個性的なモダンデザインと明快なメッセージを特徴とするウブロの時計。
発売当初の強烈なブームは現在落ち着いてはいますが、登場以来世界中の人々に忘れ難いインパクトを与えたことは間違いないのではないでしょうか?
ビッグバンやキングパワーといった大型のモデルの人気が先行したウブロですが、近年はその源流であるクラシックフュージョンにも注目が集まっています。
今回は、現代的でファッショナブルなクラシックフュージョンシリーズをご紹介します。
クラシックフュージョン クロノグラフ チタニウム
横2つ目と6時位置のデイト表示からなるミニマルなシンメトリーデザインという現代的な顔を持つクロノグラフです。
左右に張り出したファイバー製の耳や、ストラップをケースとプレートで挟み込んでネジ止めするスタイルのラグは、フラットで太いラウンドベゼルと共にこのブランドを強く印象付けています。
漆黒のダイヤルと光沢のあるチタンの肌が都会的なコントラストを織りなし、わずかに丸みを帯びたケースサイドが独特です。
スーツにも合わせられるモダンウォッチとして、現代を代表する腕時計の1つといえるでしょう。
クラシックフュージョン チタニウム ブルー
ブラックやシルバーなど、モノトーンが主流を占める腕時計の文字盤において、他との差別化を図るべく、近年盛んにおこなわれるようになったのがブルーやグレーへのアプローチです。
そんなブルーの中でも、クラシックフュージョンに用いられているブルーは、薄い皮膜を形成しやすいメッキ処理によって発色させたもの。
皮膜が薄いことで下地に付けられた放射状の筋目が微妙に浮き上がっており、このブルー文字盤を個性的なものとしています。
わずかにくすんで見えるチタンの肌、そしてブルーのアリゲーターを貼ったラバーストラップと共に、大人の艶を放っているモデルです。
クラシックフュージョン アエロフュージョン クロノグラフ チタニウム
文字盤をクリアに仕立てて機械式時計本来のメカニカルな魅力を強める手法において、ウブロはビッグバン アエロバンですでに一度成功を収めていますが、アエロフュージョンはそのクラシックフュージョン版といえるモデルです。
ムーブメントの可視化にあたって、モダンな外装のデザインに合わせて地板やブリッジ、カレンダーディスクなどのムーブメント構成パーツの多くを独自のデザインに置き換え、独自の世界観を醸し出している点は注目すべきでしょう。
クラシックフュージョン ブラックマジック
ブラックセラミックのミドルケースにブラックチタンのエレメントを、さらにカーボンパターンが刻まれた文字盤を組み合わせたクラシックフュージョン。
その姿はドレッシーで、ウブロ本来のキャラクターを感じることができます。
なお、現行のモデルでは、スケルトンの長短針からファセットを付けたバトン型長短針へと変更されています。
クラシックフュージョン オールブラック
シルバーに輝くベゼルやラグ部のスクリュー以外、ケースやラバーストラップをはじめとして、文字盤や針、インデックスに至るまですべてが黒く染め抜かれたバリエーション。
艶を落とした黒文字盤に、艶のある針とインデックスで視認性を確保していますが、少し薄暗くなっただけで針を見失ってしまうというユニークなデザインとなっています。
おわりに
見果てぬ夢を追い求めてひたすらに努力を重ねる、パワフルな大人にこそふさわしい、ウブロのコレクション。
そんなウブロのプロダクトの中でもエレガントなクラシックフュージョンは、都会的なセンスで、他のコレクションとは異なる輝きを放っています。
クラシックフュージョンはビッグバン同様に非常にウブロらしいプロダクトでありながら、ビッグバンとは全く異質のポテンシャルを秘めたコレクションだといえるでしょう。