツイリーなどの種類があり、毎年掲げられるエルメスの年間テーマに沿って新しいデザインが多く登場します。

エルメスはこれまでの長い歴史の中で数えきれないほどのデザインのスカーフを生み出してきましたが、実はそのスカーフにはどのアイテムにも必ず「HERMES-PARIS」という文字が描かれているのです。

何百という種類のスカーフが展開されている中、どんなアイテムにも「HERMES-PARIS」という文字が溶け込んでいます。

まさに、エルメスの芸術性の高さが伺えますね。

大きく描かれているものや、さりげなく描かれているものなど色々なデザインがあるので、スカーフを手に取った際は「HERMES-PARIS」がどこにあるのかを探すのも楽しみのひとつにしていただければと思います。

また、エルメスのスカーフにはタグが縫い付けられているのですが、そのタグを見るとアイテムについての詳細だけでなくおおよその発売時期を判断することができるのです。

エルメスは製造された年代によって縫い付けられているタグが変更されており、2000年代前後では横幅5cmほどの白く長いデザインのタグが縫い付けられ、2010年頃からは横幅2.5cm程度の短いタグに変更となりました。

そして2016年以降には茶色や黒の短いタグに一新し、2017年以降には縦幅のある白色のタグも使用され始めました。

それぞれのタグを見比べてみると、どの年代のタグも一目瞭然の違いがあります。

エルメスのスカーフは種類が多いので、「最近のデザインのスカーフが欲しい」「昔に製造されていたレアなスカーフが欲しい」などの希望がありましたら、タグを見て判断するというのもひとつの方法として参考にしていただけますと幸いです。

エルメスのロゴやマークについて3:Tシャツについているマーク

エルメスのTシャツのロゴ

エルメス(HERMES)は、バッグなどの革製品などはもちろんのこと洋服などのアパレルアイテムも多く展開していますが、バッグやスカーフなどと同様、タグには「HERMES PARIS」と表記があります。

馬車のロゴは必ずしも使用されているわけではありません。

エルメスが展開している洋服は上質な素材を使用して作られており、落ち着いた大人の雰囲気が漂うシンプルなデザインが特徴です。

その中でも、HERMESの頭文字である「H」をモチーフにしたロゴを使用したTシャツが特に人気が高く、デザインの種類も豊富にあります。

その他にも、ロゴにも描かれている馬車がダイナミックにプリントされたデザインや、馬車のロゴとHERMES-PAERISと書かれたエルメスの包装用リボンがデザインされたTシャツなどはエルメスの洋服であることが分かりやすく、人気の傾向にあります。

エルメスと分かりやすいとは言え、デザインとして組み込まれているので、上品な主張にとどまっています。

そんなブランド名を主張しすぎないところも、アイテムを使用するのはあなた(主役はあなた)ですといったエルメスの考えが反映されており、シンプルなデザインの中でも感じることのできる洗練された雰囲気は、エルメスというブランド力の高さを表しています。

数あるラグジュアリーブランドの中でも圧倒的な人気を誇るエルメス。

バッグやアクセサリーは持っているけれど洋服は持っていないという方も多いのではないでしょうか。確かな品質のアイテムをお求めの方は、ぜひエルメスの洋服を手に取ってみてはいかがでしょうか。

ギャラリーレアでもエルメスのツイリーやスカーフ、Tシャツなどを取り扱っています。アパレルにおいてはサイズが合う方にしかご購入いただけないという事もあり、正規店よりかなりお得な価格でご購入いただけます。

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エルメス(HERMES)とコーチのロゴには共通点がある?それぞれの意味の違いとは?

突然ですが、エルメス(HERMES)とコーチ(COACH)のロゴマークをそれぞれ見比べてみると、どことなく似ているような気がしませんか?

どちらのロゴマークにも馬と馬車が描かれており、ロゴだけを見るとどちらかわからないという方もいらっしゃるかと思います。

エルメスとコーチ、ロゴが似ているように感じるこのふたつのブランド、実は全く違った意味を持っているのです。

では、それぞれの違いを詳しくご紹介させていただきます。

エルメスとコーチのロゴの馬車のそれぞれに込められた意味とは

  • エルメスのロゴ
  • コーチのロゴ

まず、エルメスのロゴに馬車が使用されている理由は、前述した通り元々が馬具工房であったためです。

そして、御者が描かれていないロゴには「HERMESは最高の品物を用意しますが、それを卸すのはお客様自身です」という隠された意味があります。

次に、コーチのロゴに馬車が描かれている理由はというと、そこには「COACH」というブランド名が大きく関係していました。

まず、コーチ(COACH)というブランド名はハンガリーの首都近くの町である「コチ(Kocs)」が由来となっているとされており、このコチという町にコーチのロゴマークのヒントがあります。

このコチという町は、世界で初めてサスペンション付きの四輪馬車を製造した場所で、その素晴らしい品質からヨーロッパなどの各国の間で評判が広まり、コチというだけで馬車が連想されるまでになりました。

そしてその馬車は、貴族の人々や大切な物を運ぶ際に世界中で使用されるようになり、コーチの創始者は、自身が作るバッグに「大事なものを運ぶ際に使用してほしい」という意味を込めて「コーチ(COACH)」というブランド名をつけたと言われています。

コーチのロゴに描かれている馬車には、このような理由があったのですね。

このことから、エルメスとコーチのロゴは似ているものの、それぞれに異なった思いや意味が込められていることがわかります。

エルメスとコーチ以外に「馬」が関連しているブランドについて

セリーヌの馬のロゴ

また、他にも馬が関連しているラグジュアリーブランドは多くあります。

セリーヌ(CELINE)も1960年代までは馬車のモチーフを使用したアイテムを多数展開しており、1980年代まではロゴにも馬車が描かれていました。残念ながら現在は廃番となってしまいあまり見かけることもなくなってしまいましたが、一部のファンの中では未だ根強い人気を誇っています。

グッチ(GUCCI)は、創業当時は旅行用鞄と同時に馬具の製造も手掛けていました。その名残から、現在でも馬の口に含ませる轡(くつわ)をモチーフにした「ホースビット」や馬の背中に固定する腹帯がモチーフとなった「シェリーライン」など、馬具から着想を得て作られているアイテムが多数展開されています。

日本で馬はあまり身近な存在ではありませんが、ヨーロッパでは古くから馬との関わりが多く、馬車は英国王朝や身分を高い人の象徴とされていました。

馬は貴族に好まれる高級感のあるモチーフだったため、ラグジュアリーブランドには馬車などの馬にまつわるデザインが多いとされています。

エルメス(HERMES)のロゴについてまとめ

まとめ

  • 馬と馬車と従者が描かれているロゴにはブランドの強い思いが込められている
  • オレンジがブランドカラーとなったのは思いがけないハプニングがきっかけだった
  • 馬が関連しているラグジュアリーブランドは多く存在している

普段なにげなく見ているブランドのロゴマークにも、それぞれ意味や思いが込められています。

ブランドの歴史やロゴマークの意味などは知れば知るほど奥深いものがあるので、詳しく調べてみるのも面白いかもしれませんね。

今回は、バッグの珍しいマークの種類や時代ごとに移り変わっていったスカーフのタグについてなど、エルメス(HERMES)のコアな部分について詳しくご紹介させていただきました。

「珍しいロゴのアイテムが気になる」「昔のデザインのアイテムが欲しい」などをお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひギャラリーレアまでご相談くださいませ。

ギャラリーレアは定番の人気アイテムや最新アイテムはもちろんのこと、あまり見かける機会が少ないようなブランド品の買取にも自信があります。

特に、HERMESの買取には力をいれています。

お持ち込みいただいたお品物はどこにも負けない金額でお買い取りし、豊富なバリエーションのアイテムを揃えて販売を行っております。

ご相談のみでもかまいませんので、検討中のお品物がございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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