エルメスで人気のバッグといえば、やはりバーキンではないでしょうか。
バーキンは、収納力や使い勝手に特化しており、荷物を入れやすいようにバッグ内に仕切りがないことが特徴。
また、カラーバリエーションと素材も豊富で、世界中のセレブに愛されているバッグです。
そんなバーキンの中でも特に人気の色や革は、一体どんなものなのでしょうか?
今回は、バーキンの人気色と、人気の革の種類をご紹介します。
目次
バーキンの人気色ってどんな色?
バーキンの定番人気のカラーは、ブラック、トゥルティエールグレー、エトゥープの3色です(写真はブラック)。
ブラックはベーシックなカラーのため、初めてバーキンを持つ方やシーンを選ばず使用したい方に人気。
トゥルティエールグレーは、ベージュにも見える明るいグレーカラーで、落ち着いた印象を与えます。
エトゥープはグレー系のニュアンスカラー、シックな発色で人気です。
いずれのカラーも、年齢を問わず幅広い世代に愛されています。
その年の流行色
流行色(トレンドカラー)は、ある一定の時期に人々の注目が集まるカラーのこと。
色見本帳で有名なパントン社が、毎年の流行色を発表しています。
パントン社は、2010年から翌年のトレンドカラーを発表し始め、今ではすっかり恒例に。
ちなみに、2017年のトレンドカラーはグリーナリーという色です。グリーナリーは、グリーンをベースに、少し黄色みの加わった草木を思わせるカラー。
バーキンでグリーナリーに近い色というと、アニスグリーンやアップルグリーン、キウイでしょう(写真はアニスグリーン)。
特にアニスグリーンのバーキンは、エレガントでありつつどこかガーリーで遊び心のある、ポップな雰囲気が魅力です。
新しく発表された色
2017年4月現在、バーキンの新色としてルージュトマト、マカサー、ローズエグランタイン、セージ、テールバテュー、ブルーアガット、ルージュグレナ、グリムエット、トフィ、オリガン、キュイーブル、トレンチの12色が紹介されています(写真はブルーアガット)。
今季おすすめの新色はブルーアガットというカラーです。
ブルーアガットは、宝石の1つである「めのう」からインスピレーションを受けて作られたカラー。
幻想的な雰囲気を持つちょっと不思議なダークブルーで、存在感はバツグンです。
グレーやブラックなど、他の色とも相性が良いため、コーディネートにも取り入れやすいでしょう。
バーキンで人気の革の種類は?
革といっても、バーキンに使用されている革の種類はさまざまです。例えば、牛革、ヤギ革、水牛の革、ワニ革、ダチョウの革、トカゲの革など。以下にご紹介するいずれの革は、生き物が持つ繊細さを絶妙に表現しており、それがバーキンの上品な雰囲気へとつながっています。
牛革
エルメスの皮革製品の中で、主流となる素材。トゴやトリヨンクレマンス、ヴォーエプソンなどが有名です。
ヤギ革
牛革よりも軽く丈夫なのが特徴。また、バーキンの内側に使用されていることが多い素材でもあります。
水牛の革
防水性に優れている素材。バーキンの他にも、カジュアルなバッグに幅広く用いられている素材です。
ワニ革(クロコダイル)
ワニ革はバーキンの最高級素材。アメリカやアフリカ、東南アジアやオーストラリアなど、世界中のワニ革を使用しています。
ダチョウの革(オーストリッチ)
主に、南アフリカやオーストラリアが原産。ダチョウの羽を抜いた跡であるクイルマークが特徴の高級素材です。
トカゲの革(リザード)
トカゲの革は、主に東南アジアが原産。規則正しく細かな斑(まだら)とつやがある高級素材として知られています。
バーキンでは、特に牛革とワニ革が人気!
バーキンで用いられている革の中で、特に人気を集めているのは牛革のトゴ、ワニ革のニロティカスシャインです(写真はニロティカスシャイン)。
トゴは、雄の子牛のレザーでほどよい柔らかさがあります。
1997年に登場して以来、その扱いやすさから現在でも高い人気を誇る素材です。
一方、ニロティカスシャインは、アフリカのナイル川流域に生息するクロコダイルの革を、めのうという宝石で磨く加工(リセ仕上げ)でつやを出しています。
また、クロコダイルの生息地が限られていることもあり、非常に価値が高い素材です。
おわりに
バーキンは、エルメスが細部までこだわりを持ち製作しているバッグの1つ。
だからこそ、世界中で長く愛されているのでしょう。
バーキンの中には、定番のカラーや素材はもちろん、希少価値の高いワニ革を使用し作られたものまで種類はさまざまです。人気の色や革を参考にしつつ、自分好みのバーキンを探してみてはいかがでしょうか。