ブライトリングといえば、ナビタイマーやクロノマットなどのパイロットウォッチを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし同じく「空」を代表するモデルとしてアベンジャーも忘れてはいけません。
2001年誕生と他のモデルと比べ新しいモデルですが、耐衝撃性・防水性・スリップ防止付リューズなど、ブライトリングの中でもとくにタフな設計が魅力です。
2019年にはコルトとアベンジャーⅡが統合し、更にパワーアップして生まれ変わりました。
ケースサイズ48mmの迫力あるクロノグラフ「スーパーアベンジャーⅡ」や3000m防水を達成した「シーウルフ」など、「空」だけにとどまらない多彩なコレクションを展開しているアベンジャー。
今回は、そんなアベンジャーの魅力と、おすすめモデルを紹介します。
中古での販売価格やおすすめの買取店なども紹介しますので、アベンジャーが気になるという方はぜひ参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
ブライトリングのアベンジャーとは?その魅力を3つのポイントで徹底解説!
ブライトリング(BREITLING)アベンジャーの魅力を3つのポイントに分けて紹介します。
ブライトリングのアベンジャーの魅力1:ブライトリング史上最もタフな時計
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アベンジャーの1つ目の魅力は、ブライトリング史上最もタフな時計であることです。
アベンジャーが誕生したのは2001年。ナビタイマーやクロノマットなど空を代表するパイロットウォッチの後続モデルとして登場しました。
ミリタリーやプロ向けのアクティビティなど、過酷な状況に耐えられるタフな計器として設計されています。
当初は大ぶりでタフなプロユースモデルという印象が強かったのですが、2013年には「アベンジャーⅡ」としてデザインを刷新します。
ケースサイズは45mmから43mm、厚さも1mm薄い16.5mmとなり、デイリーユースとしても使える時計として、新たなファンを獲得することとなりました。
さらに2019年にはコルトとアベンジャーⅡが統合し、新たに生まれ変わったアベンジャーが登場しました。
これはブライトリングの現CEOによるモデル全体の刷新によって、クロノマットがこれまでの「空」のコレクションから「陸」のコレクションへ移行したことが関係しています。
2022年現在のブライトリングの「空」のコレクションは、ナビタイマーとアビエーション、そしてアベンジャーの3つになります。
コレクションとして、たびたび生まれ変わっているアベンジャーですが、タフな設計という点では一貫して変わっていません。
もちろん、日常使いしやすいよう微調整はされていますが、アベンジャーならではの耐衝撃性や高防水性は現行モデルにも受け継がれています。
ブライトリングのアベンジャーの魅力2:パワフルなデザイン
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アベンジャーの2つ目の魅力は、パワフルなデザインです。
アベンジャーのデザインをしたのは、エディ・ショッフェル氏。彼は、タグホイヤーのセルやリンクを手掛けたデザイナーで、コマが斜めにカットされたブライトリング特有のブレスレットを生み出した人物です。
ショッフェル氏がブレスレットだけでなく時計全体のデザインを初めて担当したのが、このアベンジャーです。
アベンジャーはクロノマットのデザインを基礎においていることもあり、どのようにしてデザインの違いを見せるかが大きなポイントでした。
ショッフェル氏は、ベゼルのライダータブとラグで差を生むことに成功しました。
クロノマットを特徴づけるベゼルのライダータブは、カウントアップとカウントダウン双方に対応できるように15分と45分が入れ替えられるようになっています。
これは共同開発したイタリア空軍のパイロットたちの要望を取り入れたものです。
しかしアベンジャーではベゼルとライダータブを一体型にしており、入れ替えることができません。
また、ラグ部分はクロノマットが短くまっすぐ伸びているのに対し、アベンジャーは長く腕に沿うように湾曲しています。
こちらもクロノマットはパイロットの袖に引っかからないように設計しているのに対し、アベンジャーは腕へのフィット感を重視しているという違いがあります。
クロノマットがプロフェッショナル向けのパイロットウォッチであるのに対し、アベンジャーは一般向けのタフウォッチというスタンスの違いが伺えます。
アベンジャーは、「クロノマットやナビタイマーほどの機能はなくても良いけど、パワフルなデザインが好き」という一般向けのニーズに最適なモデルなのです。
ブライトリングのアベンジャーの魅力3:40万円台~という価格帯
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アベンジャーの3つ目の魅力は、40万円台という手の届きやすい価格帯です。
アベンジャーは、耐衝撃性や高防水性などタフな設計と、クロノマットのDNAを受け継いだパワフルなデザインでありながら、コストパフォーマンスに優れています。
そこで気になるのが「なぜこれほどの機能を搭載しながら、安く販売できるのか」という点です。
その理由は、ムーブメントにあります。ナビタイマーやクロノマットには、ブライトリングが開発した自社製ムーブメントが搭載されています。
自社ムーブメントの開発には莫大な費用と期間がかかると言われており、2009年に登場したブライトリングの自社開発ムーブメントB01は、2004年頃から5年の歳月をかけて開発されました。
一方、アベンジャーに搭載されているB13は、ムーブメント製造を専門に行うETA社のムーブメントをベースに改良を施したもの。
つまり、ムーブメント製造にかけられたコストがB01より低いため、時計そのものの価格を抑えられているというわけです。
自社開発ムーブメントよりも価格が安いからと言って品質が劣るというわけではなく、ブライトリングの時計はすべてクロノメーターを取得しています。
クロノメーターとは、通称COSC(スイス公認クロノメーター検定協会)による、ムーブメントの精度を測る検定のことを指します。
スイスで生産される多くのムーブメントがこの検定を受けますが、認定されるのはわずか5%と言われるほど、厳しい基準を保っています。
アベンジャーはコストを抑えつつもこの厳しい規格に合格したムーブメントを搭載し、手頃な価格でありながら高い品質を実現しています。
アベンジャーは、手が届きやすい価格帯ということもあり、初めてブライトリングを購入する方からも人気の高いモデルです。
ブライトリングのおすすめ人気のアベンジャー5選!
ブライトリングのアベンジャーで特におすすめのモデルを5つ紹介します。
ブライトリングのおすすめ人気のアベンジャー1:クロノグラフ 43 A13385101B1A1
ケースサイズ | 直径43mm |
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素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | ブライトリング13 |
防水性能 | 水深300m |
2019年に新たに生まれ変わったアベンジャーのケースサイズ43mmのモデルです。
新たなアベンジャーでは48mmと45mmのケースサイズがラインナップされており、こちらは一番小さなサイズではありますが、厚さ16mm、重さ240gとずっしりとした着用感があります。
こちらは人気のブラックの文字盤で、12時・9時・6時に配置された縦目のインダイヤルが特徴。3時位置には日付表示を備えています。
インデックスと針には優れた発光で知られるスーパールミノバが塗布されており、暗闇でも高い視認性を発揮します。
またサファイアクリスタルガラスには、両面無反射コーティングが施されているため、光の強いところでもガラスが反射せず時間を確認しやすくなっています。
逆回転防止ベゼルに300m防水を備えているため、ダイバーズウォッチとしても活用できるでしょう。
搭載ムーブメントはブライトリング13。COSC認定クロノメーターに、パワーリザーブ約48時間と実用的なスペックです。
ブライトリングのおすすめ人気のアベンジャー2:アベンジャー2 GMT A329B35PSS
ケースサイズ | 直径43mm |
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素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | ブライトリング32 |
防水性能 | 水深300m |
2013年~2019年に製造されたアベンジャーⅡのGMT搭載モデルです。
2013年にアベンジャーシリーズがリニューアルしたことで登場したモデルで、ケースサイズが45mmから43mmへと縮小しています。また厚みが12.2mmと、日本人が着用しやすいサイズになっています。
GMT搭載時計は、ベゼルがカラフルになっているモデルもありますが、こちらはステンレスで統一され落ち着いた印象があるため、ビジネスシーンでも着用しやすいです。
ブラックの文字盤に赤色のGMT針が映えるデザインになっています。
アベンジャーⅡは現在は生産が終了しており、製造期間も短かったことから今後値上がりの可能性もある注目のコレクションです。
ブライトリングのおすすめ人気のアベンジャー3:アベンジャー2 シーウルフ A1733110/BC31
ケースサイズ | 直径45mm |
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素材 | ステンレススティール×ラバーベルト |
ムーブメント | 自動巻き |
防水性能 | 水深3000m |
3000m防水という圧倒的なスペックを持った、アベンジャーⅡシーウルフです。
逆回転防止ベゼルにねじ込み式リューズ、ヘリウムエスケープバルブとプロの潜水士に必要な機能を備えています。
大きなアラビアインデックスは視認性に優れており、針と12時・6時・9時位置にはスーパールミノバが塗布されているため、暗闇でも時刻を確認できます。
タフな機能が特徴のアベンジャーシリーズの中でも、とくに高スペックで知られるシーウルフは、「パワフルな時計がほしい」「究極のダイバーズウォッチが欲しい」という方にぴったりです。
ブライトリングのおすすめ人気のアベンジャー4:ハリケーン 12H XB0180E4/BF31
ケースサイズ | 直径45mm |
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素材 | ブライトライト×ミリタリーラバーストラップ |
ムーブメント | ブライトリング01 |
防水性能 | 水深100m |
ブライトリングハリケーンは、ミリタリースタイルにぴったりのデザインです。45mmのケースに厚さ16mmという大ぶりなサイズながら、重さ100gという驚きの軽さを実現しています。
その秘密は、ブライトリングが生み出した独自素材の「ブライトライト」。
ポリマーとファイバーを混合して作られた素材は、軽量と言われるチタン素材の1/3の軽さで、ステンレスの1/6もの軽さ。さらに低アレルギーで耐傷・耐腐食性にも優れています。
ムーブメントは、ブライトリングの自社開発ムーブメントB01を搭載。パワーリザーブ約70時間に加え、24時間いつでも日付調整可能な高品質かつ実用的なムーブメントです。
ベルトは、ブラックとイエローのコントラストがスポーティなラバーベルトを採用しています。
「タフな時計がほしい」「時計を気にせずアクティブに動きたい」という方にぴったりのモデルです。
ブライトリングのおすすめ人気のアベンジャー5:【2022年新作】B01 クロノグラフ 45 AB01821A1B1A1
ケースサイズ | 直径45mm |
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素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | ブライトリング01 |
防水性能 | 水深300m |
2022年に登場した新作のアベンジャーです。ケースサイズ45mmにアベンジャーらしいパワフルなデザインが魅力で、ブライトリングが誇る自社開発ムーブメントB01を搭載しています。
ケースサイズ45mmでありながら、着用感に優れているのも特徴です。
こちらの文字盤はアンスラサイト(グレー)ですが、ブルーのモデルもラインナップされています。
インダイヤルは3時、6時、9時に配置されており、3時のインダイヤルは赤く縁取られ、全体のアクセントとなっています。
アベンジャーの特徴であるライダータブを備えたベゼルと、大きなリューズ・プッシュボタンは、操作しやすく使い勝手にも優れています。
裏蓋はシースルー仕様になっており、ブライトリングの自社開発ムーブメントB01を鑑賞できます。
価格はこれまでのアベンジャーシリーズよりも高くなっていますが、「クロノグラフムーブメントの完成形」とも称される最高品質のムーブメントを堪能できるため、ブライトリング愛好家の方にはたまらないモデルといえるでしょう。
ブライトリング(BREITLING)のアベンジャーを中古で買うならどのお店がおすすめ?
ブライトリング(BREITLING)のアベンジャーは、ナビタイマーやクロノマットに比べて、手に入れやすい価格が魅力です。
とくに中古の時計は、モデルによっては定価よりも圧倒的に安いため、「少しでも安く手に入れたい」という方にはおすすめの購入方法と言えます。
また、現在は生産が終了しているアベンジャーⅡや初期のアベンジャーも、中古で探せば手に入れることができます。
中古のアベンジャーを購入する際に気をつけたいのが、お店選び。時計は精密機械のため購入後に不具合が発生する可能性もあります。
購入後の保証がない店では、購入直後の不具合でも購入者負担で修理しなければならず、結果的に赤字になってしまうことも。
こうしたリスクを防ぐために、購入後の保証がしっかりとした店舗を選ぶことが重要です。
中古でアベンジャーを購入するのに、おすすめなのがギャラリーレア。ギャラリーレアはブライトリングをはじめ、さまざまなブランド時計を多数取り扱っています。
店頭だけでなく公式通販サイトでも在庫を確認できるため、アベンジャーの購入を検討している方はチェックしてみましょう。
ブライトリング(BREITLING)
アベンジャーの在庫をチェック
ブライトリング(BREITLING)のアベンジャーを買取に出すならどのお店がおすすめ?
ブライトリング(BREITLING)のアベンジャーは、総合リサイクルショップや質屋など、幅広い店舗で買取を行っていますが、豊富な知識と経験を持った買取スタッフが在籍する、ブランド品専門の買取店を利用するのがおすすめです。
数あるブランド買取店の中でも、ギャラリーレアは全国に店舗を構えており、各店舗にブライトリングに精通した買取スタッフが常駐しているため、安心して売却できます。
店頭での査定はもちろん、メールやLINEで無料査定も行っているため、お手持ちのアベンジャーがいくらになるのか知りたい方は、気軽に問い合わせしてみましょう。
BREITLINGアベンジャーの
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ブライトリングのアベンジャーの評価は?
ブライトリングアベンジャーの購入を検討している方が気になるのは、実際に使っている方の評価かと思います。
ここでは実際に使っている方の、SNSの口コミを紹介します。
ブライトリングのアベンジャーⅡGMTの評価
ブライトリング アベンジャーII GMT買った!!
写真で上手く撮れないけど文字盤がマザーオブパールで光の当たり加減で表情変わってキレイだし重厚感もあってかっこよい…????
一生大事に使いたい。 pic.twitter.com/bFMlwgkE3i— 東雲 (@ShinonomeAA) April 11, 2021
こちらはGMT機能を搭載したアベンジャーⅡの日本限定モデル。
ブライトリングは、とくに日本での人気が高く日本限定のモデルも多数ラインナップされています。
こちらは貝殻を使ったブルーマザーオブパールの文字盤が印象的な時計です。投稿にもある通り、光が当たり方で美しく輝くのが素敵ですね。
一見、スポーティなデザインながらエレガントな雰囲気も持っており、長い間使っても飽きの来ないまさに「一生物」の時計と言えます。
ブライトリングのスーパーアベンジャーⅡの評価
天気が良いので自宅で簡単洗車????
お供はアベンジャーII⌚︎ pic.twitter.com/SqOQnlJBo9— ミナンダ@腕時計 (@HMsqo) March 2, 2023
洗車のお供に選ばれたのが、アベンジャーⅡ。300m防水のため、水仕事中も安心して着用できます。
ステンレスブレスレットでは上品な印象が強いですが、ナイロンベルトに付け替えることでカジュアルスタイルにもぴったりの雰囲気に変わります。
カジュアルなスタイルに馴染みながらも、程よい存在感を放つバランス感の良さも魅力的ですね!
ブライトリングのアベンジャーについてのまとめ
まとめ
- アベンジャーはBREITLING史上最もタフな設計とパワフルなデザインが特徴
- アベンジャーは高機能でありながらコストパフォーマンスに優れている
- アベンジャーは価格高騰が落ち着いているため中古での購入もおすすめ
ブライトリングの中でも、タフな作りとパワフルなデザイン、そして優れたコストパフォーマンスが魅力のアベンジャー。
2001年に誕生し、現在に至るまでさまざまな進化を遂げてきました。アベンジャーⅡや初期のアベンジャーなど生産終了品も多いため、確実に手に入れたい方は中古での購入も視野に入れてみましょう。
「プロのための計器」を理念とするブライトリングが作り出した、最もタフなモデルを体感してみてはいかがでしょうか。