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インゴット

金の延べ棒とは?重さや価格、投資のメリット、購入・売却方法について解説

経済情勢に影響されにくく安定的な価値を持つ金は、投資対象として高い人気を集めていて、世界経済の不安定な現在さらに注目度が高まっています。

2025年には1グラム当たり2万円台を記録するなど、加速度的に金の相場が高騰し続けている現在、金投資を検討している方も多いことでしょう。

そこで今回は、金投資を考えている方に向けて、金の延べ棒の種類やサイズの違い、購入方法や売却の注意点などを解説いたします。

金の延べ棒とは?

耐久性、導電性、展延性に優れ工業製品や美術品、宝飾品など、さまざまな用途で用いられる金。

その美しい輝きと加工のしやすさから多くの分野で使用されている金ですが、主に資産として保有することを目的として精製されたものが金の延べ棒です。

延べ棒とは、金属を棒状にしたもの全般を指し、金型で強く圧縮して成形する鍛造という手法で製造されていて、精錬された金の延べ棒には、金の純度や重量、製造元などの刻印が施されます。

金の延べ棒は「インゴット」「ゴールドバー」とも呼ばれる

地金

金を溶かして圧縮し棒状に固めた鋳塊を日本語では金の延べ棒と呼びますが、同じものを指して「インゴット」や「ゴールドバー」と呼ぶこともあります。

インゴット(ingot)自体は、延べ棒と同様に金属の鋳塊全般を指すため、金以外にも銀やプラチナなどのインゴットも存在します。そのため、金のインゴットを指して単に「インゴット」と呼ぶことも多いですが、混同を避けたい場面では「金の」インゴットと明記されるのが一般的です。

ゴールドバー(Gold Bar)については、Gold=金、Bar=棒と、まさに金の延べ棒そのままの意味なので分かりやすいですね。ちなみに、銀の延べ棒ならシルバーバー、プラチナの延べ棒ならプラチナバーと呼ばれます。

金の延べ棒、金のインゴット、ゴールドバーなど、さまざまな呼び方が存在しますが、いずれも呼称が異なるだけで同じ金塊を指していて違いはないということです。

≫金のインゴットについてもっと詳しく

地金との違い

金の延べ棒やインゴット、ゴールドバーなどと同様に、金の投資に関してよく耳にする「地金(じがね)」についてもご紹介します。

地金とは、さまざまな金属の原材料全般を指す言葉で、金の地金であれば金地金、プラチナの地金であればプラチナ地金といいます。本来の意味では、種類や形状を問わず原材料としての金属全般を表していて、地金が加工されて出来上がったものがインゴットや延べ棒ということになります。

ただし、金の投資取引における「地金」については、原材料という意味ではなく、基本的に金の延べ棒やインゴットと同義です。

金の延べ棒の規格について

金 インゴット

金の延べ棒を購入する際は、金の品質管理を行う国際機関LBMA(ロンドン貴金属市場協会)が認めた「グッド・デリバリー・バー」を購入するのがよいでしょう。

LBMAは、インゴットの品質について厳しい規格を設けていて、純度や形状、質量などの基準値を満たした純金のインゴットのみが、グッド・デリバリー・バーに認定されます。

金の延べ棒の純度

金の純度を表す際には「K(カラット)」の単位が用いられていて、Kの後の数字が金の純度を意味しています。

この数字表記は24分率の重量比率になっていて、「K24」であれば金の純度が24分の24、つまり100%純金であるということになります。

純度100%の金は柔らかく加工が難しいため、ジュエリーや腕時計などに用いられる金は、ニッケルやパラジウムなどを混合したK22やK18がほとんどです。

しかし、投資取引に用いる金の延べ棒は、最高純度の「K24」であることが求められます。中には、金の純度が低い粗悪品も出回っているため、先ほどご紹介したグッド・デリバリー・バー認定を受けている企業から購入するようにしましょう。

国内であれば、住友金属鉱山、日鉱金属、田中貴金属工業、三井金属鉱業、三菱マテリアル、古河機械金属、日鉱金属株式会社、石福金属興業などがグッド・デリバリー・バーの認定を受けています。

金の延べ棒の刻印

ほとんどの金の延べ棒に刻印されているのが、商標、品位表示、重量、製造番号の4つです。

延べ棒を製錬したメーカーを示す商標は、基本的にどの延べ棒にも刻印されている場合が多いです。

金の純度を表すのが品位表示で「999.9」と刻印されていれば、金の純度が99.99%とほぼ純金であることを意味します。

重量表示は、基本的にグラム単位で表記されていて「50g」「100g」など重量を示す刻印が施されています。

中でも重要な意味を持つ刻印が製造番号で、保証書がない金の延べ棒に固有の番号を刻印することで個体を識別しているのです。

メーカー側は、金の延べ棒に刻印された製造番号に、購入年月日や販売当時の価格、顧客情報などを紐づけて管理しています。

一般的に用いられている主な刻印をご紹介しましたが、刻印の内容や表示方法は完全に統一されているものではないため、メーカーによって刻印の内容は異なる場合があります。

金の延べ棒の重さとサイズ

重量 サイズ
12.5kg 2,500mm×64mm×40mm
1kg 113mm×52mm×10mm
500g 87mm×44mm×9mm
300g 77mm×33mm×7mm
200g 48mm×28mm×8mm
100g 40mm×24mm×6mm
50g 40mm×25mm×3.5mm
20g 33mm×20mm×2.1mm
10g 27mm×17mm×1.6mm
5g 20mm×12.5mm×1.5mm

もっとも大きいサイズの金の延べ棒は、重さが12.5kg、大きさが25cm×6.4cm×4cmとかなりの存在感で、通称ラージバーとも呼ばれます。

非常に高い価値を持つため、一般向けというよりは銀行や政府国庫などが金を保有する際に購入されるサイズです。

投資目的で購入されるサイズとしては、100g~1kgまでの金の延べ棒が一般的といえるでしょう。ラージバーのようにかさばる大きさでもないため、自宅での保管もしやすいサイズといえます。

100g未満の小さな延べ棒は、資産運用というよりは記念品や贈答品として選ばれることが多いサイズです。サイズが小さくても近年の相場で考えれば、十分に価値のあるものなので紛失や破損には注意しましょう。

なお、300g以下の延べ棒はスモールバーとも呼ばれていて、少量から気軽に購入できるサイズが魅力ですが、購入に際してはスモールバーチャージという追加手数料が発生する点に注意が必要です。

スモールバーチャージとは、製造や流通にかかるコストを補うために設定されている手数料で、販売業者やサイズによって差はありますが、おおよそ5,000円前後の追加手数料がかかります。

金の延べ棒の価格相場はいくら?

重量 税込価格 手数料 合計価格
1kg 21,716,000円 0円 21,716,000円
500g 10,858,000円 0円 10,858,000円
300g 6,514,800円 6,600円 6,521,400円
200g 4,343,200円 6,600円 4,349,800円
100g 2,171,600円 6,600円 2,178,200円
50g 1,085,800円 5,500円 1,091,300円
30g 651,480円 5,500円 656,980円
20g 434,320円 3,850円 438,170円
10g 217,160円 3,850円 221,010円
5g 108,580円 3,850円 112,430円

※2025年11月6日時点での参考価格と手数料(スモールバーチャージ)を、国内大手地金商の公表価格をもとにご紹介しています。いずれも変動する可能性がございますのでご了承ください。

現在の金の延べ棒の価格相場は上記の表の通りです。

基本的に一般向けではないラージバーの価格は公表がありませんが、1kgの値段が21,716,000円ということは、単純計算で10kgの値段が217,160,000円なので、これを上回る価格ということになりますね。

延べ棒の重量によっても価格が異なりますが、300g以下の延べ棒については購入の際に追加手数料(スモールバーチャージ)がかかることも理解しておきましょう。

例えば、100gの延べ棒の価格は2,171,600円ですが、ここにスモールバーチャージ6,600円が上乗せされるため、実際の購入金額は2,178,200円ということになります。

金の延べ棒を購入する方法

ここからは、金の延べ棒をどこで買うことができるのかを解説していきます。

金の延べ棒を購入できる場所としては、地金商、金製品メーカー、銀行、貴金属店などがあげられますが、どこでも金の延べ棒の取り扱いがあるわけではないので、事前に問い合わせておくのがおすすめです。

近くに金の延べ棒を取り扱っている店舗があれば、実際に足を運ぶこともできますが、近隣にグッド・デリバリー・バーの認証店がない場合は、オンラインショップなどでも購入することができます。

基本的に、グッド・デリバリー・バーの認証を受けている金の延べ棒であれば、品質には問題がない可能性が高いですが、オンラインショップなどで購入する場合、グッド・デリバリー・バー認証と偽って販売しているケースも無いとは言い切れません。

販売元の会社概要やユーザーレビューなども必ずチェックして、信頼できる販売元かどうかしっかりと確認するようにしてくださいね。

≫金の購入方法や注意点について詳しく見る

金の延べ棒のメリット

金投資について教えて!どんな方法がある?メリットやデメリットは?

投資対象として、金の延べ棒を選ぶことのメリットについて詳しくご紹介していきます。

金に投資するメリットを4つのポイントに分けて解説していきますので、金の購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

メリット1:少額からでも購入できる

金の延べ棒に投資するメリットのひとつ目は、少額からでも購入できる点です。

最小単位の金の延べ棒は5gなので、2025年11月時点の金相場でいえば約10万円ほどで購入することができます。

10種類のサイズから、自分の予算に合わせて選ぶことができるため、無理なく投資をはじめることができ、保管に場所を取らないので、自宅の金庫などでも保管することが可能です。

金の延べ棒を自宅に保管しておけば、換金したいと思ったときにすぐに買取店に持ち込んで売却することができるので、現金化がしやすい点も利点といえます。

メリット2:有事の際に価値が上がる

金の延べ棒に投資するメリットのふたつ目は、有事の際に価値が上がるという点です。

「有事の金」とも言われるように、金は世界経済が不安定なときでも価値が安定的な資産とされています。

リーマンショックや新型コロナウイルスの蔓延、ウクライナ情勢やパレスチナ問題、米中貿易摩擦など、各地で地政学リスクが高まった際、株価や為替相場は軒並み下落傾向に転じました。

しかし、こういった不安定な世界情勢において、金の価格相場は史上最高値を更新し続ける勢いで上昇していて、安定資産として金の延べ棒を求める動きが強まっています。

メリット3:無価値になることがない

金の延べ棒に投資するメリットの3つ目は、無価値になることがないという点です。

株式や通貨などの金融資産は、企業の経営が悪化したり国家が崩壊したりといった不測の事態が起こった場合、価値を完全に失ってしまうリスクがあります。

一方で、実物資産である金の延べ棒は、経済情勢が変化したとしても影響を受けにくく、一定の価値が保たれるというメリットがあります。

もちろん、金の相場も為替相場や地政学リスクの影響を受けて変動しているため下落する可能性はありますが、完全に価値がなくなってしまうことはないといえます。

メリット4:節税対策としても役立つ

金の延べ棒に投資するメリットの4つ目は、節税効果が期待できるという点です。

まず、金の延べ棒を5年以上にわたって保有していた場合、売却の際に発生する利益にかかる税金が半分になるというメリットがあります。

なお、金を売却する際に売却益が50万円を超えてしまうと課税対象となりますが、1回あたりの売却益が50万円を超えないよう、小分けにして売却すれば所得税の納税は不要になります。

さらに、贈与税の非課税枠を利用し金の延べ棒を分割して子や孫に生前贈与することで、将来の相続税負担を軽減することも可能です。

金の延べ棒のデメリット

金 のべ棒

投資対象として、金の延べ棒を選ぶことのデメリットについて詳しく解説していきます。

金に投資する場合のデメリットを4つのポイントに分けてご紹介していきますので、金の購入を検討している方は参考にしてみてください。

デメリット1:追加手数料がかかる場合がある

金の延べ棒に投資する際のデメリットひとつ目は、追加で手数料がかかる場合がある点です。

先ほど価格相場についてもご紹介しましたが、基本的に300g以下の延べ棒を購入する場合には、スモールバーチャージと呼ばれる手数料がかかります。

また、金を売却する際にも注意が必要で、金の精錬加工に対して手数料が設定されているケースがあります。

金の精錬加工を通じて不当に利益を得ようとする業者の場合は、相場をはるかに上回る加工手数料を請求するケースもあるため、信頼できる業者かどうかをしっかりと見極めることが大切です。

デメリット2:盗難や紛失などのリスクがある

金の延べ棒に投資する際のデメリットふたつ目は、盗難や紛失などのリスクがある点です。

株式や仮想通貨といった金融資産は、実物を持たずに証券口座などに預けた状態で管理するため、暗証番号やパスワードが適切に設定されていれば盗難や紛失のリスクは低く、自分で安全対策を講じる必要はありません。

しかし、実物資産である金の延べ棒は、どうしても盗難や紛失のリスクが拭えません。自宅で保管するにしても金庫を設置するなどのセキュリティ対策は必須で、銀行の貸し金庫などで保管する場合には一定の費用が発生してしまいます。

デメリット3:利子や配当金などの収益がない

金の延べ棒に投資する際のデメリット3つ目は、利子や配当金などの収益(インカムゲイン)がない点です。

投資資産の中には、株式投資であれば配当金、債券投資であれば利子といった、ただ保有しているだけで定期的に収入が得られる資産も存在します。

その一方で、金の延べ棒はあくまで実物資産であるため、ただ保有しているだけでは収入を得ることはできず、購入時よりも相場が上昇したときに売却してはじめて収益が発生します。

そのため、資産の保有だけで収益を得たい場合には、株式や債券などの資産運用を選ぶほうが良いでしょう。

デメリット4:金の相場が下がる可能性もある

金の延べ棒に投資する際のデメリット4つ目は、金の相場が下がる可能性がある点です。

金に投資するメリットの一つとして、完全に価値がゼロになるリスクはないとご紹介しましたが、だからといって購入時よりも相場が下がるリスクがないということではありません。

近年の世界情勢を考慮すれば、今後も金の相場が上昇を続ける可能性が非常に高いとされてはいますが、何らかの要因で金の価格相場が下落することも考えられます。

普段から世界情勢や地政学リスクに目を向け、しっかりと売却のタイミングを見極めることが重要です。

金の延べ棒を売却する際の注意点

電卓 メモ

金の延べ棒を売却する際の注意点について解説していきます。

まず、金の延べ棒の売却益が1回で税込200万円を超える場合、本人確認書類の提出が求められます。運転免許証やマイナンバーなどの提出が必要になるので、金の延べ棒を売却する際は持参するようにしましょう。

本人確認が必要になるのは、200万円以上の取引について買取業者が税務署に支払調書を提出することが義務付けられているためです。この支払調書には、氏名やマイナンバー、取引の詳細などが記入されます。

また、相続した金を売却して利益が出た場合、その売却益が1年間で50万円を超えると所得税と住民税がかかります。

中には、不動産のように登記が必要ないため、金の延べ棒を相続したことを税務署に申告しなくてもバレないのではと考える方がいらっしゃるかもしれませんが、実際には金を売却する際の本人確認や税務調査などのタイミングで、相続がバレる可能性が高いです。

≫金の売却にかかる税金について詳しく見る

金の延べ棒を売却するタイミングと高価買取のコツ

金の延べ棒とは?重さや価格、投資のメリット、購入・売却方法について解説

金投資のメリット・デメリットや、金の延べ棒を売却する際の注意点などをご紹介してきました。

ここからは、より高く金の延べ棒を売るためのタイミングの見極め方や、高価買取を実現するためのコツを解説いたします。

金を高く売るコツ1:金相場が良いときに売る

金の延べ棒を高く売るためのコツとして、もっとも基本となるのが金の相場が良い時期に売ることです。

大手地金商の公表相場をこまめに確認して、金の価格相場が上昇しているタイミングで売却することが高価買取のカギを握ります。

公表相場をただチェックするだけでなく、ウクライナ情勢やパレスチナ問題、米中貿易摩擦など、さまざまな地政学リスクや政策金利、為替変動といった、金の価格に影響を与える要因を分析し、価格動向を予測することが求められます。

自分で予想できるのが理想ではありますが、なかなか自分で金の価格動向を見極めるのは難しいという方は、信用できる買取店を探して売却のタイミングを定期的に相談するのもよいでしょう。

金を高く売るコツ2:きれいな状態で売却する

金の延べ棒には、商標、品位表示、重量、製造番号などの刻印が施されています。この刻印は、買取業者が金の延べ棒を査定する際に重要な情報のひとつなので、刻印が消えないよう丁寧に扱いましょう。

刻印が消えてしまっていると、査定に必要な情報を得られなくなるため、評価額が下がる場合があります。

また、金の延べ棒はインゴットの状態のまま再販される場合もありますが、基本的に買い取られた後は溶かして再加工されるケースが多いです。

どちらの場合でも、買取業者が金を買い取った後はクリーニングを行う必要があるため、自分で拭き取れるような汚れがある場合は査定前にきれいにしておくと、査定額がマイナスされるリスクを避けられます。

金を高く売るコツ3:買取業者をきちんと選ぶ

金の延べ棒の買取価格は公表相場に基づいて算出されているため、どの買取業者に売却するとしても査定価格に大きな差はつかない可能性が高いです。

しかし、金の価格相場や重量、メーカー、品位、加工手数料など、買取業者によって価格の算出における判断基準が異なっているため、提示される査定価格に一定の差が出るケースもあります。

また、買取手数料を設定している買取業者もあるため、買取手数料がどの程度かかるのか事前に確認しておきましょう。買取手数料が無料でも、金のグラム単価自体を安く設定している業者もあるため注意が必要です。

ひとつの買取業者に持ち込んで即決せずに、いくつかの業者に査定を依頼して価格を比較するのがおすすめです。

まとめ

まとめ

  • 金の延べ棒にもさまざまなサイズや購入方法があり販売価格も異なる
  • 金に投資する場合は適切な売却方法や売却時期を見極める必要がある

金の延べ棒について、サイズや価格、投資対象に選ぶメリットやデメリットのほか、購入の方法や売却の注意点などをご紹介してきました。

もちろん投資である以上リスクが全くないわけではありませんが、実物資産として安定的な価値を有する金の延べ棒は、比較的リスクの少ない資産であり保有するメリットも多いです。

金の相場は今後も上昇することが予想されているため、この記事が金の延べ棒の購入を検討している方の参考になれば幸いです。

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