シャネルの香水と言うと、どのアイテムをイメージするでしょうか。
マリリン・モンローの名言にも取り上げられている「シャネル N°5(5番)」でしょうか。それともユニセックスな香水としてファンの多い「エゴイスト」でしょうか。
今回紹介するのは、2017年に発売されたシャネルの新しい代表作「ガブリエル」です。
ココ・シャネルの本名ガブリエル・シャネルの名を冠したこの香水は、デートやオフィス・プライベートなどシーン不問で使える香水として注目されています。
この記事では、シャネルから発売されている「ガブリエル」のオードゥ パルファムの特徴や調香師、口コミについて徹底解説します。
最後まで読めば、「ガブリエル」がどんな香りで、どんな人に合うのかがわかるでしょう。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
シャネル(CHANEL)の香水ガブリエルとは?「オードゥ パルファム」について解説!
シャネルの香水「ガブリエル」は、2017年に誕生した比較的新しいオードゥ パルファムです。
調香したのはシャネル専属の調香師オリヴィエ・ポルジュです。ガブリエルの具体的な特徴やエピソードについては、次で詳しく解説します。
シャネルのガブリエルはどんな香り?
トップノート | マンダリン グレープフルーツ カシス |
---|---|
ミドルノート | チュベローズ ジャスミン オレンジブロッサム イランイラン スズラン ペアー ピンクペッパー |
ラストノート | サンダルウッド カシュメラン ムスク オリス |
トップは爽やかさと甘さのある香りが駆け抜け、ミドル、ラストにかけてシャネルらしい香りに変化していることがわかりますね。上品でさわやかなフローラル系の香水と言えるでしょう。
シャネルらしさを求めつつ、TPOを問わずどんなシーンでも使える香りを目指した香水です。嫌味がない香りで時間が経つと香りに重みが増してきます。
「ガブリエル」に限らずどの香水にも言えることですが、絶対に誰にでも愛される香りとは言えません。しかしトップが爽やかで使いやすいこともあり、香水初心者やシャネル初心者でも挑戦しやすい香りです。
「ガブリエル」の使用におすすめの季節は夏から秋。デート・オフィス・プライベートなどのシーンでも重宝するでしょう。
シャネルのガブリエルの名前の元になったココ・シャネルはどんな人物?
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私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの。
その日、ひょっとしたら、運命の人と出会えるかもしれないじゃない。
その運命のためにも、できるだけかわいくあるべきだわ。
私は流行をつくっているのではない。
スタイルをつくっているの。
「ガブリエル」とは、シャネルの創設者であるココ・シャネルの本名。「ガブリエル」の魅力を知るためには、ココ・シャネルのエピソードを知ることが鍵といえます。
ココ・シャネルとは、言わずと知れたフランスのファッションデザイナーです。
彼女が生きた20世紀初頭は、まだ写真がモノクロの時代。刻々と社会情勢が変化する中でも、87歳で生涯を終えるまでファッション業界をけん引していました。
ジャージ素材のドレスや、リトルブラックドレスなどのファッションが普及したのは、ココ・シャネルの功績と言われています。
そんなココ・シャネルは、決して恵まれた子どもではありませんでした。12歳の頃に母が亡くなり、以後は孤児院で厳しい生活を送っていたのです。
それでも折れなかったのは、彼女が自分自身で「傲慢さは私の性格の鍵」と表現するほど芯の強い女性だったからでしょう。
今でも彼女のエレガントでクールな人生は、語り継がれる様々な名言からうかがい知ることができます。
そんなガブリエル・シャネルの名前にちなんだ「ガブリエル」は、現代を強く自分らしく生きる女性のための香水だと言えるでしょう。
シャネルのガブリエルを調香したオリヴィエ・ポルジュとは?
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「ガブリエル」を調香したのは、オリヴィエ・ポルジュと呼ばれる男性調香師です。
調香師界のサラブレットとも呼ばれているポルジュの父は、シャネルの3代目専属調香師を務めていました。
ポルジュはシャネルと同じフランスに生まれました。幼少期はクラシック音楽やピアノに興味を持ち、ルーブル学院では芸術の歴史学を専攻します。
シャネルの専属調香師となったのは、3年間のトレーニングコースを履修後、16年間もの間IFFで研修調香師として経験を積んだ後のことです。シャネルの「ガブリエル」以前には、クリスチャン・ディオールの香水「ディオールオム」を調香し、一躍有名になったのです。
ちなみにオリヴィエ・ポルジュが初めて纏った香水は、シャネルの「エゴイスト」だったのだとか。その彼が2017年に、ココ・シャネルの本名を冠した香水を作り上げます。
シャネルのガブリエルの香水はどの年齢に合う?
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シャネルのガブリエルの香水が合うのは、20~40代の女性です。
人生でもっとも輝く時期の女性の生活を、ホワイト&フローラルの香りがより華やかにしてくれるでしょう。
使用シーンは「どこでも」OK。プライベートはもちろん、オフィスやデートシーンにも合いますよ。
気分を上げたい時や気合を入れたい日には、ガブリエルの香水を纏ってみましょう。
シャネル(CHANEL)の香水「ガブリエル」を使った方の口コミ
シャネルのガブリエルは、おしゃれ好きの女性から愛されている香水です。
口コミを調査すると、「ガブリエル」についての率直な感想が多数見つかったのでご紹介します。
Twitterで見つけたシャネルの「ガブリエル」の口コミ
私が死ぬほど大好きで秋冬に毎日使ってるのが「ガブリエル シャネル エッセンス」なんだけど、マ〜〜〜ジで「いい女」の香りすぎる。これ以上のいい女の香りを私は知らない。ちょっと重ための香りだから今の季節にピッタリだし、プライベートも仕事の時もこれ一択???? pic.twitter.com/olt7OJ4IOp
— ぁりす (@xxx_alice_) November 18, 2021
やはり高級なこともあり、香りに高級感がある点が高く評価されています。
フローラル系で甘すぎず、ユニセックスな印象もありますが、いい女になれる香水と評判です。
また、就寝時のアロマの代わりに「ガブリエル」を使用するのも向いています。
Instagramで見つけたシャネルの「ガブリエル」の口コミ
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Instagramでも爽やかで高級感のある香りが支持されています。
普段はあまり香水を使わない人や、強すぎる香りが苦手な人にもおすすめできる香水だと言えるでしょう。
シャネル(CHANEL)のガブリエルのヘアミストやリップやボディローションについて解説
シャネルの「ガブリエル」の名を冠したアイテムは、香水だけではありません。ヘアミストやリップ、ボディローションなども発売されています。
それぞれの商品の違いについては、次で具体的に解説します。
シャネルのガブリエルのヘアミストとは
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シャネルの「ガブリエル」のヘアミストは、オードゥ パルファムよりもふんわりと優しい香りが続きます。家を出る前にサっと髪に一回吹き付けるだけで、自然な花の香りを纏うことができるでしょう。
香りの印象は「知的」「無邪気」などの言葉で表せます。
「ガブリエル」のヘアミストの使用がおすすめなのは、接客業やオフィスワーカーなどで、香りの強い香水をつけられない人です。
オードゥ パルファムほど香りは強くありませんが、半日ほどフローラル系の香りが持つので、普段使いのヘアミストとしてもおすすめです。
シャネルのガブリエルのリップとは
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シャネルと言えば、真っ赤なリップを連想する人も多いでしょう。
ココ・シャネルの本名を冠した「ルージュ ココ 444 ガブリエル」は、そのイメージ通りの赤色が特徴的です。
一口で「赤」と言っても、その色味は上品で、けばけばしい印象はありません。気品高い「ガブリエル」は、初めて真っ赤なリップを付ける人にもおすすめのアイテムです。
やはり高価なだけあって、色持ちと発色のクオリティは素晴らしいです。重ね付けやティッシュオフによる色彩の微調整も容易なので、1本で様々な雰囲気のメイクができるでしょう。
近年は、ブーツカットやパワーショルダーなどの「バブル時代」のトレンドが再流行しています。その一環として、若い女性の間でも赤リップが流行っています。
シャネルのリップ「ガブリエル」は、華やかで上品に口元を彩ってくれます。真っ赤なリップに初めて挑戦する人や、シャネルが好きな人は、ぜひ「ルージュ ココ 444 ガブリエル」を手に取ってみてください。
シャネルのガブリエルのボディローションとは
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シャネルの「ガブリエル」のボディローションは、香水よりも香りがマイルドで使いやすい点が特徴のボディローションです。
香りはホワイトフローラルで、クリーミー&エキゾチックな印象。甘い花の香りに、ジャスミンやオレンジブロッサムの爽やかな香りが混ざりバランスが取れているので、甘すぎる香りが苦手な人でも使いやすいでしょう。
オードゥ パルファム「ガブリエル」との重ね付けもおすすめです。両方つけることで、まるで満開に咲き乱れた花のような香りをまとい続けることができるのです。
もちろん肌の保湿ケア用品としても優れています。
ライトな手触りなので、夏場でもべたつきを気にせず使用できるでしょう。全身はもちろん、乾燥しやすい手や首、関節部分などのスペシャルケアでも心地よい香りと保湿感を堪能できます。
「強い香水はつけられない。でも無臭はイヤ」「さりげなく良い香りを身に付けたい」と考えている方は、ぜひ「ガブリエル」のボディローションを試してみてください。
シャネルのガブリエルのシャワージェルとは
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入浴の時間には、しっかりと身体を休めたいものですよね。シンプルなボトルも素敵な「ガブリエル」のシャワージェルは、ホワイトフローラルの香りで優しく肌を洗い上げてくれるアイテムです。
香りはオードゥ パルファムと同じ構成で、ホワイトフローラルの香りにジャスミン、イランイラン、オレンジブロッサムなどを調香しています。洗った後はふんわりと体に香りが残るため、夜まで気持ちいい気分に浸ることができるでしょう。
バスタイムに体を洗う以外にも、ハンドソープ替わりに使用するのもおすすめです。
シャネル(CHANEL)のガブリエルにはバッグもある?
ジャージ素材のドレスやリトルブラックドレスでファッション界に革命を起こしたココ・シャネルは、バッグにおいても革命をもたらしました。当時は男性の持ち物とされていたショルダーバッグを、女性用のアイテムに仕立て上げたのです。
「ガブリエル ドゥ シャネル」は、そんなココ・シャネルの精神を引き継いだショルダーバッグで、2017年春夏コレクションで登場しました。
デザイン性の高さはもちろん、収納力や使い勝手にも優れた「ガブリエル ドゥ シャネル」。
ラフなファッションにはもちろん、きれいめファッションやモード系ファッションにも合わせられる、カジュアルかつシンプルなデザインが特徴です。
「ガブリエル ドゥ シャネル」を持つ時は、ショルダーストラップをV字にして肩にかける持ち方がおすすめです。
シャネル(CHANEL)のガブリエルと似た香水はある?
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シャネルの「ガブリエル」に似た香水として、シャネルの「N°5」が挙げられる場合があります。しかし「ガブリエル」をよく嗅ぐと、「N°5」と比べてより現代向けに洗練された香りで、フローラルな印象を感じます。
ワンプッシュでしっかり香る点も、「N°5」に近いと言われている一つの理由かもしれません。その他は、ディオールの「ジャドール」と似ているとも言われています。
「ガブリエル」には様々な香りが調香されているので、似ていると感じる香りが多いと考えられます。
しかし、たとえ似た香りを使っていたとしても、調香師の腕やセンス次第で香りは異なります。まったく同じ香りの香水が2つ以上存在していることはないと言えるでしょう。
シャネル(CHANEL)のガブリエルについてまとめ
- 「ガブリエル」はココ・シャネルの名を冠した香水
- ホワイトフローラル系の「いい女になれる」香り
- ガブリエルのボディミストやボディローションも人気
シャネルのガブリエルについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
シャネルの「ガブリエル」は、4代目専属調香師オリヴィエ・ポルジュが調香した香水です。人気の「N°5」と比較すると、より現代的で洗練された香りに仕上がっています。
ホワイトフローラル系の香りで、普段使いから特別な日まで幅広く活躍します。ヘアミストやボディローションの「ガブリエル」であれば、より気軽に使用できるでしょう。
「ガブリエル」を使いこなしたい人は、ヘアミストやシャワージェルと併用してみてください。上から香水を重ね付けすることで、香りに奥行きが出ますよ。
シャネルの創始者ココ・シャネルの本名にちなんで名づけられた「ガブリエル」。2017年に発売された新しいシャネルの代表作を、ぜひチェックしてみてください。
ブランド買取のギャラリーレアではシャネルの買取に力を入れています。
残念ながら今回ご紹介したガブリエルなどの香水はお取り扱いしていませんが、シャネルのマフラーやストールなどのアパレルグッズ、バッグや財布など幅広くお買い取りしています。
出番がなくなってしまったシャネルのアイテムがございましたら、一度ギャラリーレアで査定額をチェックしてみてください。