ロレックスのなかでも一際知名度が高い『コスモグラフ デイトナ』。
デイトナはロレックスのスポーツモデルの1つで、1963年に誕生して以来、世界中のファンから高い支持を得ています。
デイトナは耐久性・機能性だけでなくデザイン性にも優れており、数ある高級時計の中でも最高峰のタイムピースです。
今回は、ロレックスのデイトナの特徴や魅力とともに、おすすめのモデルや流通相場について解説します。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
- 1 ロレックス(ROLEX)デイトナとは?3つの特徴をご紹介
- 2 ロレックス(ROLEX)デイトナの価格高騰モデル10選!定価や中古相場もご紹介!
- 2.1 ロレックスの価格高騰モデル1:コスモグラフ デイトナ 116500LN【白文字盤】
- 2.2 ロレックスの価格高騰モデル2:コスモグラフ デイトナ 116500LN【黒文字盤】
- 2.3 ロレックスの価格高騰モデル3:コスモグラフ デイトナ 116520【白文字盤・黒文字盤】
- 2.4 ロレックスの価格高騰モデル4:コスモグラフ デイトナ 116506A 【アイスブルー】
- 2.5 ロレックスの価格高騰モデル5:コスモグラフ デイトナ 116595RBOW【レインボー】
- 2.6 ロレックスの価格高騰モデル6:コスモグラフ デイトナ 116518LN【シャンパン】
- 2.7 ロレックスの価格高騰モデル7:コスモグラフ デイトナ 116519LN【ホワイトゴールド】
- 2.8 ロレックスの価格高騰モデル8:コスモグラフ デイトナ 116509【メテオライト】
- 2.9 ロレックスの価格高騰モデル9:コスモグラフ デイトナ 116503G【コンビ】
- 2.10 ロレックスの価格高騰モデル10:コスモグラフ デイトナ 116508【金無垢】
- 3 ロレックス(ROLEX)デイトナを定価で買う方法はある?
- 4 ロレックス(ROLEX)デイトナの買取相場は?価格推移も解説!
- 5 ロレックス(ROLEX)デイトナのポールニューマンモデルとは?
- 6 ロレックス(ROLEX)デイトナについてまとめ
ロレックス(ROLEX)デイトナとは?3つの特徴をご紹介
ロレックス(ROLEX)のコスモグラフ デイトナは「キング・オブ・ロレックス」と称される、ロレックスを象徴するタイムピース。
ここではそんなロレックスの中でも最高峰のモデルであるデイトナの特徴を3つご紹介します。
ロレックスのコスモグラフデイトナの特徴1:デザイン性
デイトナの大きな特徴が、ベゼルのタキメーターとロレックス唯一のクロノグラフです。
タキメーターとは時速や平均速度などを測定するメーターのことで、ロレックスのデイトナの場合は200から400の数値で示されます。
デイトナは数あるロレックスの中で唯一のクロノグラフモデルで、3つのインダイヤルが配置されたインパクトあるフェイスがひと目でデイトナと分かる象徴的な意匠となっています。
1963年のデイトナ発表当時、世界的に流行していたモータースポーツを連想させるデザインは、今なお多くのファンを虜にしています。
さらに1988年には2つの素材が使われたコンビモデルが登場しました。
2つの異なる素材が組み合わされたデイトナは、今なお高い人気を誇る定番モデルとなっています。
現在ではホワイトゴールドやピンクゴールドもバリエーションに加わり、誕生50周年を迎えた2013年にはプラチナ素材のデイトナも登場しました。
ロレックスのコスモグラフデイトナの特徴2:機能性
- ストップウォッチ機能を持つクロノグラフ
- 速度を計測できるタキメーター
- 平均日差±2秒以内という高精度
- 72時間のロングパワーリザーブ
- トリプルロックリューズが実現した100m防水
ROLEXのデイトナは、時計としての優れた機能性から「キング・オブ・クロノグラフ」とも称されています。
高機能で耐久性・視認性・防水性に優れており、細部まで計算され尽くしたまさしく最高峰のスポーツウォッチだと言えるでしょう。
もともとはレーサーのための時計ですが、日常でも会議中のタイムキープに使ったり、ランニングの時には時速を計算したり、料理のタイマーとして使ったりと、日常の様々な場面で役に立つ機能を備えています。
搭載しているムーブメントはCal.4130。パワーリザーブを従来の54時間から72時間まで延長し、週末に時計を着けなくても月曜まで動いているという驚異のロングパワーリザーブを実現したムーブメントです。
このムーブメントにより現行デイトナは、平均日差±2秒以内という高い精度を誇っています。公認クロノメーターの定める基準が-4秒~+6秒となっており、デイトナの精度が基準値をはるかに上回る高精度であることが分かります。
合わせて注目したいのが、優れた防水性です。100m防水と言う高い防水性能を誇っており、マリンスポーツや釣りにも気兼ねなく着用できます。
この高い防水性を実現しているのが、ロレックスがダイバーズモデルのために開発したトリプルロックリューズ。チューブ側に2つ・リューズ側に1つのパッキンが使用され、高い機密性を実現しています。
トリプルロックリューズは1966年に登場したサブマリーナに初めて採用され、現行のデイトナにも採用されています。
ロレックスのコスモグラフデイトナの特徴3:稀少性
デイトナは、ロレックスの英知を集結した最高峰のタイムピースで、製造できる職人も限られています。
さらに、出来上がった時計は幾度もの厳正なテストを重ねた上で販売するなど、ロレックスは高品質な時計を提供することに対して一切の妥協を許しません。
それに伴って、ロレックスのデイトナは生産数が非常に少なく、国内外の正規店で購入することが非常に難しい状況となっています。
ロレックスで購入制限が設けられていることもあり、デイトナは購入したくても、なかなか入手できない入手困難モデルとなっています。
この希少価値の高さも、デイトナの人気にさらに拍車をかける要因になっています。
所有しているだけでもステータスになるため、中古市場では定価を上回る価格で取引される場合がほとんど。
現在もリセールバリューは高騰し続けているため、値崩れしにくい時計です。
そのため、ロレックスのデイトナは購入のハードルが高い一方で、状態によって変動はあるものの定価を上回る価格で売却できる可能性が高いモデルです。
特に希少価値の高いアンティークデイトナは、数千万円で取引されているものも。
この相場の異常高騰を受け、ロレックスのデイトナを投資目的で購入する方も少なくありません。
時計ファン以外にも投資目的での需要が高まったことで、さらに入手困難に拍車がかかり、相場は年々上昇の一途をたどっています。
ロレックス(ROLEX)デイトナの価格高騰モデル10選!定価や中古相場もご紹介!
ロレックスのデイトナは、モデルによって定価はもちろん中古相場も大きく異なり、なかには定価の倍以上に相場が高騰しているものもあります。
ここでは、ロレックスのデイトナの価格高騰モデル10選をご紹介します。
状態や付属品の有無によって流通相場には差がありますが、おおよその相場もご紹介しますので参考にしてみてください。
ロレックスの価格高騰モデル1:コスモグラフ デイトナ 116500LN【白文字盤】
型番 | 116500LN |
---|---|
素材 | ステンレス |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | ホワイト |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 1,609,300円(税込) |
中古相場 | 500~600万円 |
最初にご紹介するのは現行モデルのデイトナで最も人気が高い116500LNの白文字盤。
清潔感のある白文字盤とブラックのベゼルのコントラストが印象的なモデルです。
116500LNはデイトナの第6世代で、旧型との大きな違いはベゼル。
旧型Ref.116520のベゼルはステンレスでしたが、現行のベゼルはブラックのセラクロムベゼルが採用されています。
セラクロムベゼルは、傷に強く耐久性に優れ、紫外線による退色が出にくいことも特徴の1つです。
白文字盤のデイトナは、インダイヤルとベゼルがブラックであることから「パンダフェイス」とも呼ばれており、高い人気を誇っています。
これまでのモデルではどちらかというと黒文字盤の方が人気が高い傾向にありましたが、パンダフェイスの登場により現行のRef.116500LNでは白文字盤の人気が黒文字盤を上回っています。
国内定価は160万円ほどですが、状態の良いものであれば500万を超える価格で取引されています。
ロレックスの価格高騰モデル2:コスモグラフ デイトナ 116500LN【黒文字盤】
型番 | 116500LN |
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素材 | ステンレス |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | ブラック |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 1,609,300円(税込) |
中古相場 | 450~550万円 |
同じくデイトナ116500LNの黒文字盤も、高い人気を誇っています。
落ち着きがありクールな印象で、視認性にも優れた黒文字盤のデイトナはビジネスシーンにもおすすめです。
マットなブラックとステンレスの輝きの対比が美しい黒文字盤の116500LNは、世代を問わず長く愛用できる一生もののタイムピースとなるでしょう。
デイトナRef.116500LNは白文字盤の方が30万~50万ほど高値で取引される傾向にあるため、文字盤の色にこだわりがない場合は、黒文字盤を選ぶと出費を抑えられます。
白文字盤の方が相場は上昇傾向にありますが、黒文字盤も流通相場は450万円以上となっており、定価を大幅に上回る価格で流通しています。
ロレックスの価格高騰モデル3:コスモグラフ デイトナ 116520【白文字盤・黒文字盤】
型番 | 116520 |
---|---|
素材 | ステンレス |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | ホワイト / ブラック |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 1,242,000円(税込) |
中古相場 | 320~450万円 |
デイトナRef.116520は、現行の116500LNの1世代前の旧型モデル。
Ref.116520は現行の116500LNよりは、落ち着いた相場となっていますが、まだまだ根強い人気があります。
2000年~2016年まで製造されたロングセラーモデルで、旧型ではありますが今も流通量が多く手に入りやすいデイトナです。
現行のデイトナにはブラックのセラクロムベゼルが搭載されていますが、旧型デイトナではステンレスのベゼルが搭載されていました。
ベゼルの変更により、コントラストがくっきりとした印象になった新型デイトナに対し、旧型のデイトナはベゼルとインダイヤルのシルバーに統一感があり、まとまりのある印象です。
搭載されているムーブメントも同じなので、新旧デイトナのどちらを選ぶかはデザインの好みが大きなポイントとなるでしょう。
Ref.116520の国内定価は124万2千円でしたが、現在の流通相場は400万円前後となっており、新型ほどではないものの依然かなりの高額で取引されています。
ロレックスの価格高騰モデル4:コスモグラフ デイトナ 116506A 【アイスブルー】
型番 | 116506A |
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素材 | プラチナ |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | アイスブルー |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 7,992,000円(税込) |
中古相場 | 2300万~2500万円 |
ロレックスの最高峰であるデイトナの中でも、さらにワンランク上の高級感を醸し出しているのがRef.116506A。
素材はプラチナでインデックスにはダイヤモンドもあしらわれた、デイトナの中でも群を抜いたラグジュアリーウォッチです。
せっかくデイトナを買うなら、ステータス性の高いモデルを手にしたいとお考えの方におすすめのゴージャスなデイトナ。
文字盤はプラチナモデル特有の「アイスブルー」で、ひと目でステータス性の高さを感じられます。
ベゼルのカラーもチェスナットブラウンとなっており、通常のブラックベゼルとは異なる絶妙な色合いも魅力です。
現在の流通相場は2000万以上となっており、国内定価の3倍ほどに高騰しています。
ロレックスの価格高騰モデル5:コスモグラフ デイトナ 116595RBOW【レインボー】
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型番 | 116595RBOW |
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素材 | ローズゴールド |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | ブラック |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 11,394,000円(税込) |
中古相場 | 3100万円~ |
デイトナRef.116595RBOWは、見た目にもかなりインパクトのあるゴージャスなデイトナ。
2018年に発表された新しいモデルで、ベゼルにカラフルなバゲットカットサファイアが虹のように配置されており、注目されること間違いなしの煌びやかなデイトナです。
さらにラグとリューズガードにも、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドがあしらわれており、ラグジュアリー感満載のタイムピースとなっています。
国内定価はおよそ1,140万円、流通相場はなんと3,000万円を優に超える、デイトナの中でも非常にハイクラスなモデルです。
かなり流通量が非常に少なく入手困難なモデルのため、手に入れるためには長期戦が予想されますが、その分手にした時の喜びは大きいでしょう。
ロレックスの価格高騰モデル6:コスモグラフ デイトナ 116518LN【シャンパン】
型番 | 116518LN |
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素材 | K18YG×ラバーベルト |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | シャンパン |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 3,240,600円(税込) |
中古相場 | 700万~850万円 |
シャンパン文字盤とイエローゴールドのコントラストが、ラグジュアリーな印象のデイトナRef.116518LN。
ブラックのベゼルとインダイヤルが全体の印象を引き締めていて、華やかさだけでなくスタイリッシュさも併せ持っています。
ベルトには、ロレックスが特許を取得したオイスターフレックスブレスレットが採用されています。
一見、普通のラバーストラップに見えますが、しなやかなメタルブレードをラバーでコーティングしたブレスレットで、メタルブレスレットに匹敵する堅牢性と、ラバーのフィット感を兼ね備えたベルトとなっています。
Ref.116518LNは2017年に発表されたモデルで、シャンパン文字盤以外に白文字盤や黒文字盤、インデックスにダイヤモンドのあしらわれたものも存在します。
シャンパン文字盤の国内定価は324万円ほどですが、流通相場は850万ほどとなっており、人気の高さがうかがえます。
ロレックスの価格高騰モデル7:コスモグラフ デイトナ 116519LN【ホワイトゴールド】
型番 | 116519LN |
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素材 | K18WG×ラバーベルト |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | シルバー |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 3,391,300円(税込) |
中古相場 | 750万~830万円 |
デイトナRef.116519LNは、ホワイトゴールドの洗練された輝きとスタイリッシュなブラックのインダイヤルが魅力です。
Ref.116519LNもオイスターフレックスブレスレットが採用されており、高級感がありながらスポーティさも感じられ、ビジネススーツにもカジュアルファッションにも合わせやすいモデル。
イエローゴールドよりも落ち着いた印象のため、ステータス性の高いデイトナを選びたいけど、時計が目立ちすぎるのは避けたいという方におすすめ。
国内定価はおよそ340万円ですが、流通相場は750万円を超えており、定価の2倍ほどの相場となっています。
現在は相場の高騰が落ち着きつつあるため、しばらくは今の水準が続くことが予想されます。
ロレックスの価格高騰モデル8:コスモグラフ デイトナ 116509【メテオライト】
型番 | 116509 |
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素材 | ステンレス×K18WG×メテオライト |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | メテオライト |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 4,378,000円(税込) |
中古相場 | 800万~950万円 |
デイトナRef.116509は、文字盤にメテオライト(隕石)が使われており、発表当時から注目を集めたモデル。
メテオライト文字盤のデイトナは、デイトナ自体の希少価値の高さはもちろんのこと、そこにメテオライトの希少性も加わって、さらにその希少価値が高まっています。
通常のホワイトの文字盤とはまた違った、唯一無二の質感が魅力のメテオライト。
天然石であるメテオライトには、模様の同じ個体は1つとして存在せず、それぞれに個性があり正しく自分だけのデイトナといえます。
パワーストーンであるメテオライトには直感力を高める効果があるとされていて、身に着けていると目に見えないエネルギーを感知できるといわれています。
チャンスを逃さず掴み取りたいという方にうってつけのメテオライト。成功者の証でもあるデイトナと、持ち主の成功をさらに加速させるメテオライトは、まさに最高のコンビネーションです。
稀少性の高いメテオライトが使われているため定価も400万円を超えていますが、流通が少ないため中古相場では国内定価の2倍ほどの相場となっています。
人とかぶるのを避けたいという方や、チャンスを逃さず成功を掴みたいという方におすすめしたい特別なデイトナです。
ロレックスの価格高騰モデル9:コスモグラフ デイトナ 116503G【コンビ】
型番 | 116503G |
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素材 | ステンレス×K18YG |
ケースサイズ | 40mm |
ダイアル | ブラック |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 2,214,300円(税込) |
中古相場 | 400万~500万円 |
デイトナRef.116503Gは、イエローゴールドとステンレスのコンビモデル。
文字盤は黒以外に白文字盤やシャンパン文字盤なども展開されており、文字盤の色によってがらりと印象も変わります。
インデックスには8粒のダイヤモンドが埋め込まれていて、ダイヤモンドとイエローゴールドの輝きが、デイトナのラグジュアリーな印象をより際立たせています。
金無垢よりは手の届きやすい価格設定もコンビモデルの魅力の1つで、およそ220万円ほどの国内定価となっています。
人気の高いRef.116503Gですが、中古市場では人気の高い黒文字盤が特に高騰している傾向にあります。400万を超える価格で流通しており、国内定価の2倍ほどの水準となっています。
ロレックスの価格高騰モデル10:コスモグラフ デイトナ 116508【金無垢】
型番 | 116508 |
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素材 | K18イエローゴールド |
ケースサイズ | ケースサイズ 40mm |
ダイアル | グリーン |
ムーブメント | Cal.4130 |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水性能 | 100m |
参考定価 | 4,172,300円(税込) |
中古相場 | 1000万~1500万円 |
デイトナRef.116508は、イエローゴールドの金無垢モデル。
高級感溢れるイエローゴールドがゴージャスなデイトナで、文字盤は他に黒文字盤・白文字盤・シャンパン文字盤などのバリエーションがあります。
文字盤の色によってインダイヤルの色も異なり、白文字盤は金縁のインダイヤル、黒文字盤はゴールドのインダイヤル、シャンパン文字盤は黒のインダイヤルとなっています。
定番人気のRef.116500LNと比べると、文字盤とインダイヤルの印象が大きく異なっており、Ref.116500LNを既に所有している方が2本目のデイトナに選ばれることも多いモデルです。
国内定価は400万円ですが、中古相場は状態の良いもので1000万越えは当たり前で、かなりの高額となっています。
中でも人気の高いグリーン文字盤のRef.116508は1500万円に迫る価格となることも。
なお希少価値の高いメテオライト文字盤の相場は群を抜いて高騰しており、メテオライト文字盤については3000万以上の価格で流通しています。
ロレックス(ROLEX)デイトナを定価で買う方法はある?
ロレックスのデイトナは製造に膨大な時間を掛けて製造される、ロレックスの中でも最高峰と言えるタイムピース。
ロレックスでの購入が極めて難しいとされているデイトナを定価で買う方法について解説します。
ロレックスのデイトナを定価で買う方法1:ロレックスの上顧客になる
ロレックスのデイトナは一部の高い技術力を持つ職人のみで製造される上、度重なる厳正なテストをクリアしたものだけが販売されるため、生産数が限られています。
生産数自体が少ないため店頭への入荷数も非常に少なく、相当な常連でない限りふらっと訪れたロレックスでデイトナを購入できる可能性は、ほぼ0と言って良いでしょう。
ロレックスで購入することそのものに価値を見出す方も多いですが、やはり何よりの魅力は定価で購入できることです。
デイトナはその希少価値の高さから、中古市場では定価を大きく上回る価格で取引されるのが当たり前になっています。
そのため、いわゆる転売ヤーも後を絶ちません。当然、転売目的の相手には売りたくないロレックスは、転売ヤーが簡単に手に入れられないようにするため、デイトナをはじめとした人気モデルについては購入制限を設けているのです。
定価でデイトナを購入したいのであれば、気長に構えて各地の店舗に通い詰める覚悟が必要です。
購入予約や電話での在庫確認もできないため、地道にロレックスに足を運ぶことが一番の近道です。
デイトナをはじめとした人気モデルを求めて各地のロレックスに通い続ける行為は、ロレックスファンの間で「ロレックスマラソン」と呼ばれるほど長い道のりとなっています。
何度もロレックスに足を運び、デイトナ以外の時計を購入するなど、時間をかけてロレックスの上顧客になることで、デイトナを購入できるチャンスが見えてきます。
ロレックスのデイトナを定価で買う方法2:転売目的でないことを伝える
- 店員と積極的にコミュニケーションを取る
- メンテナンス(オーバーホール)できるか相談する
- 平日や雨天など混雑していないタイミングを狙う
転売目的ではなく自分が着けるためのデイトナを探していると店員さんに理解してもらえれば、デイトナ購入のチャンスは一気に近づくでしょう。
店員さんに「このお客様は転売目的ではなく本当にデイトナのオーナーになりたいんだな」と分かってもらうことが大切です。
そのためには、あまりにもラフすぎる服装で訪れたり、在庫だけ確認してすぐに帰ったりすると、ネガティブな印象を与えてしまう可能性が高いので気を付けましょう。
転売目的であればメンテナンス(オーバーホール)の必要はないため、メンテナンスについて尋ねることもポイントです。
また、きちんとコミュニケーションをとるためには、混雑時を避けることも大切です。
混雑する休日の午後などは、店員さんもどうしてもひとりひとりに割ける時間が短くなりますし、在庫があるモデルをその場で購入する人の対応が優先になります。
余裕のある時間帯に行けば、在庫がないモデルを探しているといった要件でも、ゆっくりと時間をかけて対応してもらいやすくなりますよ。
【番外編】今すぐ欲しいならブランドリユース店もおすすめ
ROLEXのデイトナは希少価値が高く、簡単に手に入れられるモデルではありません。
ロレックスで購入できるかどうかは運次第なので、値が張っても今すぐ欲しいのであればブランドリユース店を利用するのも選択肢の1つです。
ブランドリユース店であれば、欲しいデイトナを待たずに購入できるだけでなく、廃盤になったモデルを入手できるチャンスもあります。
フリマアプリなどでもデイトナは出回っていますが、きちんとしたメンテナンスがされていなかったり、偽造品が届いたりといったトラブルも少なくありません。
デイトナをロレックス以外で購入する際は、高級時計の扱いに長けた鑑定士が在籍する店を選ぶことが大切です。
ギャラリーレアはロレックスを数多く取り扱っており、デイトナについても多数の買取・販売実績があります。
在庫は公式通販サイトからもチェックできるので、デイトナをお求めの方はぜひチェックしてみてください。
ロレックス(ROLEX)デイトナの買取相場は?価格推移も解説!
デイトナの買取価格は、需要や為替の動きによって日々変動しています。ここでは、特に人気の高いデイトナの買取相場と買取価格の推移を解説します。
ご紹介する買取価格は、付属品の全てそろった完品で使用感の少ないデイトナの相場ですので、状態や付属品の有無によっては、ここでご紹介する相場に届かない場合もあります。
お持ちのデイトナが今いくらで売れるのか知りたいという方は、無料のLINE査定をおすすめします。
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ロレックスの査定額をチェック
ロレックスの買取相場と価格推移1:コスモグラフ デイトナ 116500LN 白文字盤
時期 | 買取相場 |
---|---|
2019年6月 | 約250~270万円 |
2020年1月 | 約230~240万円 |
2020年6月 | 約240~260万円 |
2021年1月 | 約280~300万円 |
2021年6月 | 約310~330万円 |
2022年1月 | 約430~450万円 |
2022年6月 | 約470~490万円 |
ROLEXの現行モデルの中で最も高い人気を誇るのが、デイトナRef.116500LNの白文字盤です。
2020年には新型コロナウイルスの影響で世界的に経済状況が悪化し、時計業界もこうした景気の影響を受け、Ref.116500LNの相場も一時下落しました。
しかしその後、相場は回復し右肩上がりに高騰を続け、今では400万円台後半の水準を維持しています。
ここまで高騰している要因としては、Ref.116500LNが廃盤になるという噂が影響しているようです。
現時点で新型デイトナについてロレックスからの正式な情報はありませんが、今後デイトナの新型について新たな動きがあれば、再びRef.116500LNの相場も多きく動くことが予想されます。
今なお非常に高い相場を維持しているRef.116500LNですが、2022年2月をピークにわずかに相場が下がりつつあるため、迷っている方はこれ以上相場が下がる前に手放すという選択肢もありでしょう。
ロレックスの買取相場と価格推移2:コスモグラフ デイトナ 116500LN 黒文字盤
時期 | 買取相場 |
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2019年6月 | 約235~255万円 |
2020年1月 | 約205~225万円 |
2020年6月 | 約220~240万円 |
2021年1月 | 約250~270万円 |
2021年6月 | 約270~290万円 |
2022年1月 | 約355~375万円 |
2022年6月 | 約390~410万円 |
同じくRef.116500LNの黒文字盤も非常に高い買取相場を維持しています。
白文字盤の方が依然高い相場ではあるものの、やはり定番の黒文字盤も安定した需要を保っていることが分かります。
白文字盤と同様2020年頃に新型コロナウイルスの影響で下げ相場となったものの、その後は右肩上がりに上昇を続け、現在も400万円を超える買取相場となっており、白文字盤ほどではないものの定価の2倍以上にまで高騰しています。
現在Ref.116500LNの白文字盤と黒文字盤では買取価格に50万円以上の差が開いており、リセールバリュー重視で選ぶなら、黒文字盤よりも白文字盤の方に軍配が上がります。
とはいえ、定番人気で使い勝手の良い黒文字盤の相場は、大きく値崩れする可能性は低く、今後も安定した相場を維持していくものとみられます。
ロレックスの買取相場と価格推移3:コスモグラフ デイトナ 116520
時期 | 買取相場 |
---|---|
2019年6月 | 約170~190万円 |
2020年1月 | 約180~200万円 |
2020年6月 | 約190~210万円 |
2021年1月 | 約220~240万円 |
2021年6月 | 約240~260万円 |
2022年1月 | 約280~300万円 |
2022年6月 | 約310~330万円 |
1世代前のデイトナRef.116520も、買取価格が高騰を続けるモデルです。
現行のデイトナは文字盤色で相場に差がありますが、現行モデルとはフェイスの印象が異なるせいか、Ref.116520の白文字盤と黒文字盤の買取相場に大きな差はありません。
15年以上販売されたロングセラーモデルで、今なおデイトナと言えばRef.116520というファンも多く、安定した買取相場を維持し続けています。
新型コロナウイルスによる経済状況の悪化でロレックスの相場が軒並み下落した時期も、Ref.116520はほとんど下落の影響を受けることなく、相場は右肩上がりで上昇を続けました。
現在の買取相場は300万円以上となっており、販売当時の国内定価の2倍近い水準を維持しています。
なお、コレクターの間で「アイボリーダイヤル」(クリームダイヤル)と呼ばれるレア個体については、相場を上回るプレミア価格で取引される傾向にあります。
アイボリーダイヤルは2003年~2004年にかけて製造されたK・Y・F番に散見され、製造時は白だった文字盤が、経年変化で徐々に黄色味を帯びてアイボリーに変色したもの。
製造時に使用された着色料が通常の白文字盤とは異なるようで、流通数が少なくかなり希少価値の高いダイヤルとして知られ、白文字盤の相場を押し上げた存在でもあります。
ロレックス(ROLEX)デイトナのポールニューマンモデルとは?
ロレックスのコスモグラフ デイトナのなかでも、一際価格が高騰しているのが「ポールニューマンデイトナ」です。
ポールニューマンデイトナとは、「エキゾチックダイヤル」(ポールニューマンダイヤル)を搭載したデイトナを指し、アンティークデイトナの中でも極めて高値で取引されています。
(ポールニューマンダイヤルのRef.6263のみをポールニューマンデイトナとする説もあります)
ここでは実際にポールニューマンが使用していたモデルも含め、3本のポールニューマンデイトナをご紹介します。
ロレックスのポールニューマンデイトナ:コスモグラフ デイトナ 6239
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ポールニューマンデイトナの代表格の1つが、初代デイトナRef.6239です。
Ref.6239の登場は1963年頃、カーレースが盛んに行われていた時代背景を受け、レーシングドライバー向けに開発されました。
ポールニューマンデイトナの特徴はその文字盤にあります。ポールニューマンデイトナのインダイヤルはカラーが文字盤の反対色となっていて、文字盤とインダイヤルにはわずかに段差があります。
この文字盤は「エキゾチックダイヤル」とも「ポールニューマンダイヤル」とも呼ばれ、Ref.6239の中でも5%しか存在しないとされています。
デイトナRef.6239の製造本数はおよそ2,000本ほどとされており、エキゾチックダイヤルのRef.6239は、世界に100本程度しか存在しないということになります。
実際にポールニューマンが愛用していたデイトナは、妻のジョアン・ウッドワードから贈られたプレゼントで、ポールニューマンはこのデイトナを肌身離さず着用していたと言われています。
このデイトナの裏蓋には妻ジョアン・ウッドワードからの「DRIVE CAREFULLY ME」というメッセージが刻まれていて、ポールニューマンが着用している写真も多く残されています。
ところが、1984年を境にポールニューマンがこのデイトナを着用している姿は見られなくなり、ファンの間では彼がこの時計を紛失してしまったのではないかと言われてきました。
しかし、このデイトナは当時ポールニューマンの娘ネルのボーイフレンドであった、ジェームズ・コックスの手に渡っていたことが分かり、2017年にネルが「ネル・ニューマン財団」を立ち上げる際、落札額を寄付するためオークションに掛けられることとなります。
この時の落札額はおよそ20.3億円、腕時計の史上最高落札額に登りました。
ロレックスのポールニューマンデイトナ:コスモグラフ デイトナ 6263
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デイトナの第3世代Ref.6263もポールニューマンデイトナとして知られるモデルです。
こちらのモデルは文字盤の「DAYTONA」表記が通常より大きい『ビッグデイトナ』と呼ばれるダイヤルが特徴で、初代Ref.6239と同様ポールニューマンが愛用していたモデル。
このRef.6263も妻ジョアン・ウッドワードがポールニューマンとの結婚25周年を記念して贈ったもので、ポールニューマンはこちらのデイトナも25年にわたって毎日のように身に着けていたとされています。
ポールニューマンが所有していたRef.6263には、裏蓋に妻ジョアン・ウッドワードからの「Drive slowly Joanne」のメッセージが刻印されています。
こちらのデイトナはポールニューマンが他界した2008年に娘のクレアに譲られ、2020年12月に開催されたオークションに出品されました。
この時出品されたRef.6263はロレックスの落札金額としては、歴代3位となるおよそ5億6900万円で落札され、収益の一部が慈善団体に寄付されました。
ロレックスのポールニューマンデイトナ:コスモグラフ デイトナ 6265
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手巻きのデイトナとしては最終型となるデイトナRef.6265は、歴代デイトナの中でも最も高い人気を誇ると言われるアンティークデイトナ。
このモデルにもポールニューマンダイヤルの個体が存在しており、かなり希少価値の高いレア個体として知られています。
ポールニューマンダイヤルのRef.6265は、ブレスも『ポールニューマンブレス』仕様となっています。
ポールニューマンブレスとは、ポールニューマンデイトナの多くに搭載されている一体型のフラッシュフィットを備える巻き込みブレスを指し、今ではこのブレスだけでもプレミア価格で取引されるほど希少なアイテムとなっています。
このポールニューマンブレスが搭載されたのは、Ref.6265製造初期のわずかな期間のみとされており、さらに希少価値を高める要因となっています。
プラスチックベゼルを搭載した最後のデイトナで、非常に人気が高く入手困難となっているRef.6265。
その中でも極めて貴重なポールニューマンダイヤルのRef.6265は、別格のアンティークデイトナに位置付けられており、正しく珠玉のポールニューマンデイトナなのです。
ロレックス(ROLEX)デイトナについてまとめ
まとめ
- デイトナは『キングオブロレックス』とも呼ばれる最高峰の腕時計
- デイトナは資産価値が高くリユース市場でも高値で取引されている
- 中には価格が大きく跳ね上がり、数億円で取引されているモデルも
デイトナは「キング・オブ・クロノグラフ」とも「キング・オブ・ロレックス」とも呼ばれる最高峰のタイムピース。
優れた機能性・実用性はもちろん、持っているだけでステータスになることから、世界中に多くのファンがいます。
ROLEXでの購入が極めて困難なモデルのため、デイトナマラソンに疲れてしまったという声も聞かれるほど・・・。
定価より高くても良いからとにかくデイトナを手に入れたいという方は、新古品・中古品の購入も視野に入れてみてください。
ブランド買取のギャラリーレアではロレックスの時計を多数取り扱っており、在庫のないモデルであってもできる限りお探しいたします。
デイトナをお求めの方はぜひお気軽にお問い合わせください。