世界的ファッションブランドとして名高いエルメス(HERMES)。パリで高級馬具工房としてオープンしたところからブランドの歴史が始まり、その後革製品からジュエリーまでファッション全般で多くのヒットアイテムを世に送り出しています。
原点である馬具工房で培った独自の彫金技術を使い、これまで様々な素材やデザインで展開してきたエルメスのジュエリー。あまりイメージがないかもしれませんが、実は結婚指輪としても一部ファンから人気を集め選ばれています。
一生ものの結婚指輪にHERMESが選ばれる理由は、単に高品質な素材を使ったハイジュエリーであるということだけでなく、HERMES特有のそのデザイン性の高さにもあると思います。
これから結婚指輪を購入する予定の方、そして「人生で一番特別な結婚指輪には、憧れのエルメスを!」と考えている方。気になるのは、どれくらいの相場なのか、何を基準に選んだらいいのかといったことではないでしょうか。
そんな方に向けて、この記事ではエルメスの結婚指輪の相場と選び方の3つのポイントをご説明していきたいと思います!
最後におすすめTOP10もご紹介いたしますので、ぜひふたりにとって最高の1点が見つかるよう、チェックしてみてくださいね。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で神戸元町店の店長として勤務。確かな審美眼はもちろん「お客様ひとりひとりを大切に」をモットーとした誠実な対応が持ち味。抜群のセンスが光るスタッフスタイリングは社内随一の閲覧数を誇る。ユーモアあふれる性格から社内外に多くのファンを持つ。
目次
- 1 エルメス(HERMES)の結婚指輪の相場はいくらくらい?
- 2 エルメス(HERMES)の結婚指輪の選び方を3つのポイントで解説!
- 3 エルメス(HERMES)の結婚指輪のおすすめランキングTOP10!
- 3.1 エルメスのおすすめ結婚指輪1:エヴァー・ヘラクレス(ホワイトゴールド/ダイヤモンド)
- 3.2 エルメスのおすすめ結婚指輪2:アリアンヌ(ピンクゴールド/ダイヤモンド)
- 3.3 エルメスのおすすめ結婚指輪3:エヴァー・ケリー(プラチナ/ダイヤモンド)
- 3.4 エルメスのおすすめ結婚指輪4:エヴァー・シェーヌ・ダンクル(プラチナ/ダイヤモンド)
- 3.5 エルメスのおすすめ結婚指輪5:エヴァー・ヘラクレス(ピンクゴールド)
- 3.6 エルメスのおすすめ結婚指輪6:エヴァー・セリエ(プラチナ)
- 3.7 エルメスのおすすめ結婚指輪7:エヴァー・ケリー(プラチナ/ダイヤモンド)
- 3.8 エルメスのおすすめ結婚指輪8:アリアンヌ(ホワイトゴールド)
- 3.9 エルメスのおすすめ結婚指輪9:エヴァー・ヘラクレス(ピンクゴールド/ダイヤモンド)
- 3.10 エルメスのおすすめ結婚指輪10:エヴァー・ケリー(プラチナ)
- 4 エルメス(HERMES)の結婚指輪の種類はどれくらいある?エヴァー・ケリーなど全種類を詳しく解説します
- 5 エルメス(HERMES)の結婚指輪の素材3種類について解説!
- 6 エルメス(HERMES)の結婚指輪のリング幅をそれぞれて解説!あなたの手に合うものはどれ?
- 7 エルメス(HERMES)の結婚指輪はファッションリングとしても使える? 中古ではいくらくらい?
- 8 エルメス(HERMES)の結婚指輪についてまとめ
エルメス(HERMES)の結婚指輪の相場はいくらくらい?
- ダイヤモンドのないシンプルなデザイン:約10万円~
- ダイヤモンド数石:約17万円~
- ダイヤモンド数石(プラチナ):約20万円~
- ダイヤモンドを多く使用したデザイン:約48万円~
エルメスの結婚指輪はダイヤモンドを使用していないシンプルなものから、ダイヤモンドを多くあしらったものまでデザイン幅が広いため、それによって上記の表のように値段が大きく変わってきます。
結婚指輪の予算は、価値観や年収によって様々。
「一生ものの結婚指輪は、思い切って憧れのエルメスにしたい。でも、現実的な価格で買えるのかな…」
結婚指輪にハイブランドを選ぶ際、まず最初に頭によぎるのはそのブランドの相場。
エルメスは特に高級バッグなどで有名で、中には数百万円のバッグなども存在することから、かなり高額になるイメージをお持ちなのではないでしょうか。
実際の相場を確認してみると、およそ10〜70万円。価格帯の幅が広く、商品によってはリーズナブルなものもあるようです。
世界的に名高いブランドであるにもかかわらず、20万円以下で手に入るものも多くあります。
またエルメスの結婚指輪は、大ぶりのダイヤモンドなどの豪華絢爛なジュエリーではなく、シンプルでデザイン性重視のものが多いため、目が飛び出るような値段のものはあまりありません。
ものによっては現実的な価格で購入できるので、予算があまりない方でも憧れのエルメスの結婚指輪は夢ではないかもしれません。
エルメス(HERMES)の結婚指輪の選び方を3つのポイントで解説!
相場から、エルメスの結婚指輪の種類は幅広いことがわかりました。その豊富な選択肢から、ふたりにとって一番のHERMESのリングを後悔しないように選びたいですよね。
ここからは、選ぶ時に抑えておきたい基準を3つのポイントに絞ってご説明いたします。
エルメスの結婚指輪の選び方1:好きなデザインシリーズから選ぶ
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エルメスの結婚指輪は、ブランド色が出ているアイコニックなデザインが一番の魅力であるため、結婚指輪にエルメスを選ぶならデザイン抜きには語れません。
一般的な結婚指輪のデザインとは一味違ったユニークさもあり、エルメス=結婚指輪というイメージもまだあまりついていないため、人と被りにくいという魅力もあります。
また全体的にシンプルで華奢なものが多く、日本人が着けやすい指輪も多いです。
比較的リーズナブルでシンプルなものから、ダイヤモンドを使った高級感のあるものまで1つのシリーズ内にも種類があるため、まずは気に入ったシリーズに絞り、その中で予算に合ったものを探すことができます。
エルメスの結婚指輪の選び方2:ダイヤモンドの有無&素材を決める
エルメスの結婚指輪を選ぶ際に大きなポイントとなるのが、ダイヤモンドの有無と素材です。
ダイヤモンドがあるかないか、指輪の素材に何が使われているかによって価格も大きく異なり、デザインと同様に指輪全体のイメージも左右します。
上述したように、エルメスの結婚指輪には同じシリーズでも、ダイヤモンドあり・なしのデザイン両方があり、素材もプラチナ、ホワイトゴールド、ピンクゴールドなど様々な作りがあります。
それぞれの特徴を見て、毎日身に着ける結婚指輪にはどのような素材を選びたいのかを考えましょう。
結婚指輪にダイヤモンドはあり?なし?
- 華やかさが一気に増え、フォーマルな場面でも着けられる
- 婚約指輪を兼ねている
- 自分の手に自信がなかったり今後歳をとっても、ダイヤモンドがあれば手元が綺麗に見える
- 指輪に傷がついてしまったとしても、ダイヤモンドがあればカモフラージュになる
結婚指輪にダイヤモンドが選ばれる理由やメリットには、上記のようなことが挙げられます。
とはいえ、一般的に結婚指輪にダイヤモンドは付けるべきなのか、というのは気になるところ。
エルメスのダイヤモンド付きリングは、デザインによって石の数も様々。数石だけあしらわれた日常的に使いやすいものから、全体にあしらわれ手元に高級感をプラスするものまであります。
例えば、婚約指輪は別にあり重ね付けをしたい場合などはダイヤなし又はシンプルな2粒のデザインのものを選び、婚約指輪を兼ねているならダイヤモンドの輝きをふんだんに取り入れた華やかなデザインを選ぶといいでしょう。
ダイヤモンド付きの指輪を選ぶ時の注意点
《チェックポイント》
- ダイヤモンドに必要なお手入れ
- ダイヤモンドを外した方がいいシーン
エルメスで使われているダイヤモンドは、全て「キンバリープロセス認証制度」に準じた証明書が発行されています。
「キンバリープロセス認証制度」とは、紛争ダイヤモンドではないと証明する国際認証制度で、エルメスで取り扱うダイヤモンドは、鉱山で採掘されるところから店頭で販売されるまでの全てのプロセスで検査が行われ、由緒正しいダイヤモンドのみが使用されています。
そんな徹底管理されたダイヤモンド付きの結婚指輪を選ぶ上で注意しておきたいのが、使い方について。
ダイヤモンドは油分と馴染みやすく、使用していると曇ったりすることがあります。そのため、ハンドクリームや日焼け止めなどを使用する時には外すのがベターです。
柔らかい布などで磨けば落ちる汚れですが、その美しい輝きがダイヤモンドの最大の魅力なため、日頃多少のお手入れが必要なことは頭に入れておきましょう。
また弔事の席では基本的に光ものはマナー違反となっているため、そういった厳かなシーンでは外したり、回転させてダイヤを隠したりする必要があります。
こういった点も考慮し、どのように結婚指輪を使っていきたいかを考えダイヤモンドあり・なしを選ぶようにしましょう。
エルメスの結婚指輪の選び方3:似合うリング幅を選ぶ
- 非常に細身のリング幅(1.5〜1.8mm)
- 細身〜標準のリング幅(2〜2.5mm)
- 少し太めのリング幅(3.5〜4mm)
エルメスの結婚指輪を選ぶ際に、デザインや素材、宝石以外にも抑えておきたいのが「リング幅」です。
エルメスでは上記のような幅でサイズ展開されています。
リング幅の差は小さいようで、実はとても大きい違いなんです。少しの幅の変化によって印象がガラリと変わったり、指や手の形によって似合うものも変わってくるからです。
リング幅が広いものはよりカジュアルな印象になり、指輪の存在感が強くなるのに対し、細身のものは指によく馴染み、華奢で繊細な印象を与えます。
一般的な結婚指輪のリング幅は2.5〜3mmとされており、あまり幅が広くなく華奢なものがスタンダードとされています。
これらのリング幅は数字で見ると微妙な違いに見えますが、着けてみた時の印象は意外にも大きく変わるもの。婚約指輪と重ね付けするかどうかでも、選ぶ基準は変わってきます。
また年齢とともに着けた時の印象も変わるため、長年使うことも頭に置いて、自分に最も合うリング幅を選ぶようにしましょう。
エルメス(HERMES)の結婚指輪のおすすめランキングTOP10!
以上、エルメスの結婚指輪を選ぶ時のポイントについてご説明いたしました。
とは言え、実際にどんなデザインが人気があり、選ばれているのか気になるところです。
ここからは、エルメスの結婚指輪おすすめランキングTOP10をご紹介いたします!
エルメスのおすすめ結婚指輪1:エヴァー・ヘラクレス(ホワイトゴールド/ダイヤモンド)
一目見てエルメスだとわかる、ブランドアイコンのHロゴをダイヤモンドであしらった結婚指輪。
中心に1つあしらわれたHロゴが、手の中で視線を引くアクセントとなります。
ダイヤモンドが付いているにもかかわらず、価格は約17万円と比較的リーズナブルなのも魅力的。
ホワイトゴールドの繊細な輝きは、結婚指輪において大切な「主役感」を演出します。
エルメスのおすすめ結婚指輪2:アリアンヌ(ピンクゴールド/ダイヤモンド)
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シンプルなフォルムのアリアンヌにダイヤモンドがふんだんにあしらわれ、一層華やかな雰囲気に。手元を明るく照らし、ラグジュアリーに演出します。
ピンクゴールドとダイヤモンドの組み合わせが愛らしい印象を与え、パーティーシーンではドレスに劣らない輝きを放つハイランクな1点です。
エルメスのおすすめ結婚指輪3:エヴァー・ケリー(プラチナ/ダイヤモンド)
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エルメスの人気バッグ「ケリー」の留め具のバックルにインスピレーションされたデザイン。
シンプルなフォルムの中で中心に輝く2粒のダイヤが、永遠の愛を誓う2人の姿のようにも見えます。
平打ちタイプのリングで多少のエッジな雰囲気も出しつつ、ダイヤで繊細な印象も与えています。
エルメスのおすすめ結婚指輪4:エヴァー・シェーヌ・ダンクル(プラチナ/ダイヤモンド)
エルメスの人気ジュエリーシリーズ「シェーヌ・ダンクル」のブライダルラインで、鎖をモチーフにしたデザインです。
鎖モチーフのマニッシュな雰囲気と、ダイヤの女性らしい華やかさが作り出す絶妙なバランスが魅力。
女性はダイヤありのデザイン、男性はなしのデザインでペアにするのがおすすめです。
エルメスのおすすめ結婚指輪5:エヴァー・ヘラクレス(ピンクゴールド)
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ダイヤモンドが付いていないHロゴのエヴァー・ヘラクレスは、カジュアルラインのエルメスジュエリーに近い雰囲気があり、普段のコーディネートの中のおしゃれポイントに。
ピンクゴールドが女性の柔らかさを与えてくれるため、デザインのカジュアルさとのバランスがよく取れています。
男性は色違いでホワイトゴールドを選べば、よりクールな印象を与えるので、ペアにぴったりです。
エルメスのおすすめ結婚指輪6:エヴァー・セリエ(プラチナ)
かつての馬車の引き具に使われていた鎖のコマを再現したエヴァー・セリエ。エルメスの馬具工房としての歴史を感じさせる、伝統的なモチーフです。
ダイヤなしのシンプルなデザインが男女ともに使いやすく、歴史を感じるデザインでありながらもモダンなファッションにもよく合います。
強く繋がれた鎖のコマが、離れることのない永遠の絆を表しているようにも思えます。
エルメスのおすすめ結婚指輪7:エヴァー・ケリー(プラチナ/ダイヤモンド)
アーム全体にダイヤモンドがあしらわれ、よりゴージャスになったエヴァー・ケリー。エルメスのブライダルラインの中でも際立って華やかなデザインです。
プラチナとダイヤモンドの輝きは女性の憧れでもあり、正にウエディングドレスにぴったりな結婚指輪に。
エルメスのおすすめ結婚指輪8:アリアンヌ(ホワイトゴールド)
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シンプルな2つのラインが特徴のアリアンヌは、日常使いしやすく男女ともに違和感なく着けられます。
リング幅が幅広タイプなため若干のカジュアルさもプラスしつつ、抜け感があるデザインでタイムレスな美しさも持っています。
長く愛用できる結婚指輪として人気のアイテムです。
エルメスのおすすめ結婚指輪9:エヴァー・ヘラクレス(ピンクゴールド/ダイヤモンド)
4つのHロゴが組み込まれた、エヴァー・ヘラクレスの中でもファッション性の高いデザインです。結婚指輪にもおしゃれさを重視する、ファッションにこだわりのある方におすすめ。
よりデザイナーズブランドらしさやエルメスらしさが強く出ているデザインです。
エルメスのおすすめ結婚指輪10:エヴァー・ケリー(プラチナ)
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ダイヤモンドなしのシンプルなタイプのエヴァー・ケリーです。
「あまり装飾は付けたくないけど、一般的な平打ちリングではつまらない」といった方におすすめ。さりげないエルメスデザインが加わり、少しの個性をプラスすることができます。装飾が一切ない代わりにプラチナの美しさが際立ち、飽きもこないデザインです。
手の中で程よい存在感を放ち、日常のカジュアルファッションにもよく馴染みます。
エルメス(HERMES)の結婚指輪の種類はどれくらいある?エヴァー・ケリーなど全種類を詳しく解説します
どれも甲乙つけがたく、どれを選ぼうかまよってしまうエルメスの結婚指輪ですが、それぞれのデザインにはこれから結婚する2人に向けたメッセージが込められているように感じます。
そのメッセージを踏まえたうえで選ぶことで、エルメスの結婚指輪がより意味のある物になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、エルメスの人気のブライダルシリーズを詳しく見ていきましょう。
エルメスの結婚指輪の種類1:エヴァー・ケリー
エヴァー・ケリーはエルメスの結婚指輪で最も選ばれる人気シリーズの一つ。
エルメスのアイコニック商品であるバッグの「ケリー」の要素をデザインの中に落とし込んだ、エルメスファンなら思わず惹かれてしまうシリーズです。
ケリーは留め具の部分がバックル式になっているバッグですが、このエヴァー・ケリーもそのバックルを思い起こさせるようなデザインが特徴となっています。
指輪の2つの両端がぴったりとついたそのデザインには「ふたりの絆がほどけないように」という想いが込められているそうで、意味のあるデザインであることも結婚指輪として選ばれる理由の一つでしょう。
そんな細部のこだわりを持ったエヴァー・ケリーですが、全体的なフォルムはシンプル。平打ちタイプでモダンな雰囲気も持っているため、日常のファッションにも気軽に合わせられます。
ダイヤモンドあり・なし、プラチナ、ピンクゴールドなど種類があり、リング幅のサイズもいくつかあります。
ダイヤモンドが中心に2石のみのタイプは、オリジナルのシンプルなイメージはそのままに。主張の強くないさりげない輝きが美しいデザインです。2つだけはめ込まれたダイヤは、お互いに引き合うカップルの姿のようにも思えます。
ダイヤモンドなしの場合、プラチナを選べばスタイリッシュな美しさがあり、ピンクゴールドなら女性らしい華やかさを演出。男女ともに色違いで使えるデザインなので、結婚指輪に選びやすいシリーズです。
エルメスの結婚指輪の種類2:エヴァー・ヘラクレス
エヴァー・ヘラクレスは、ギリシャ神話に登場する英雄にインスピレーションを得て名付けられたシリーズです。
最大の特徴は、エルメスのブランドイニシャル「H」をあしらったデザイン。このHロゴはリング以外にも様々なジュエリーでモチーフ化されており、HERMESの中でも特に有名なデザインです。
カジュアルラインのジュエリーではHロゴが強調されたものが多いですが、ブライダルラインのエヴァー・ヘラクレスではHロゴは控えめに登場。あくまでもリングそのものの輝きやシンプルさを大事にし、さりげなくHロゴを入れることでエルメス特有のデザイン性をプラスしています。
例えば指輪のカーブに沿うようにHロゴが組み込まれていたり、指に自然に溶け込むような入れ方が特徴。女性を華やかに魅せるエレガントな雰囲気もありますが、「ヘラクレス」という名からもイメージできるような強さを感じられるリングでもあります。
ダイヤモンドのあり・なしでも印象は変わり、Hロゴがダイヤモンドになるとより一層華やかに。ダイヤモンドなしなら少しモードな雰囲気もあり、日常的にカジュアルファッションにも合わせやすそうです。
せっかくエルメスの結婚指輪を買うなら、一目見てわかるようなエルメス色を出したい。そんな方におすすめのシリーズです。
エルメスの結婚指輪の種類3:アリアンヌ
アリアンヌはギリシャ神話に登場する「アリアドネの糸」からインスピレーションを受けたデザインです。
アリアドネの糸とは、アテネの英雄テセウスが迷宮ラビリンスから脱出するのに、彼を愛するクレタ島の王ミノスの娘のアリアドネが脱出を助ける糸を出したことから、「難関をくぐり抜ける鍵」という意味を持って生まれた言葉。
2本のラインが繋がったデザインから、「ふたりが共に人生の難関を乗り越え、幸せを掴めるように」というメッセージが込められているように感じられます。
また全体を見てみると、そのラインが「H」という形を作り出していることがわかります。見方によってはリング全体がHロゴとしても見えてくる、ユニークなデザインですね。
ダイヤなしなら他のリングと重ね付けもできるようなシンプルさが魅力で、ダイヤが全体にあしらわれているデザインは、リングに立体感とラグジュアリー感をプラスしてくれます。
色味はホワイトゴールドとピンクゴールドから選べて、男女ペアで色違いで着けられるユニセックスデザイン。
一見シンプルですが隠れたメッセージ性を持つ、思わず人に語りたくなるようなシリーズです。
エルメスの結婚指輪の種類4:エヴァー・セリエ
かつて馬車の引き具に使われていた鎖のコマを再現したデザインが、エヴァー・セリエ。馬具工房としての歴史を持つエルメスだからこそ生まれた、エルメスのルーツを感じさせる伝統的なデザインといえるでしょう。
鎖のコマがしっかりと繋がれている様は「切れることのない2人の愛」を表しているようにも見え、結婚指輪にぴったりのリングです。
一番シンプルで日常的に使いやすいものとしては、ダイヤモンドが付いていないプラチナ製のもの。鎖のコマがリングの中で際立ち、マスキュリンな印象も持っているため男性にもおすすめのデザインです。
もう少し女性らしさをプラスしたい場合、ダイヤモンドを2石のみ鎖の両端にはめ込んだデザインがおすすめです。リング全体の主張は控えめでも、動いた時に程よいきらめきが出るため特別感がプラスされます。
更に高級感や輝きを増やしたければ、鎖の両端からダイヤモンドが一周敷き詰められたデザインも。ダイヤモンドがレースのようにも見え、女性らしさやプレミアム感がよりプラスされます。ダイヤモンドとのコントラストで、中心の鎖部分もより強調されているのも特徴です。
しなやかに連なる鎖のコマは「自由の象徴」とも言われ、ふたりのこれからの明るい未来を表しているようにも感じられます。
エルメスの結婚指輪の種類5:エヴァー・シェーヌ・ダンクル
シェーヌ・ダンクルは、エルメスの代表的なジュエリーシリーズの一つです。1938年に当時の社長ロベール・デュマ・エルメスが、船の錨の金具にインスピレーションを受けデザインしたところからスタートし、現在では国内で入手困難アイテムもあるほど一大人気を誇っています。
そのシェーヌ・ダンクルの鎖のデザインを上品に取り入れたのがエヴァー・シェーヌ・ダンクル。よりブライダルラインに寄せたシックな雰囲気が特徴となっています。
カジュアルラインのシェーヌ・ダンクルは大胆な鎖のコマのデザインが目立つデザインとなっていますが、ウエディングリングのエヴァー・シェーヌ・ダンクルではコマが1つで、リングのアームに馴染むようにデザインされています。鎖の堅牢的なイメージと指輪自体の繊細な雰囲気が混ざり合い、絶妙なバランスを作り出しています。
ダイヤモンドなしのデザインはオリジナルのシェーヌ・ダンクルの雰囲気に近く、普段のファッションにも合わせやすく、男性が使ってもかっこいいです。
ダイヤモンドが付くとガラッと印象が変わり、エレガントさがプラスされたシェーヌ・ダンクルを楽しめます。
シェーヌ・ダンクルの鎖は「固く結ばれた絆」を表していると言われており、結婚指輪としても縁起がよくぴったりです。鎖のデザインが控えめなので、他のシェーヌ・ダンクルのジュエリーと組み合わせてもしつこくならずコーディーネートできますよ。
エルメスの結婚指輪の種類6:その他シンプルフォルムの指輪
ブランドの特徴やデザイナー色を出さずに、今後長くタイムレスに愛用できるようなシンプルフォルムをお望みの方には、一般的なデザインの甲丸リングや平打ちリングをどうぞ。
最もシンプルなプラチナの甲丸リングなら11万円ほどなので、エルメスのアイテムにしてはリーズナブルな価格で手に入るのも魅力的。ダイアモンドあり・なし、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、プラチナなど様々な種類と価格で展開されているため、予算に合わせて選ぶことができます。
あまり指輪に装飾をつけたくない男性には、特にこのラインが無難に選べるのではないかと思います。
「結婚指輪はオーソドックスなデザインにしたいけど、良質で長く使えるものがいい」というカップルには、エルメスのシンプルなフォルムのリングがおすすめです。
エルメス(HERMES)の結婚指輪の素材3種類について解説!
ここからは結婚指輪をはじめとしたエルメスのリングに用いられる素材についてご紹介します。
エルメスの結婚指輪に使われている素材1:プラチナ
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プラチナは白金とも表記され、その白く輝く見た目からもホワイトゴールドと誤って認識されてしまうこともありますが、実際は全く異なる素材。ホワイトゴールドは金に他の金属を混ぜて作る合金であり、プラチナはそれ自体が金属種類となっています。
現在では希少価値の高い素材とされ、ブライダル用ジュエリーとしてゴールドとともに愛される素材です。
プラチナは化学的にとても安定した素材であるため、変質・変色することが少なく比較的お手入れがしやすいです。水にも強いため、着けながら洗い物などをすることも可能です。(※ただし、ダイヤモンドが付いている場合は念のため外しましょう。)
日々のお手入れとしては、たまに柔らかい布で拭き取ってあげると長く綺麗に使うことができるのでおすすめ。
またプラチナはシルバーのような色味をしているため、男性がスーツなどに合わせても浮いた印象にならず好んで選ばれています。
一生もののジュエリーとして付き合えるプラチナは、安心して結婚指輪に選べる素材です。
エルメスの結婚指輪に使われている素材2:ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、上述した通りゴールドに別の金属を混ぜた白色のゴールドのことを言い、ジュエリーの表記では「WG」などでよく見られます。18金のホワイトゴールドなら、純金75%、残りの25%はパラジウム系の金属を合わせた合金ということになります。
エルメスの結婚指輪ではHロゴのエヴァー・ヘラクレスなどでホワイトゴールドが使われています。ダイヤモンドともよくマッチする色合いで、プラチナに似た美しい繊細な輝きが特徴です。
ホワイトゴールドは性別や年齢にかかわらず、またファッションの系統やシチュエーションなども問わず違和感なく使えるため、男性からもプラチナの次に人気の素材となっています。
覚えておきたいポイントとしては、ロジウムコーティングされているため長年使用していると稀にコーディングが剥げて下地が見えてくる可能性があること。
ケアが必要な場合は自身で磨いたりせず、購入店舗に持っていくなどまずはプロに相談するようにしましょう。
エルメスの結婚指輪に使われている素材3:ピンクゴールド
ピンクゴールドは、「ローズゴールド」という呼称でも馴染み深い素材。
名前の通りピンク色が特徴のゴールドですが、基本的には純金に銀・銅・パラジウムなどを混ぜた合金で、銅の赤みによってピンク色が出ます。その配合はメーカーにより異なり、銀を多めに入れると白さが増し、銅が増えるとよりピンク色が強くなります。
通常ピンクゴールドは日本人の肌色によく馴染むと言われていて、パーソナルカラーがブルーベース・イエローベースどちらの場合でも似合う色です。
エルメスの結婚指輪に使われているピンクゴールドは、若干の白さがあるピンク色のため上品な印象になり、女性の結婚指輪におすすめです。
ピンクゴールドを使う上で注意しておきたいのが、ピンクゴールドに含まれる銅とパラジウムは金属アレルギーを起こしやすい素材だということ。安全のため、自分にアレルギーがないかチェックしてから使うようにしましょう。
またピンクゴールドは皮脂や汗などに反応して酸化すると茶色っぽくなることもあるので、日常的に柔らかい布で拭いてあげることが大切です。入浴時や手洗いの時もなるべく外すようにしましょう。
強度の高い素材のため、そういった日々のお手入れをしっかりと行えば長く愛用することができます。
素材を知ることは、毎日肌に触れる結婚指輪を選ぶ際には欠かせません。金属アレルギーについては、今まで身に着けたことがない素材を選ぶ際には、念のため事前にアレルギーのパッチテストなどを受けることをおすすめします。
エルメス(HERMES)の結婚指輪のリング幅をそれぞれて解説!あなたの手に合うものはどれ?
非常に細身のリング幅(1.5〜1.8mm)
《相性のいい手・指のタイプ》
- 小さめの手
- 細めの指
エルメスのブライダルリングでは、最もシンプルな甲丸タイプと平打ちタイプの指輪がこのリング幅で作られています。
かなり華奢な印象になり、普段あまりジュエリーを身に着けない方や、大ぶりの指輪が苦手な方におすすめです。また、細身なので婚約指輪と重ね付けしやすいというメリットもあります。
その華奢さが一番の魅力ですが、年齢を重ねた時には若干地味すぎる印象になってしまったり、着けていてあまり目立たないと物足りなさを感じることもあるかもしれません。
「今はこれぐらいがちょうどいいけど、未来の自分のことも考えると多少太めのものを選んだ方がいいかも…?」という考え方もあるので、選ぶ時にはそういった将来のことも考えておいた方がいいでしょう。
またゴツゴツした手や指の太さが気になる方は、これほど細身の指輪だと余計強調されて見えてしまうため、そういった方は選ばない方がベターです。
細身〜標準のリング幅(2〜2.5mm)
《相性のいい手・指のタイプ》
- 細めの指
- やや太めの指
- 短めの指
- 長めの指
2mmは一般的なリング幅としては細身で、華奢で女性らしい印象を与えます。エルメスではエヴァー・セリエやエヴァー・シェーヌ・ダンクルなどにこの幅サイズがあります。
エルメスの結婚指輪はほとんどが平打ちタイプのデザインのため、細身のリング幅でも甲丸タイプとは着けた時の印象が異なります。女性らしいエレガントな印象を残しながらも、同時に華奢すぎない強さも感じさせます。
2.5mmのリング幅は多くの日本人が結婚指輪に選ぶサイズで、こちらも細身の部類に入りますが、より標準的で多くの人に似合う大きさです。
また、このあたりのサイズも婚約指輪との重ね付けが綺麗にできるリング幅です。
細すぎず太すぎず手の中でちょうどいい存在感を出し、男女どちらも着けやすい太さとなっています。
少し太めのリング幅(3.5〜4mm)
《相性のいい手・指のタイプ》
- 大きめの手
- 太めの指
- 長めの指
- ゴツゴツした指
3.5mm以上のリング幅は一般的に幅広タイプの指輪です。一般的な結婚指輪よりもファッション的イメージが強くなり、繊細になりすぎず少しだけカジュアルな雰囲気がプラスされます。
エルメスのブライダルシリーズではアリアンヌがこのリング幅になっていますが、アリアンヌは2本のライン仕立てのデザインになっているため、幅が広くても重い印象にはなりません。多少大きく感じても抜け感のあるデザインなので、結婚指輪としてエレガントな印象も残しつつ使えます。
特に手が大きい方や指が太めの方におすすめで、指輪に視線を集めれるため、手にコンプレックスがある方でも綺麗に見せられます。
また年齢を重ねるとジュエリーは大きくしたくなる傾向にあったり、案外細身の指輪は飽きが来ることもあります。後で「もっと存在感のある指輪にすればよかった!」と思う可能性も考えて、少しボリュームのある大きさを選ぶのも手かもしれません。
エルメス(HERMES)の結婚指輪はファッションリングとしても使える? 中古ではいくらくらい?
エルメスの結婚指輪は、そのデザイン性の高さからファッションリングとしても人気があり、ギャラリーレアでもお取り扱いしています。
ブランドリユース店ではサイズが合う方にしか購入してもらえないということもあり、参考定価の半値以下で販売されていることもしばしば。
アリエンヌのフルダイヤのリングが参考定価508,200円のところ228,900円であったり、H文字が印象的なエヴァ―・ヘラクレスが参考定価179,300円のところ82,700円で販売されているなど、サイズが合う方はとびきりお得に購入できます。
ただし、バッグなどのブランド品の買取に比べると数がそう多くない為、特定のサイズを探している方は入荷予約をしておくことをおすすめします。
エルメス(HERMES)の結婚指輪についてまとめ
まとめ
- エルメスの結婚指輪の相場は幅広く、およそ10〜70万円ほど
- まずは好きなデザインシリーズから選ぶ
- ダイヤモンドの有無と素材は、それぞれの特徴を理解して選ぶ
- リング幅は自分の手に合うもの、そして長く使いたいものを見極める
エルメスの結婚指輪は、比較的リーズナブルに購入できるものもあり、どれもデザイン性が高くタイムレスな美しさがあります。
エルメスは結婚指輪としてはそこまでメジャーではないため、人とも被りにくく狙い目でもあります。
また、エルメスの結婚指輪のメリットとしては、使わなくなった際に売却できるという点も挙げられます。
長い結婚生活のなかでサイズが合わなくなってしまったり、年を重ね華奢な指輪から存在感のある指輪へ買い換えたりする場合でも、今まで使っていたものを売却し新しい指輪を購入する資金にすることができます。
一生ものの特別なジュエリーはぜひ憧れのエルメスで、後悔のない指輪選びをしましょう。
ギャラリーレアでは、指輪を含むエルメスの買取に力を入れています。使用しないエルメスのアイテムがございましたら、ぜひ一度ギャラリーレアで査定額をお確かめください。