スピードマスターは、オメガ(OMEGA)の代名詞とも言えるほどの人気のコレクション。
NASAの公式装備品に選ばれ、人類初の月面着陸時に帯同した時計として「ムーンウォッチ」の愛称で親しまれています。
また、ムーンウォッチとして親しまれている「スピードマスタープロフェッショナル」以外にも、幅広いバリエーションが展開されています。
この記事では、1957年に登場して以来、60年以上ほとんど変わらないデザインで人気を集め続けているスピードマスターの魅力や特徴とともに、おすすめのモデルや限定モデルを紹介します。
「スピードマスターに興味がある」「ムーンウォッチについてもっと知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で神戸元町店の店長として勤務。確かな審美眼はもちろん「お客様ひとりひとりを大切に」をモットーとした誠実な対応が持ち味。抜群のセンスが光るスタッフスタイリングは社内随一の閲覧数を誇る。ユーモアあふれる性格から社内外に多くのファンを持つ。
目次
- 1 オメガ(OMEGA)のスピードマスターとは?3つの魅力を解説
- 2 オメガ(OMEGA)スピードマスターのおすすめ定番モデルTOP10!
- 2.1 オメガのスピードマスターのおすすめモデル1:スピードマスター プロフェッショナル クロノグラフ 311.30.42.30.01.005
- 2.2 オメガのスピードマスターのおすすめモデル2:スピードマスター プロフェッショナル 310.32.42.50.01.001
- 2.3 オメガのスピードマスターのおすすめモデル3:スピードマスター レーシング クロノグラフ 326.30.40.50.01.001
- 2.4 オメガのスピードマスターのおすすめモデル4:オメガ スピードマスター オートマチック クロノグラフ 3539.50
- 2.5 オメガのスピードマスターのおすすめモデル5:スピードマスター マーク40 AM/PM 3520.53.00
- 2.6 オメガのスピードマスターのおすすめモデル6:スピードマスター ムーンフェイズ 304.93.44.52.03.001
- 2.7 オメガのスピードマスターのおすすめモデル7:スピードマスター 57 コーアクシャル クロノグラフ 331.22.42.51.01.001
- 2.8 オメガのスピードマスターのおすすめモデル8:スピードマスター 38 コーアクシャル 324.30.38.50.03.001
- 2.9 オメガのスピードマスターのおすすめモデル9:スピードマスター ムーンウォッチ アポロ8号 311.92.44.30.01.001
- 2.10 オメガのスピードマスターのおすすめモデル10:スピードマスター デイデイト トリプルカレンダー 3523.30
- 3 オメガ(OMEGA)スピードマスター注目の限定モデルTOP5!
- 3.1 オメガのスピードマスター注目の限定モデル1:【オメガ×スウォッチ】バイオセラミック ムーンスウォッチ
- 3.2 オメガのスピードマスター注目の限定モデル2:スピードマスター プロフェッショナル アポロ11号月面着陸35周年 3570.40
- 3.3 オメガのスピードマスター注目の限定モデル3:スピードマスター レーシング シューマッハ レジェンド 3559.32
- 3.4 オメガのスピードマスター注目の限定モデル4:スピードマスター プロフェッショナル スヌーピーアワード 311.32.42.30.04.003
- 3.5 オメガのスピードマスター注目の限定モデル5:スピードマスター 東京五輪 2020本限定 522.30.42.30.03.001
- 4 オメガ(OMEGA)スピードマスターの値上がりしているモデル3種類を紹介!中古相場と買取価格も解説!
- 5 オメガ(OMEGA)スピードマスターについてまとめ
オメガ(OMEGA)のスピードマスターとは?3つの魅力を解説
まずは、オメガ(OMEGA)のスピードマスターの魅力を3つに絞ってご紹介します。
オメガのスピードマスターの魅力1:初代から変わらないデザイン
この投稿をInstagramで見る
オメガ(OMEGA)スピードマスターの1つ目の魅力は、初代から変わらないデザインです。
スピードマスターが誕生したのは1957年。当時のスポーツウォッチブームにあわせて生み出されました。
現在では「スピードマスター=ムーンウォッチ、NASAの時計」という印象が強いですが、当初はモーターレーシング用の時計として誕生し、ファーストモデルは、特殊な形状の短針から別名「ブロードアロー」と呼ばれていました。
スピードマスターの特徴である、タキメーターが刻まれたベゼルと精悍な黒の文字盤、その文字盤に配置された3つのインダイヤル。このデザインは、ファーストモデルから60年以上が経った現在でも変わっていません。
2代目のスピードマスターでベゼルが黒色に、3代目で針が白のバトン針に変わるなど、細かい部分では違いがありますが、基本的なデザインは初代モデルから変わることなく、現在まで受け継がれています。
無駄な装飾を排し、必要な機能のみを搭載するスピードマスターのデザインは、ファーストモデルの時点ですでに完成されていたといえます。
ちなみにそんなのファーストモデルは製造期間が1957~1959年と短く、非常に希少性が高いヴィンテージウォッチとして知られています。
ヴィンテージウォッチを扱う専門店でもほとんどお目にかかれることはなく、一部のコレクターの間では「ザ・グレイル(聖杯)」と呼ばれるほど。
ヴィンテージウォッチ市場でごくわずかに取引が見られ、1000万円を超える価格で取引されています。
スピードマスターのデザインの礎となったモデルというロマンはもちろん、希少性という観点からも非常に魅力のあるモデルと言えます。
オメガのスピードマスターの魅力2:世界初のタキメーターベゼル
この投稿をInstagramで見る
オメガ(OMEGA)スピードマスターの2つ目の魅力は、世界初のタキメーターベゼルを搭載したこと。
現在では当たり前となっていますが、実はベゼルにタキメーターを搭載した時計は、スピードマスターが世界初なのです。
タキメーターとは、クロノグラフ機能と組み合わせることで、時速や単位時間あたりに実行できるタスクなどを計測できる機能のこと。
スピードマスターは、もともとレーシング用時計として誕生した背景があるため、レーサーのためにタキメーターが搭載されたと考えられています。
スピードマスターの特徴であるベゼル上のタキメーターというデザインは、その後のクロノグラフ時計に大きな影響を与えました。
レーサーやビジネスマンに使える機能であることはもちろん、メカニカルなデザインで、機械式時計好きの心をくすぐる魅力的な時計です。
オメガのスピードマスターの魅力3:腕時計唯一のムーンウォッチ
この投稿をInstagramで見る
オメガ(OMEGA)スピードマスターの3つ目の魅力は、数ある腕時計のなかでも、唯一のムーンウォッチである点です。
1962年頃から、NASAは宇宙飛行士用の時計を探し始めます。販売されている各ブランドの時計を集め、宇宙空間で考えられるシミュレーションテストを行い、各時計の耐久性を確認しました。
テスト内容は、マイナス18度の低温下で4時間、70時間の高温下で48時間という耐久性をはじめ、40Gの負荷をかけ衝撃や振動に耐えられるかなど、非常に過酷なものでした。
そのため、多くの時計はガラスが砕け飛んだり、針が止まって微動だにしなくなったり…。
そんな中、スピードマスターだけが過酷なテストを耐え抜き、1965年にNASAの公式装備品として認定されました。
そして1969年、アポロ11号が人類史上初の月面着陸に成功した時、ニール・アームストロング船長をはじめ宇宙飛行士たちの腕に携行されていたのが、スピードマスターだったのです。
これをきっかけにスピードマスターは、ムーンウォッチとして一躍その名が知られるようになりました。
1978年には、スペースシャトル計画に使われる時計の仕様書が公開され、多数の時計ブランドが応募しましたが、選ばれたのはやはりスピードマスター。このことによって「ムーンウォッチ」の不動の地位を獲得しました。
このように、1969年以来人類は6度月面に降り立っていますが、そのすべてに携行されていたのがNASA公式備品であるスピードマスターです。
人類初の月面着陸という偉業はもちろん、すべてのミッションに携行しているというのは、世界に数多くある腕時計の中でも、スピードマスターだけ。まさに唯一のムーンウォッチと言えます。
オメガ(OMEGA)スピードマスターのおすすめ定番モデルTOP10!
オメガ(OMEGA)のスピードマスターには、ムーンウォッチとして知られる「スピードマスタープロフェッショナル」をはじめ、数多くの派生モデルがあります。
ここではおすすめ定番モデルトップ10を紹介します。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル1:スピードマスター プロフェッショナル クロノグラフ 311.30.42.30.01.005
ケースサイズ | 直径42mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 手巻き オメガ1861 |
防水性能 | 水深50m |
ムーンウォッチとして知られる「スピードマスタープロフェッショナル」の7世代目のモデルです。
2014年に登場し長い間人気を集めていましたが、2021年の8世代目のモデルが登場したことで生産終了となりました。
前モデルの6世代目から大幅な変更はありませんが、ブレスレットのネジ止めがマイナーチェンジしていたり、付属品が豪華になっています。
付属品には大きな時計の箱はもちろんのこと、替えストラップや細部を覗けるルーペも付いています。
ケースバックにはムーンウォッチの証である刻印「THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON(月で装着された最初の時計)」「FLIGHT QUALIFIED BY NASA FOR ALL MANNED SPACE MISSIONS(すべての有人宇宙計画用としてNASAが認証した)」が施されています。
また、中央にはギリシャ神話に登場する海の守護神『シーホース』が刻印されています。これはオメガの高い防水性を示すもので、もともとはシーマスターシリーズに刻印されているものです。
スピードマスターはシーマスターの派生モデルとして登場したという背景があり、裏蓋のシーホースはそのルーツの名残と言えます。
現行モデルの1世代前のこちらは、価格も現行モデルよりも少し落ち着いているため、「少しでも価格を抑えてムーンウォッチを入手したい」という方におすすめです。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル2:スピードマスター プロフェッショナル 310.32.42.50.01.001
ケースサイズ | 直径42mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール×ナイロンファブリックストラップ |
ムーブメント | 手巻き オメガ3861 |
防水性能 | 水深50m |
2021年に登場した現行のスピードマスタープロフェッショナル、ナイロンファブリック製ストラップのモデルです。
スピードマスターの基本的なデザインはそのままに細部のディティールが変更されており、月面着陸に携行された第4世代の意匠を数多く引き継いでいます。
インデックスに段差があるステップダイヤルや、ベゼルの90の上にドットが打たれている「オーバードット90」などのディティールをはじめ、サファイアクリスタルガラスではなく、あえてプラスチック製のヘサライトガラスを採用している点も魅力です。
これは、月に行ったスピードマスターが全てヘサライトガラスであったことから、透明度が高く衝撃にも強いサファイアクリスタルガラスをあえて採用せず、本来のムーンウォッチに即したヘサライトガラスを採用しているのです。
ムーンウォッチに敬意を払い、あえて昔の意匠を甦らせたという点でこのモデルはムーンウォッチファンにはたまらない仕様と言えるでしょう。
そして、時計の要である手巻きムーブメントに目をむけてみると、そこにはオメガの最新技術が詰め込まれています。
一番の特徴は、オーバーホールの頻度が少なくて済むこと。部品の数を増やした独自構造のコーアクシャル脱進機を採用しているため部品の摩耗が少なく、通常よりも少ない頻度のメンテナンスで済みます。
また15,000ガウスもの耐磁性能を備えているため、磁気帯びの心配もありません。
昔からのムーンウォッチファンの方にも実用性を重視する方にもおすすめの時計です。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル3:スピードマスター レーシング クロノグラフ 326.30.40.50.01.001
ケースサイズ | 直径40mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き オメガ3330 |
防水性能 | 水深100m |
2012年に登場したスピードマスターレーシングは、スタンダードモデルをよりスポーティなデザインにブラッシュアップした派生モデル。
ケースサイズが40mmと通常のスピードマスターよりも2mm小さいのが特徴です。
タキメーターを装備したクロノグラフという点では同じですが、文字盤のデザインが異なります。
インダイヤルが大きいため視認性に優れており、通常のスピードマスターよりもポップな印象があります。
こちらのモデルは、レーシングクロノグラフの中でも特に人気が高いブラック文字盤。
インダイヤルにはパリの石畳をイメージしたクル・ド・パリ仕上げが施され、高級感が演出されています。
ムーブメントは自動巻き。さらに、磁気の影響を受けにくいSi14シリコン製ヒゲゼンマイや、コーアクシャルエスケープメントを採用していることや、100mの防水も装備しているため、実用性に富んでいるところも魅力です。
スポーティなデザインでオンオフ問わず活躍してくれるので、どんなシーンでも使える時計を探しているという方にもおすすめです。
また、通常のスピードマスターでは被ってしまう可能性もあるのであえて外したい、という方からも人気を集めています。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル4:オメガ スピードマスター オートマチック クロノグラフ 3539.50
ケースサイズ | 直径39mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き オメガ3220 |
防水性能 | 水深100m |
スピードマスターの入門機と言える、スピードマスターオートマチックのモデルです。
スピードマスターオートマチックは、自動巻きムーブメントを搭載しているのが特徴です。
こちらのモデルは、人気モデルの3510.50の後継機として登場しました。前モデルと比べるとプラスチック製ガラスからサファイアクリスタルガラスとなり、防水性もアップしています。
ムーンウォッチのデザインを受け継ぎながらも、ケースサイズ39mm、自動巻きムーブメント搭載と、より実用的な作りになっています。
また、ブレスレットのバックル部分がプッシュボタン式となり、着脱がしやすくなっていることにも注目です。
スピードマスターオートマチックは、実用的なだけでなくコストパフォーマンスに優れているという点も魅力のひとつ。
もともとスピードマスターを普及させるための廉価版として登場した背景もあり、価格は通常のスピードマスターよりもお手頃。
ムーンウォッチに憧れているけれど高くて手が届かない…という方からも注目され、まさにスピードマスターの入門機として人気のモデルです。
「初めてスピードマスターを手にする」「手巻き時計は使いこなせるか心配」という方は、こちらのモデルがおすすめです。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル5:スピードマスター マーク40 AM/PM 3520.53.00
ケースサイズ | 直径39mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き オメガ1151 |
防水性能 | 水深50m |
スピードマスター誕生40周年を記念して、1997年に販売された「マーク40」のモデルの一つです。
ダークグレーの文字盤に、レッド、イエロー、ブルーのカラフルな色使いがレトロな風合いを醸し出しています。
31日で一周するデイト用のイエローの針は、スペースシャトルを模した形になっており、遊び心のあるディティールも魅力です。
中央の針と、12時・6時位置のインダイヤルに配された3つの赤い針は、それぞれクロノグラフに関連したもの。
9時位置のインダイヤルは、午前と午後で色分けされており、ただカラフルな色を使っているだけではなく、見た目で機能をわかりやすく表現しています。
さまざまな色を使っていながらも、ベースとなる文字盤がグレーのためそれほど派手には感じません。
クロノグラフ、タキメーター、曜日・日付表示など多機能でありながら、コンパクトに見やすくまとまっています。
搭載ムーブメントは、クロノグラフで有名なムーブメント製造会社バルジュー社の自動巻きムーブメント7750を改良したオメガ1151です。
以前は比較的入手しやすいモデルでしたが、だんだんと数が少なくなっており中古市場でも見かけることが少なくなりました。
生産終了品のため今後さらに値段が上がっていくことが予想されます。お求めの方は早めに入手されることをおすすめします。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル6:スピードマスター ムーンフェイズ 304.93.44.52.03.001
ケースサイズ | 直径44.25mm |
---|---|
素材 | ブルーセラミック×レザーストラップ |
ムーブメント | 自動巻き オメガ9904 |
防水性能 | 水深50m |
月の満ち欠けが分かるという、なんともロマンチックなムーンフェイズ機構を搭載したスピードマスタームーンフェイの2017年に登場したモデルです。
このモデルでは6時位置にムーンフェイズが配されており、小窓の左から登った月が右に沈んでいくことで、月の満ち欠けのサイクルを表現しています。
44mmの大振りなケースには、ダークブルーの空の色をイメージして作られたブルーセラミックケースを採用。文字盤自体をすべてブルーに統一することで、文字盤全体を夜空に見立てています。
ムーンフェイズディスクを夜空に見立てているモデルは多数ありますが、文字盤全体を夜空に見立てている時計は他には殆ど無いと言えるでしょう。
ベゼルとストラップもケースと同じブルーで統一され、落ち着いたデザインに仕上がっています。
ムーブメントは、自動巻きオメガ9904。15,000ガウスの高耐磁性と、METAS(スイス連邦軽量認定局)による認定を受けた高精度パワーリザーブ約60時間、と実用性に優れた機能を有しています。
裏蓋はムーブメントを覗くことができるシースルー仕様。
落ち着いたダークブルーのため、ビジネスシーンでも着用しやすくさまざまなシーンで活躍してくれます。
人とは被りたくない方や、少し個性的なデザインが好きな方におすすめのモデルです。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル7:スピードマスター 57 コーアクシャル クロノグラフ 331.22.42.51.01.001
ケースサイズ | 直径41.5mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール・レッドゴールド×レザーストラップ |
ムーブメント | 自動巻き オメガ9300 |
防水性能 | 水深100m |
スピードマスター57は、1957年に登場した初代スピードマスターにインスピレーションを受けたモデルです。
初代のテイストを加えたヴィンテージ風のスピードマスターという印象が強く、よくある復刻モデルというよりは、オマージュというポジションです。
文字盤は、2カウンター式のクロノグラフを採用。3時位置のインダイヤルで12時間計と60分計を統合して表示し、9時位置にスモールセコンドを配置しています。
ファーストモデルを彷彿とさせるサテン仕上げのベゼルにはレッドゴールドが使われておりヴィンテージ感たっぷり。そこにあえてレザーストラップをあわせることで、さらにレトロな印象を強めています。
レトロな風合いを醸しながらも、モダンで上品な仕上がりのこのモデルはスーツとも相性抜群です。
「スピードマスターが好きだけど人と被らない時計がほしい」「アクセントの効いたスピードマスターがほしい」といった方におすすめです。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル8:スピードマスター 38 コーアクシャル 324.30.38.50.03.001
ケースサイズ | 直径38mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き オメガ3330 |
防水性能 | 水深100m |
女性も着用できる男女兼用のラインが、スピードマスター38mmです。
通常のスピードマスターよりも少し小さい38mmのケースが特徴で、爽やかなブルーが印象的な時計です。
サンブラッシュ仕上げのブルーの文字盤に、楕円形のインダイヤルと日付表示を配置しています。
ムーブメントは自動巻きのオメガ3330。約52時間のパワーリザーブにコラムホイール機構を備えたコーアクシャルエスケープメントを搭載しています。
絶妙なサイズ感と爽やかなカラーリングのため、男女問わずおすすめできるモデルです。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル9:スピードマスター ムーンウォッチ アポロ8号 311.92.44.30.01.001
ケースサイズ | 直径44.25mm |
---|---|
素材 | ブラックセラミック×レザーストラップ |
ムーブメント | 手巻き オメガ1869 |
防水性能 | 水深50m |
スピードマスタームーンウォッチのアポロ8号は、1968年に人類で初めて月の裏側を目にしたアポロ8号の宇宙飛行士たちに敬意を表したモデルです。1968年から50周年を記念し2018年に登場しました。
酸化ジルコニウムを原料としたブラックセミラックのケースと、リアルな月面を表現したムーブメントを鑑賞できるスケルトンの文字盤が特徴です。
また、タキメーターベゼルや文字盤、ストラップには、所々にアクセントとなるイエローが採用され個性を演出しています。
ケースバックには、アポロ8号の司令船操縦士ジム・ラヴェルの「WE’LL SEE YOU ON THE OTHER SIDE(裏側で会おう)」という有名な言葉が刻印され、その偉業をたたえています。
ムーブメントは、基幹モデルのスピードマスタープロフェッショナルに搭載されているキャリバー1861に、レーザーで月の表面のような加工が施されたオメガ1869を採用。
ダイヤルは月の表を、ケースバックは月の裏側を表現しており、どちらからもこだわりのムーブメントが目視できます。
ムーンウォッチが「表のスピードマスター」と考えれば、このモデルは「裏のスピードマスター」とも言えるコレクションです。表ではなく、あえて裏を選ぶのも“通”な選択と言えるでしょう。
オメガのスピードマスターのおすすめモデル10:スピードマスター デイデイト トリプルカレンダー 3523.30
ケースサイズ | 直径39mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き オメガ1151 |
防水性能 | 水深50m |
スピードマスターの自動巻きモデルにトリプルカレンダーを搭載したモデルです。
通常のスピードマスターが、3時・6時・9時位置にインダイヤルを配置しているのに対し、こちらのモデルは、6時・9時・12時位置と、縦並びに配置されています。
月・日付・曜日の3つのカレンダー要素を表示したトリプルカレンダーを有しながらも、デザインはすっきりとまとまっています。サイズも39mmと小ぶりで、日本人にちょうどいいサイズ感と言えます。
タキメーターはシルバー鏡面仕上げになっており、全体的にエレガントな印象。
スーツにもカジュアルな服装にも合わせやすいデザインで、コーディネートのバリエーションが広がる時計です。
現在は廃盤となっていますが、中古市場での流通量が多くお手頃な価格も魅力です。
初めてスピードマスターを手にする方や、豊富な機能を求める方におすすめの時計です。
オメガ(OMEGA)スピードマスター注目の限定モデルTOP5!
オメガ(OMEGA)スピードマスターには、限定モデルも多数存在します。
ここでは、数ある限定モデルの中でも特に注目するべき時計を5つ紹介します。
オメガのスピードマスター注目の限定モデル1:【オメガ×スウォッチ】バイオセラミック ムーンスウォッチ
この投稿をInstagramで見る
こちらは限定モデルではありませんが、発売から半年以上経った2022年9月現在も店舗で商品に出会えない状態が続いている人気ぶり。入手困難なモデルと言えますので、ここでご紹介させてください。
2022年3月に発売された、オメガとスウォッチのコラボ時計「OMEGA×SWATCH BIOCERAMIC MOONSWATCH」、通称「ムーンスウォッチ」。
名前の通り、オメガのムーンウォッチであるスピードマスターと、低価格でポップなデザインが魅力の時計ブランドであるスウォッチの夢のコラボレーションモデルです。
特筆するべくはその価格。スウォッチからの販売ということで、定価はなんと33,550円!
スピードマスタープロフェッショナルの定価から考えると、まさに桁違いの安さです。
人気ブランド同士のコラボレーションと圧倒的な安さということもあり、発売前から大きな話題となっていました。
ケースはバイオセラミックと呼ばれる、スウォッチ独自の生物由来の素材を使っており、オメガのスピードマスターとは違った質感となっています。
ムーンスウォッチは、太陽系をモチーフにした全11種類が展開され、月や地球をはじめ、太陽や水星などもラインナップされています。
一番人気はもちろん、月(MISSION TO THE MOON)。他にも黒やグレーをベースとした水星やティファニーブルーを想起させる天王星も人気を集めています。
「スピードマスターがほしいけど価格に手が届かない」という方はぜひ注目してみてください。
また、すでに本家スピードマスターを持っている方も、カジュアルで遊び心のあるムーンスウォッチと比べて見てはいかがでしょう。
オメガのスピードマスター注目の限定モデル2:スピードマスター プロフェッショナル アポロ11号月面着陸35周年 3570.40
ケースサイズ | 直径42mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 手巻き オメガ1861 |
防水性能 | 水深50m |
アポロ11号の月面着陸35周年を記念して、2004年に発表された日本限定2004本のモデルです。
現在では世界的に人気の高いオメガのスピードマスターですが、2004年当時は今ほどの世界的人気ではありませんでした。
しかし、その頃から日本では比較的スピードマスターの人気が高かったため、日本限定モデルというものがいくつか存在しています。
この時計はそんな日本限定モデルのひとつにあたり、1969年に発表されたスピードマスターマークⅡ(通称レーシングダイアル)を復活させたものです。
ケースやブレスレットなどの基本的なスペックは、通常のムーンウォッチと同じです。
グレーの文字盤にオレンジが映えるデザインが特徴で、インデックスやクロノグラフ関連の針、オメガのマークもオレンジに統一されています。
日本限定モデルということもあり、数年前までは比較的中古市場でも見かける時計という印象でしたが、最近ではその数も減ってきています。
価格も徐々に高騰してきているため、お探しの方は見かけたら早めに入手することをおすすめします。
オメガのスピードマスター注目の限定モデル3:スピードマスター レーシング シューマッハ レジェンド 3559.32
ケースサイズ | 直径42mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き オメガ3301 |
防水性能 | 水深100m |
F1レーサーのミハエル・シューマッハが、2003年に6度目のF1チャンピオンを獲得という偉業を達成したことを記念して、2004年に世界限定6000本で発売されました。
ダイヤルバリエーションは、レッド、ホワイト、そしてこちらのホワイト×ブラックの4種類ですが、圧倒的に人気なのがこのホワイト×ブラック文字盤です。
時計通の方であれば、このデザインを見てピンと来る方も多いのではないでしょうか。
この限定モデルは、ヴィンテージロレックスでお馴染みの「デイトナ ポール・ニューマン」モデルを彷彿とさせるとして、特に人気のカラーです。
クロノグラフモデルの中でも、インダイヤルのカラーが変わる通称パンダ(白文字盤に黒のインダイヤル)は特に人気が高い傾向があります。
その上ブランド違いとは言え、時計好きなら誰もが知るモデルに似たデザインとなると、人気が偏るのも仕方のないことと言えるでしょう。
ムーブメントは、フレデリック・ピゲ製の3301を搭載。パワーリザーブ約55時間、防水性100mと実用的な作りとなっています。
世界限定6000本と数も限られており、こちらも年々価格が高騰しています。
オメガのスピードマスター注目の限定モデル4:スピードマスター プロフェッショナル スヌーピーアワード 311.32.42.30.04.003
ケースサイズ | 直径42mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール×ナイロンストラップ |
ムーブメント | 手巻き オメガ1861 |
防水性能 | 水深50m |
1970年、アポロ13号に搭乗した宇宙飛行士たちの生還に大きく貢献したとして、オメガのスピードマスターに対し「シルバースヌーピーアワード」がNASAから贈られました。
この時計は、その出来事から45周年を記念して2015年に発表されたモデルです。
「なぜNASAとスヌーピーが関係あるの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。
NASAは、1960年代後半にNASAで多発していた事故の原因は個人の不注意が関係していると考え、職員のモチベーション向上につなげるために世界的なキャラクターであるスヌーピーを「安全のシンボル」として登用することにしたのです。
その後、NASAでは有人宇宙飛行ミッションの成功に大きく貢献した人に「シルバースヌーピーアワード」を贈るようになりました。
1970年、有人月飛行を行ったアポロ13号は酸素タンク爆発を起こし、コンピュータが使えない危機的状況に陥ったのですが、そんな絶体絶命の状況を救ったのが、スピードマスターでした。
地球帰還のための軌道修正を行う際、14秒間のエンジン噴射が必要だったのですが、その時間を正確に計測したのがスピードマスター。そのおかげでアポロ13は無事に帰還することができたのです。
こちらのモデルにはそんなエピソードを感じさせるデザインがあります。それは、1~14秒の秒間に小さく書かれている「What could you do in 14 seconds?(14秒間で何ができた?)」
宇宙飛行士たちの命を左右した14秒を、漫画のコマを連想させる四角の枠で刻んでいます。
また、9時位置のインダイヤルに寝そべるスヌーピーが呟いている「Fall is not an option(失敗という選択肢は無い)」と言う言葉は、アポロ13号のジーン・クランツの名言です。
全体的に相場が値上がりしている限定モデルの中でも、こちらのモデルはとくに激しく値上がりしており、2017年頃までは約200万円でしたが、2022年9月現在では約500万円と2倍以上の価格になっています。
オメガのスピードマスター注目の限定モデル5:スピードマスター 東京五輪 2020本限定 522.30.42.30.03.001
ケースサイズ | 直径42mm |
---|---|
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 手巻き オメガ1861 |
防水性能 | 水深50m |
2020年の東京五輪を記念して作られた、2020本限定のモデルです。
五輪のカラー5色をそれぞれイメージしたモデルが展開されており、こちらはそのうちのブルー。
42mmのケースにサンブラッシュ仕上げのブルーの文字盤が印象的なモデルです。
ベゼルも文字盤と同カラーのアルミニウムを採用し、裏蓋には「TOKYO 2020」の文字と、東京五輪のエンブレムが刻印され、限定モデルならではの特別感を感じられる仕様になっています。
相場は2022年9月現在、約76万円の定価よりも少し高い程度と、限定モデルのなかでは比較的落ち着いています。しかし、限定モデルは売り切れ後、徐々に値上がりしていく傾向があり、こちらのモデルも今後値上がりしていくことが予想されます。
オメガ(OMEGA)スピードマスターの値上がりしているモデル3種類を紹介!中古相場と買取価格も解説!
オメガ(OMEGA)スピードマスターの値上がりしているモデルを大きく3種類に分けて紹介します。
ただしこちらで紹介するオメガの買取価格と中古相場は、2022年9月現在のものになりますので、あくまでも参考程度にとどめてください。
オメガの中古相場と買取価格1:スピードマスター プロフェッショナル
型番 | 中古相場 | 買取価格 |
---|---|---|
ST145.022(第5世代) | 55~70万円 | 30~40万円 |
3570.50(第6世代) | 48~58万円 | 25~38万円 |
310.30.42.50.01.001(現行モデル) | 66~80万円 | 45~60万円 |
オメガのムーンウォッチとしてお馴染みのスピードマスタープロフェッショナルの中古相場と買取価格は、上記のようになります。
第5世代の「ST145.022」は、このモデルの年代に月面着陸を果たしたということもあり、ムーンウォッチファンから特に人気の高いモデルです。
また、1980年代の文字盤の一部に「Speedmaster」の「r」の文字が下がっている、通称「下がりr」という希少モデルがあります。
当然ですが、この特徴を備えた個体は相場が跳ね上がり、100万円を超えるものも珍しくありません。
第6世代の「3570.50」は長い間生産されていたということもあり、中古市場の流通量が多く相場も安定しています。
しかし、ここ2~3年は価格の高騰が続いており、2018年頃は約30万円でしたが、現在では安くても48万円はするため、かなり価格が高騰しているといえます。
昔は「スピードマスターは機械式時計の入門機としてお手頃の価格帯」という印象がありましたが、年々価格が上がっているため、スピードマスターがほしいという方は、早めの入手がおすすめです。
オメガの中古相場と買取価格2:スピードマスター レーシング
型番 | 中古相場 | 買取価格 |
---|---|---|
レーシング40mmブラック×ラバー 326.32.40.50.06.001 |
35~43万円 | 17~25万円 |
レーシング40mmブラック 326.30.40.50.01.001 |
37~48万円 | 19~28万円 |
レーシングマスタークロノメーター 329.30.44.51.04.001 |
85~100万円 | 48~58万円 |
スピードマスターレーシングは「レーシング40mm」と、2カウンターの「レーシングマスタークロノメーター」の2種類に大別できます。
レーシング40mmは、比較的流通量が多いことから中古相場は安定しています。一方、レーシングマスタークロノメーターモデルは、レーシング40mmと比べて中古相場が高くなっています。
定価自体が約120万円と高価であることはもちろん、2017年に登場した新しいモデルということもあり、まだそれほど市場への流通量が多ないため相場が高くなっていると考えられます。
オメガの中古相場と買取価格3:スピードマスター オートマチック
型番 | 中古相場 | 買取価格 |
---|---|---|
オートマチック旧型モデル 3510.50 |
27~32万円 | 14~20万円 |
オートマチックデイト 323.30.40.40.06.001 |
33~38万円 | 20~25万円 |
オートマチックデイト 3211.31 |
26~36万円 | 12~20万円 |
スピードマスターの廉価版として登場したオートマチックモデルは、手が届きやすい価格で中古での流通量も数が多いのが特徴です。
「3510.50」は、長年スピードマスターオートマチックの人気モデルとして愛されてきた時計です。
現在でも比較的流通量は多いですが、こちらのモデルも近年急激に価格が高騰しています。
スピードマスターオートマチックだけにかかわらず、スピードマスターのモデル全般で価格が高騰している状態です。
これは、スピードマスターの定価そのものが高騰していることや、中国を中心とするアジアでのオメガの需要が高まっていることなどが影響していると考えられ、今後もしばらく価格の高騰は続くと予想されます。
オメガのスピードマスター中古の購入や買取はギャラリーレアがおすすめ
「スピードマスターを入手したいけれど価格が…」「限定のムーンウォッチを探している」という方におすすめなのが中古の時計。
中古の時計と聞くとネガティブな印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際メリットも多数あります。
まずは圧倒的に価格が安いこと。現行モデルでは100万円近くするスピードマスターも、物によっては10~20万円安くで手に入ることがあります。
また、生産終了となってしまった時計も、中古で探してみると見つかることがあります。
スピードマスターは人気が高いため、リサイクルショップや質屋でも販売されていますが、ブランド専門のリユース店での売買をおすすめします。
なぜなら、時計は精密機械のため外観が綺麗でも、内部のムーブメントが悪くなっていることがあるからです。
ブランド専門のリユース店では、販売前に時計の動作チェックをしっかりと行っています。また、購入後の保証もあるため、保証期間内であれば通常使用で生じた不具合は無料で対応してもらえます。
ギャラリーレアでは、スピードマスターの現行モデルからレアな限定モデルまで多数取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。
また、東京・大阪・名古屋のブランド買取激戦区に店舗があり、その豊富な買取経験から相場もしっかりと把握しているので、売却をご検討する方は一度査定額を問い合わせてみる事をおすすめします。
オメガ(OMEGA)スピードマスターについてまとめ
まとめ
- オメガ(OMEGA)スピードマスターの魅力は、「初代から続くデザイン」「世界初のタキメーターベゼル」「腕時計唯一のムーンウォッチ」
- スピードマスターには基幹モデルのムーンウォッチ以外にも、「レーシング」「オートマチック」「ムーンフェイズ」など、多数のバリエーションがある
- スピードマスターは限定モデルも豊富!とくにスウォッチとのコラボ時計は人気が高く正規店での入手が困難
スピードマスターは、人類初の月面着陸に携わった唯一の腕時計「ムーンウォッチ」として非常に人気のあるモデルです。
腕時計としての機能や耐久性、デザインの良さはもちろん、時計にまつわる偉大なストーリーも大いに魅力的といえます。
更に、「オートマチック」や「レーシング」「ムーンフェイズ」などバリエーションも豊富。限定モデルの数も多いため、自分好みのモデルを探すのも楽しいでしょう。
世界的に人気の高いコレクションのため中古での流通量が多く、ほとんど使われていないような綺麗な時計も数多くあります。
定価も上がってきているため、少しでも安く手に入れたい方はぜひ中古の時計も選択肢に入れてみてください。
ブランド買取のギャラリーレアでは、スピードマスターの現行モデルをはじめ、廃盤モデルや限定モデルも取り揃えています。ぜひチェックしてみてください。
また、売却しようか迷っているオメガのスピードマスターがございましたら、ぜひ査定額だけでも確認してみてはいかがでしょうか。