エルメス(HERMES)はフランスで誕生し、今では世界的ファッションブランドとして世界中で知られるまでになりました。
エルメスと言えばまずバッグや財布を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は香水も根強い人気があります。
香水に詳しい方ならエルメスの香水「ナイルの庭」を知っている方もいるかもしれません。
今回はエルメスの香水の魅力と選び方、そしておすすめの香水についてご紹介いたします。
「エルメスの香水にはどんな魅力があるの?」「エルメスの香水はどんな種類があるのか知りたい」
こうした疑問にお答えしているため、エルメスの香水に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
エルメス(HERMES)の香水の魅力や歴史について解説!
エルメス(HERMES)はフランスで誕生したファッションブランドで、現在では日本でもその名前が広く知られています。
まずはエルメスの香水が支持されるようになった魅力とその歴史から解き明かしていきましょう。
エルメスの香水の魅力とは?
ハイブランドの香水と聞いて、扱いづらさや独特の香りがあり普段使いしづらいことをデメリットとして挙げる方は少なくありません。
確かにHERMESの香水はハイブランド香水として位置付けられていますが、ハイブランド特有の癖の強い香りが少ないことが大きな魅力です。
高級感を損なうことなく、日常生活でも付けやすい上品な香りであることから普段使いもしやすく、多くの方から支持を集めています。
特に大人っぽさや洗練された雰囲気を身にまといたいのであれば、エルメスの香水はぴったりなチョイスだと言えるでしょう。
また、エルメスの香水はユニセックスなものも多く、女性はもちろん男性にも広く使われています。
このようにエルメスの香水は多くの人に好まれやすく、選びやすいことが人気を押し上げた理由でもあるのです。
敬遠されにくい香りなので、プレゼント用として選ぶ方も少なくありません。
エルメスの香水の歴史
HERMESは1837年、フランス・パリにて馬具工房として創業しました。
そのエルメスが香水を作るようになったのは、創業からかなり時が経ったおおよそ110年後の1947年のことです。
自動車の普及をきっかけに、エルメスも馬具からファッションアイテムへと移行したことからバッグや香水をはじめ、多くのファッションアイテムが作られるようになりました。
香水は発売当初から多くの女性に愛されており、1951年に発表された「オードゥエルメス」は約70年が経った今も愛用者の多い人気アイテムです。
そしてエルメスの香水が広く世に知られるようになったきっかけが、2004年のジャン・クロード・エレナ氏の起用です。
ジャン氏はエルメス初の専属調香師に就任しており、数々の人気シリーズを発表。その名前は今も香水業界で広く知られています。
エルメスでは定番化している「ナイルの庭」をはじめとした「庭園シリーズ」も、彼が調香したものです。
これらの人気シリーズが次々と発表されたことにより、エルメスの香水は世界中に愛用者を生み出す人気ラインへと成長しました。
エルメス(HERMES)の香水の選び方を3つのポイントで解説
独特の癖が少なく使いやすいのがエルメス(HERMES)の香水の魅力。
しかし、いくら扱いやすいと言えど、香水にはTPOが存在し、使用する場面に合わせてぴったりなものを選ぶ必要があります。
ここではエルメスの香水をより楽しむために知っておきたい、エルメスの香水の選び方を3つのポイントで解説いたします。
エルメスの香水の選び方1.香水の種類に注目する
名称 | 持続時間 | 特徴 |
---|---|---|
パルファン | 6〜12時間 | 少量で長時間強く香りやすい |
オーデパルファン | 6〜10時間 | 長時間香りやすくややリーズナブル |
オーデトワレ | 3〜6時間 | 長時間使うと香りが消えやすい |
オーデコロン | 1〜3時間 | 持続時間が短く気分転換に適している |
以上のように、香水には香りの持続力によってさまざまな種類があります。
この持続時間の違いは配合されているエタノール濃度の違いです。
パルファンがより濃度が高く、オーデコロンがより薄く作られています。
そしてより長時間香らせるならパルファンを、ほんの少し香りを自分で楽しむだけならオーデコロンを選ぶのが通例です。
ただ、特に香りの強いパルファンやオーデパルファンの場合、密室や人の多い場所で使うと香りが強すぎる可能性があります。
そのためこれらの種類を選ぶ際は、付け方に工夫することでほのかに香らせるのがおすすめです。
しかし、HERMESの香水の場合はオーデトワレとして作られているものがほとんどのため、この点ではあまり悩む必要はないかもしれません。
オーデトワレは長時間の使用を想定するなら途中で付け直す必要がありますが、ほのかに香るためデイリーでも使いやすいものが少なくありません。
強すぎる香りがあまり得意ではないのであれば、オーデトワレで香水を探すことをおすすめします。
エルメスの香水の選び方2.使う場所を想定する
シリーズ | 香りの雰囲気 | おすすめのシーン |
---|---|---|
庭園のフレグランス | ナチュラル | オフィスやショッピングなどいつでもOK |
ヴァンキャトルフォーブル | 清潔感があり女性らしい | オフィスやデートなど清潔感を出したいとき |
オーデメルヴェイユ | 華やかで大人っぽい | デートなど女性らしさを演出したいとき |
HERMESの香水にはさまざまなシリーズがあります。
今回は代表的なシリーズを抜粋して香りの雰囲気をご紹介しましたが、もちろんこのほかにも香りのバリエーションは豊富です。
香りは視覚的な情報以上に、その人を強く印象付けるとも言われています。
そこで、香りのイメージや適した場面に合わせて香水を選ぶのもおすすめです。
なりたいイメージにマッチした香水を選ぶことで、より自分のイメージを強く相手に印象付けましょう。
付ける場所によっては「コロンエルメス」を選ぶのもおすすめです。
コロンエルメスはエルメスの香水の中でも特に香りがほのかで、持続時間が短いオーデコロンです。
そのため香水の香りが場を台無しにしてしまう恐れのある食事や密室での会議や仕事の際にも使いやすい傾向にあります。
香水はお気に入りのものを毎日使うのはもちろん、その日のスケジュールに合わせて使い分けるのもおすすめです。
エルメスの香水の選び方3.好みの香りに注目する
香りの系統 | 代表的な香り | 香りの印象 |
---|---|---|
フローラル系 | ローズ、イランイラン、ジャスミン | 華やかでフェミニンな香り |
シトラス系 | レモン、オレンジ、ベルガモット | 柑橘の爽やかな香り |
フルーツ系 | プラム、アップル、ベリー | 甘くすっきりとした香り |
グリーン系 | リーフ、ガルバナム | 爽やかで清潔感のある香り |
香水は他人に自分をより素敵に印象付けるものであると同時に、使用した香りを自分で楽しむのも醍醐味の1つ。
そこで香りに関するTPOはもちろん、香水を選ぶなら付ける自分の好みからチョイスすることも大切です。
以上のように香水は使用されている精油から、さまざまな香りの系統があり、好みについても人によって異なります。
エルメスの香水についても、そのシリーズやアイテムによって香りのバリエーションは幅広く、自分好みの香りで選ぶのも良いでしょう。
今回の記事でも、エルメスのおすすめの香水について香りの系統を紹介しています。
しかし、香水の香りは実際に嗅いでどれにするか選ぶのもおすすめです。
そこで大切にしたいのが、香りを試すときのコツです。
香水の香りは店頭でお試しで嗅ぐこともできますが、一度に何種類もの香りを嗅いでしまうと、嗅覚が麻痺して本来の香りがわからなくなってしまいます。
そこで、香りについてはある程度香水の種類を絞っておき、一度に比較するのは3種類までと決めておきましょう。
エルメス(HERMES)の香水のおすすめランキングTOP10!
エルメス(HERMES)の香水は万人受けしやすく、自分用としてはもちろん大切な方へのプレゼントとしてもおすすめしたいアイテムです。
エルメスはこれまで数多くの人気香水を発表してきているため、初めて使うのなら人気のものから注目していくのも良いでしょう。
ここでは、エルメスの香水の中でも特に人気の高いもの、おすすめのものについて10点ピックアップしてご紹介いたします。
エルメスの香水おすすめ1.ナイルの庭
参考定価 | 12,760円 |
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内容量 | 50mL |
香りの特徴 | フレッシュで万人受けしやすい香り |
主な香りの素材 | グリーンマンゴー・ロータス・シカモアウッド |
種類 | オードトワレ |
HERMESの香水の中でも代表的なアイテムが「ナイルの庭」です。
ナイルの庭はエルメスの香水の地位を確固たるものとした調香師ジャン・クロード・エレナ氏により完成されました。
グリーンマンゴーを主軸とした、グリーン系ながらどこかフルーティな香りは、非常に爽やかながら万人受けしやすい仕上がり。
まさしく付ける人・付けるシーンを選ばない香水です。
そのためナイルの香水は長年愛用している方も多く、初めてエルメスの香水に挑戦する方でも選びやすい傾向にあります。
トップノートは爽やかな草原を思わせるグリーン系の香り。
その香りに包まれているだけで、晴れやかな草原で新鮮な空気を吸っているような心地になれるため、毎日付けたい香水です。
ナイルの庭を付けて気持ちをリフレッシュさせることで、気分をさっぱりとさせましょう。
エルメスの香水おすすめ2.ラグーナの庭
参考定価 | 12,760円 |
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内容量 | 50mL |
香りの特徴 | ナチュラルでフローラルな香り |
主な香りの素材 | マグノリア・トベラ・ホワイトリリー |
種類 | オードトワレ |
ラグーナの庭はHERMESを代表する香水「庭園シリーズ」の中でも2019年に誕生した新しい香水です。
庭園シリーズの生みの親であるジャン・クロード・エレナ氏から引き継いだ、新たな専属調香師クリスティーヌ・ナジェル氏が手掛けています。
ナジェル氏はかつて人気レディース香水ブランド「ジョー・マローン」の香水も手掛けており、特に華やかでフェミニンな香りの人気香水を数々世に送り出しています。
ラグーナの庭もその1つ。マグノリアをはじめとしたフローラルな香りが主軸ですが、どこかウッディで上品な大人っぽさがあることが大きな特徴です。
そのためユニセックスに付けられる香水が多い庭園シリーズですが、ラグーナの庭は特に女性におすすめの香水でしょう。
華やかで優しく包まれるようなナチュラルな香りは、まさしく庭園シリーズならではの魅力を持ち合わせています。
おしゃれをして街に出掛けたい気分になれるような、華やかさを持ち合わせた話題の香水です。ワクワクした気分になりたい女性にもおすすめします。
エルメスの香水おすすめ3.李氏の庭
参考定価 | 12,760円 |
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内容量 | 50mL |
香りの特徴 | オリエンタルでぬくもりのある香り |
主な香りの素材 | サンバックジャスミン・金柑・ベルガモット |
種類 | オードトワレ |
庭園シリーズで「ナイルの庭」とともに長年多くの方に愛されているのが「李氏の庭」です。
李氏の庭はその名前の通り中国の庭園がテーマ。ジャスミンや金柑を主軸とした華やかながらどこかぬくもりのある、オリエンタルな香りで高級感と華やかさをもたらします。
李氏の庭が誕生した2015年のHERMESの年間テーマは「フラヌール–いつでも、そぞろ歩き」
物語性を大切にしたそのテーマに合わせ、こちらの香水も香りを嗅ぐだけで中国庭園の情景が思い浮かぶような仕上がりです。
この香水を作り上げるため、当時の専属調香師ジャン氏は実際に中国庭園に赴き、その香りや風景にインスピレーションを受けたとのこと。
そのため、より中国庭園の空気を香りで感じられるような仕上がりを実現しているのです。
しっとりと落ち着くような香りは普段使いしやすいことはもちろん、自宅で優しい香りに包まれたい方、寝香水として使いたい方にもおすすめ。
リラックスできるような素敵な香水を大切な方にプレゼントしたいと考えている方も選びやすいアイテムです。
エルメスの香水おすすめ4.オーデメルヴェイユ
参考定価 | 15,070円 |
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内容量 | 50mL |
香りの特徴 | 甘すぎない大人でフェミニンな香り |
主な香りの素材 | エレミ・ベンゾイン・ビターオレンジ |
種類 | オードトワレ |
「フローラル系やフルーツ系の甘く華やかな香りは好きだけど、甘すぎる香りは自分には合わないかも」
このようなただ甘い香りでは物足りない、自分には合わないと思っている方におすすめしたいのがオーデメルヴェイユです。
オーデメルヴェイユはビターオレンジをはじめどこかスパイシーな仕上がり。
そのため華やかながら甘さは控えめで、どこか知性や上品さを感じさせます。まさしく「良い女」を連想させる色気のある香水でしょう。
トップノートを嗅いでみるとまるでバニラのような印象なのに「甘い」という印象よりもスパイシーな暖かみを思わせる不思議な香り。
その印象通り「オーデメルヴェイユ」というのも「不思議な水」という意味のフランス語から名付けられています。
パッケージもオレンジとクリアカラーのボトルが主体で、光を浴びてラメが輝くような華やかでおしゃれな見た目が特徴です。
見た目はもちろん香りも豊かで、まさしくほかのブランドでは見つけられない香り。
ただ万人受けするだけではない個性的な香りを身にまといたい、人とは違う香りの香水を使ってみたい方にもおすすめします。
エルメスの香水おすすめ5.オー ドゥ ルバーブ エカルラット
参考定価 | 16,170円 |
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内容量 | 100mL |
香りの特徴 | 清潔感のあるムスク系の香り |
主な香りの素材 | ルバーブ・ランタナ・ムスク |
種類 | オードトワレ |
オードゥ ルバーブ エカルラットは、その名前の通り香りのテーマは「ルバーブ」です。
ルバーブとはフランスをはじめヨーロッパ圏ではメジャーな野菜で、強い酸味を持ちます。また野菜のルバーブと同じく、ボトルもビビッドな赤色が採用されています。
香りの軸にもルバーブが使われていますが、ルバーブの爽やかでどこか酸味を思わせる香りにムスクを加えることで、香水としても使いやすい仕上がりを実現。
ムスクのナチュラルで親しみやすい香りにさっぱり感が加わり、どこかスタイリッシュでおしゃれな香りを楽しめる香水です。
甘さの少ないムスク系香水なので、女性だけでなく男性も使いやすいのも魅力の1つ。
また、オードゥルバーブエカルラットは香水だけでなく、ボディバームやシャワージェルなど、バスアイテムのラインナップも充実しています。
これらも香水と同じくさっぱりとした清潔感のある香りのため、香りが気に入ったらライン使いするのもおすすめです。
合わせて使うことで香りにより奥行きが増すため、香りを自分で楽しみたい方もぜひ使ってみてください。
エルメスの香水おすすめ6.テール ドゥ エルメス
参考定価 | 12,100円 |
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内容量 | 50mL |
香りの特徴 | スパイシーで力強さを思わせる香り |
主な香りの素材 | グレープフルーツ・シダー・フリンティ |
種類 | オードトワレ |
メンズ香水として作られたテール ドゥ エルメスは「大地」がテーマです。
躍動する大地の力強さをテーマに、スパイシー系の香りの香水が作られています。
そして香りを作り出す主な素材として加えられているのが「フリンティ」です。
フリンティとは「火打ち石」のことで、この香りを加えることで大地の力強さをより際立たせています。
しかし、ウッディ系やスパイシー系を主軸とした重めの香水ではなく、そこにグレープフルーツを加えることで爽やかさと生き生きとしたフレッシュさも感じさせているのです。
ほかの香水とは一味違った、ワイルドな力強さを感じさせる香水はまさしく大人の男性にぴったり。
爽やかで色気のある香りなので、甘い香りが苦手な女性も使いやすい香水です。
またメンズ香水として作られているため、こちらの香りが使われたメンズコスメも多く展開されています。
アフターシェーブバームやボディスプレーなど、爽やかに香りをまといたい方、香水はバスアイテムとセットで使いたい方は合わせて使ってみてください。
エルメスの香水おすすめ7.アマゾン
参考定価 | 21,340円 |
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内容量 | 100mL |
香りの特徴 | 柑橘系の優しく華やかな香り |
主な香りの素材 | カシス・ローズ・サンダルウッド |
種類 | オードトワレ |
アマゾンのテーマは川ではなく、ギリシャ神話の女戦士・アマゾネスから由来しています。
そのため柑橘系の爽やかさは感じさせつつも、女部族のような力強さと情熱を感じさせるパワフルな仕上がりが大きな特徴です。
主な香り成分としてもカシスやローズなど、女性の香水としては定番の成分が使われていますが、フローラル系の上品さはそのまま、強さが引き立つ仕上がりです。
実はアマゾンは日本では1974年頃から販売されている歴史ある香水。
しかし、調香師が変わるごとに何度か香りやパッケージが変更されており、現在販売されているものは1989年に登場しました。
調香師はモーリス・モラン氏で、カシスを軸とした鮮烈な甘酸っぱさに始まり、徐々に包み込むようなウッディ系の優しい香りへと変わっていきます。
より華やかさや女性らしさを求めるのであれば、ローズアマゾンを選ぶのもおすすめです。
ローズアマゾンはHERMESのアマゾンらしい力強さはそのまま、ローズを加えたことによりフェミニンな仕上がりになっているため、女性がより使いやすい香水です。
パワフルに女性らしく毎日を頑張りたい女性に支持されています。
エルメスの香水おすすめ8.イリス
参考定価 | 21,340円 |
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内容量 | 100mL |
香りの特徴 | 上品で穏やかなフローラルの香り |
主な香りの素材 | アイリス |
種類 | オードトワレ |
イリスは爽やかで清潔感のある香りを持つアイリス(アヤメ)を軸に作られた女性向け香水です。
元々アイリスの香りはルネサンス期に女性の間で流行した香りで、この時代を彷彿とさせるように豊かでレディライクに香ります。
洗練された淑やかな印象のある香りは、フランスの香水ながら特に日本人受けが良く、海外ブランドの香水の香りがあまり得意ではない方も挑戦しやすい香りです。
イリスを生み出したのは誕生当時の1999年に調香師をしていたオリヴィア・ジャコベッティ氏。
洗練された香りは和装との相性も良く、幅広い年齢層の女性が使いやすい香水でしょう。
またこの香りの人気から、2010年には専属調香師のジャン氏によって「イリス ウキヨエ」が作られることとなりました。
「ウキヨエ」はもちろん日本の「浮世絵」のことで、こちらの香水はジャン氏が葛飾北斎の浮世絵にインスピレーションを受けて作られています。
アイリスの香りを軸に、スズランやプラム、レモンを加えて「儚さ」を表現。
イリスが気になっている方は、ぜひイリス ウキヨエも合わせてチェックしてみてください。
エルメスの香水おすすめ9.ケリー カレーシュ
参考定価 | 24,310円 |
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内容量 | 100mL |
香りの特徴 | 豊かでフェミニンなフローラルの香り |
主な香りの素材 | ローズ・ペチパー・バニラ |
種類 | オードトワレ |
HERMES初のレディース香水シリーズ・カレーシュ。
そのカレーシュの中でも特に現代の女性が普段使いしやすい香水として注目されているのがケリー カレーシュです。
フローラル系の香りを主軸としたフェミニンな香りを持つカレーシュシリーズですが、ケリー カレーシュは特に軽い仕上がり。
ローズの香りがふわりと香るような香水のため、まさしく女性らしさを際立たせたいデートシーンにぴったりな香水です。
「ケリー」と聞いて、まずエルメスのバッグを思い浮かべた方もいるかもしれません。
その通り、ケリー カレーシュはエルメスのバッグ・ケリーとのコラボ香水でもあります。
調香師ジャン氏がケリーのなめらかで美しいレザーの触り心地からインスピレーションを受け、甘さだけではない上質さを表現しているのです。
ケリー カレーシュの持つ花のような豊かな香りはまさしくレザーのような柔らかさ。
この高級感も、大人の女性のエレガントな魅力を思わせてくれる理由の1つです。
またピンクと黒を主体としたパッケージも可愛らしく、このパッケージから惹かれた愛用者も少なくありません。
エルメスのケリーを持つなら、合わせて付けたい香水でもあります。
エルメスの香水おすすめ10.ヴァンキャトル フォーブル
参考定価 | 21,340円 |
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内容量 | 100mL |
香りの特徴 | 甘く深みのあるクラシックな香り |
主な香りの素材 | オレンジブロッサム・ジャスミン・バニラ |
種類 | オードトワレ |
ヴァンキャトル ウォーブルは1995年に登場し、そこから現在まで長きにわたって愛されているHERMES定番の香水です。
香りを変えないまま現在まで販売されている香水の中ではトップクラスに長く、クラシックながら上品で穏やかな香りが大きな魅力。
「風になびくシルクのスカーフ」がそのテーマで、なんと調香師モーリス氏が5年もの歳月を掛けて作り上げた香水でもあります。
ジャスミンを主軸とした豊かな香りはまるで心を晴れやかな気持ちにさせてくれると同時に、エルメスならではの高級感も強く感じさせます。
そのためヴァンキャトル ウォーブルの香りを「豪邸」「舞踏会」と表現する方もいるほどで、豊かで奥行きのある香りを楽しみたい方にぴったりな香水です。
クラシカルな香りは使う場所を選ぶものも多いですが、こちらは比較的使いやすく、さりげなく香らせることで「良い女」を思わせられる仕上がり。
またウッディで上品な香りでありながら、どこかハチミツのような甘さも感じられるバランスの良さも秘めています。
香水を使うことで上品さや華やかさを思わせたい女性におすすめしたい香水です。
エルメス(HERMES)の香水の「ナイルの庭」とは?
おすすめの中でも軽く触れた「ナイルの庭」は、HERMESの香水の中でも定番とも言われる人気の香水です。
エルメスの香水に触れるなら、まず見逃せない香水でしょう。この「ナイルの庭」について、もう少し掘り下げていきます。
ジャン氏が手がけた「庭園」シリーズの第2弾
「庭園」シリーズは、エルメス(HERMES)の香水ラインを盛り上げるため、専属調香師として起用されたばかりのジャン・クロード・エレナ氏が立ち上げたシリーズです。
第1弾である「地中海の庭」から好調な売り上げを記録し、第2弾の発売が決定。
そのテーマとしてジャン氏が悩み抜き選んだのが「ナイルの庭」でした。
ジャン氏はナイル川に浮かぶ島を散歩している際に見た光景にインスピレーションを受け「ナイルの庭」を作ろうと決心したとのこと。
このナイルの庭のトップノートに使われているグリーンマンゴーも、この時に嗅いだ木に実るまだ青いマンゴーがきっかけです。
この体験が、ナイルの庭の生き生きとした爽やかな香りへと繋がっています。
エルメス「ナイルの庭」の香り
トップノート | グリーンマンゴー・ニンジン・グレープフルーツ・トマト |
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ミドルノート | ロータス・オレンジ・ピオニー・ガマ・ヒヤシンス |
ラストノート | ラブダナム・アイリス・シナモン・ムスク・インセンス |
ナイルの庭の香りはご覧の通りです。
香水は付けた瞬間・付けて30分が経ってから・残り香の3つのパートで香りが移り変わっていきます。
香水の軸となる香りはウッディ系の爽やかな香りですが、ノート別に分けると以上のように、豊富な香りが採用されていることがわかります。
「ナイルの庭」を生み出したジャン氏によると「水と砂の匂いからみずみずしさを新たな解釈で表現」したとのこと。
このグリーン系ともフルーツ系とも一概には表現しきれない香りは、トマトやニンジンといった精油の調合にもあるのです。
トップノートには付けた瞬間にナイルの爽やかで生き生きとした情景が思い浮かぶよう、グリーンマンゴーをはじめとした果実・野菜の香りが爽やかに香りたちます。
フレッシュな香りの香水を選ぶなら「ナイルの庭」はまさにぴったりです。
エルメス(HERMES)の香水の購入方法は?お店以外で買える?
エルメスの香水は種類によっては8,000円代からという手の出しやすい価格であること、バッグとは違いエルメス正規店でいつでも購入できるとあり、手に入れやすいアイテムです。
エルメスのお店が近くにないという場合は、その他の購入ルートとして、エルメスの公式オンラインショップやブランドリユース店、フリマサイトなどの二次流通などが挙げられます。
ブランド買取店での香水の取り扱い数は多くはありませんが、タイミングが合えば未使用のものが参考定価の8割程度で手に入ることもありますので、一度チェックしてみるのもいいでしょう。
エルメス(HERMES)の香水についてまとめ
まとめ
- エルメスは香水ラインにも多くの人気アイテムが存在する
- エルメスは高級感がありながら癖が少なくデイリー使いしやすい香水が豊富
- 定番「ナイルの庭」はさっぱり系の香水が好みの人が使いやすい
エルメス(HERMES)の香水はハイブランドらしい豊かで品のある香りと使いやすさを併せ持ち、初めてハイブランド香水を使う方も選びやすいことが大きな魅力です。
そしてエルメスをはじめとした人気ブランドの香水は、本人をより素敵に見せてくれることはもちろん、付けることで自分に自信を持つことにも繋がります。
また香水だけでなく、エルメスは財布やバッグも手掛けており、ケリーをはじめ香水とコラボしているシリーズも存在します。
香水はもちろんお気に入りのアイテムも合わせて持つことで、よりお出かけを楽しみましょう。
残念ながら、ギャラリーレアではご紹介した香水のお取り扱いは数多くありませんが、バッグやお財布、スカーフなどエルメスのアイテムを多数お取り扱いしています。
また、エルメスの買取も強化していますので、売却をご検討中のエルメスのアイテムがございましたらお気軽にご相談ください。