本物(天然)のダイヤモンドと人工(偽物)のダイヤモンドの見分け方

本物(天然)のダイヤモンドと人工(偽物)のダイヤモンドの見分け方

ダイヤモンドが「宝石の王様」と呼ばれるのは、美しく耐久性があるうえ、希少価値が高いことに由来しています。
ローマでは太陽神アポロンの守護石とされ、左手の薬指にはめると永遠の愛を守ると言い伝えられてきました。
そうした理由から、婚約指輪として圧倒的な人気を誇るのです。

一方で、その価値の高さから模造品も多く出回っています。
素人目には区別が難しいものもありますが、高価なものだけに、自分の目で本物と偽物の違いを見極めたいと思うこともあるのではないでしょうか?
そこで、今回はダイヤモンドの見分け方についてご紹介します。

天然ダイヤモンドの特徴

ダイヤモンドは硬い?もろい?
地球上の天然物質の中で最も硬いダイヤモンドは、鉱物の硬さを表す「モース硬度」が最大値の10を示し、工業製品の加工などにも使われています。
ただし、ここでいう硬度とは「傷のつきにくさ」を指しており、堅牢性のことではありません。
ダイヤモンドは、最も硬いといわれながらも衝撃に弱いという、不思議な性質を持っているのです。

物質の割れにくさ、欠けにくさを表す性質は「靭性(じんせい)」と呼ばれています。
実は、ダイヤモンドの靭性はそれほど強くありません。
例えば、ハンマーで叩くような大きな衝撃を瞬時に加えると粉々に砕け散ることもあり、その点においてはクリスタルと同等のレベルといわれています。

そもそもダイヤモンドは非常に強い圧力によって結晶化した炭素の一種であり、元素だけを見れば黒鉛(鉛筆の芯の材料)と変わりません。
いずれも炭素の同素体ですが、結晶構造が異なるため、その硬さや色も異なるのです。

ダイヤモンドの品質を決める4C
ダイヤモンドの品質は、Carat(カラット=重さ)、Color(カラー=色)、Clarity(クラリティ=透明度)、Cut(カット=加工技術)という4つの「C」によって判断されます。
つまり、高品質のダイヤモンドほど重量感があり、無色透明で内包物を含まず、正確な58面カット(ラウンド・ブリリアント・カット)がなされているのです。
天然ダイヤモンドであっても、その価値を最後に磨き上げるのは人間の技術に他なりません。

人工ダイヤモンドと偽ダイヤモンド

本物(天然)のダイヤモンドと人工(偽物)のダイヤモンドの見分け方

人工的に作られるダイヤモンドの合成法としては、高温高圧合成法(High Pressure and High Temperature=HPHT法)と、化学気相蒸着法(chemical vapor deposition=CVD法)の2つが現在の主流とされています。

HPHT法はダイヤモンドが自然界で生成される高温高圧の環境を人工的に作り出す手法で、CVD法は炭化水素の混合気体を用いて結晶を取り出す手法です。
いずれも炭素を原料とするため、生成された人工ダイヤモンドは天然に産出されたものと比べても、組成に大きな違いはありません。
物理的な性質は異なっていますが、化学的には本物と同等の性質を持っています。

一方、全く別の組成でありながら、ダイヤモンドとよく似た鉱物として注目されているのが、二酸化ジルコニウムから生成されるキュービックジルコニア(CZ)と、炭化ケイ素でできたモアッサナイトです。
いずれも無色透明であればダイヤモンドに近い光沢や屈折率を持ち、モース硬度もCZで8~8.5、モアッサナイトで9.5を示します。
本物同様の加工を施せば素人目には判断がつきにくく、「模造ダイヤモンド」と呼ばれることもあるようです。

本物のダイヤモンドにしかない性質はあるの?

本物(天然)のダイヤモンドと人工(偽物)のダイヤモンドの見分け方

では、本物と偽物をどのように見分ければ良いのでしょうか。
まずは、次に挙げる本物の特性をしっかりと覚えておくことをおすすめします。

屈折率が高い

ダイヤモンドの屈折率は2.42と非常に高く、新聞紙などの上に置くと、下の文字は読めなくなります。
文字が読める状態であれば、それはCZなど、別の鉱物です。
また、黒い点の上に置いたとき、点が2つに見えた場合は「複屈折」という特徴を持つモアッサナイトと考えられます。

親油性と撥水性

ダイヤモンドは油となじみが良いため、油性ペンで文字が書けます。
また、ダイヤモンドに水滴を垂らすと表面張力によって水は丸い粒になります。
偽物には文字は書けませんし、水は平らに広がります。

曇らない

ダイヤモンドは熱伝導率が高いため、温かい息を吹きかけてもガラスのように曇ることはありません。
例えば、冷蔵庫で冷やした後に外へ出すと、本物の場合はじめは水滴がついて曇りますが、すぐになくなります。
しかし、偽物は簡単に曇り、しかもそれがなかなか取れないのです。

おわりに

最近では精巧な模造品もあるため、プロの鑑定士は必要に応じて熱伝導テスターや導電性計測、X線透過写真による判定などを行い、本物のダイヤモンドかどうかを慎重に判断しています。
偽物のダイヤモンドが増えていますが、本物にしかない性質を知っていれば、真贋を見極めることができるかもしれません。
高価な買い物で損をしないように、ぜひとも参考にしてください。

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