本来、腕時計は時間を確認するために身につけるものですが、ダイヤモンドや宝石があしらわれたジュエリーウォッチは、時間を確認する役割よりも、ライフスタイルをより華やかにしてくれる存在といえるのではないでしょうか?
各メゾンはレディースのウォッチマーケットに注目し、日々進化を遂げています。
今回は、女性の華奢な手元にもやさしくフィットし、機能面にもこだわった5つのジュエリーウォッチをご紹介します。
ハリー・ウィンストン「アヴェニュー クラシックオーロラ」オールダイヤベゼル(ホワイトゴールド)
1930年代のニューヨークに誕生したハリー・ウィンストン。
本店を構えるニューヨークをイメージしたというアヴェニューは、創業当初のアールデコの香りをたたえるレクタングルデザインを採用したコレクションです。
厳選されたダイヤモンドと、天然素材のホワイトシェルからつくられた文字盤が奥深い輝きと気品を醸し出しています。
世界中の女性をとりこにするその輝きを、ぜひ一度ご覧ください♪
ブルガリ「アストラーレ」ウォッチ
シンプルなラウンドケースを3重のベゼルで取り巻き、これをベースにメレダイヤとファンシーカット・カラーストーンを贅沢にちりばめた、目にも楽しいアストラーレウォッチ。
一見ランダムにちりばめられたカラーストーンのシェイプやポジションですが、緻密にデザインされた、ブルガリならではのバランス感覚が見事です。
一つ一つに微妙な違いがあるのもまた魅力的♪。
華やかでいて決して華美に過ぎることのない、日常に溶け込むハイジュエリーウォッチです。
時計の機能はもちろん、パーティーなどにつけていけばそれだけで手元をぱっと華やかに演出してくれそうですね。
パテックフィリップ「カラトラバ」ダイヤモンドベゼル
最も高貴なウォッチメゾンともいわれるパテック・フィリップの中で、最も代表的であるRef.96(通称クンロク)。
そんなRef.96直系のレディースウォッチとして生まれたのがこのRef.4896です。
トレンドであったブルーダイヤルは定番となり、各社から次々に販売されました。
しかし、パテックフィリップのブルーダイヤルは、他社に劣らない奥深い輝きを放つとともに、微細で精巧なギョーシェが刻まれています。
ブルーダイヤルによって、ホワイトゴールドのベゼルにセットされたダイヤモンドはより輝きと透明感を際立たせるのです。
文字盤外周に向かって先端がとがった細身のインデックスと、絶妙な重なりを見せる細身のドルフィン型長短針はこのモデルならではデザイン。
パテック・フィリップ伝統のカラトラバスタイルを基本にリファインされたホワイトゴールドのケースは、女性の手首にやさしく寄り添うよう薄くつくられています。
シャネル「J12」2重ダイヤモンドベゼル
ブランド独自のセラミックの外装は、エレガンスなうえに傷つきにくい点が特徴。
そんなJ12は、現代的なデイリーウォッチとして申し分のない存在です。
J12のファーストコレクションが登場してから現在までさまざまなバリエーションが登場し、それぞれが個性を際立たせています。
ベゼルをメレダイヤで2重に取り巻いたこのH0949は、J12のバリエーションの中でも特に人気が高いロングセラーアイテムの1つです。
セイコー「グランドセイコーレディースモデルSTGF079」(マスターショップ限定)
日本の時計ブランドであるグランドセイコーは、2017年に1つのブランドとして独立しました。
こちらは直径26㎜のレディースサイズのスチール製ケースに同じくスチール製のブレスレットを備えた、デイリーウォッチとしておすすめしたいコレクション。
ダイヤカットされたインデックスや針は極めて鋭いエッジが与えられ、ベゼルには40個ものダイヤモンドが敷き詰められているなど、シンプルな中にも華やかさがあります。
白蝶貝の文字盤の上でシャープな輝きを放つ様が魅力的ですね♪
1年間の時間のズレがわずか10秒以内という高い精度も、グランドセイコーならではのものです。
おわりに
「女性らしさ」に対する考え方は、時代と共に大きく変化してきました。
それは時計も同じかもしれません。
アクティブに活躍の場を広げる現代の女性のための時計には、華奢で可憐なだけでなく、タフネスさも必要なことは言うまでもありません。
近年では特にレディースウォッチの展開に注力するメゾンが増えており、数あるメゾンから女性のライフスタイルに合ったさまざまな提案が熱心にリリースされるようになっています。
そのこだわりや性能は、各メゾンによって多種多様。
デザインはもちろん、ご自身のライフスタイルに寄り添ってくれる時計と一緒に時間を刻んでみてはいかがでしょうか?