歴史あるメゾン、カルティエが初めて放ったメンズウォッチライン、カリブル・ドゥ・カルティエ。男性的な力強さと繊細なエレガントさを持ち合わせ、カルティエらしい洗練されたデザインが魅力のコレクションとなっています。
今回は、カリブル・ドゥ・カルティエの概要や、各人気モデルの特徴・詳細についてご紹介します。
カリブル・ドゥ・カルティエとは
「世界5大ジュエラー」の1つとされるカルティエ。ジュエリーをはじめ、充実したレディース・ウォッチのラインアップにより、その人気は不動のものとなっています。
そんなハイジュエリーブランドであるカルティエが、2010年に男性専用のウォッチコレクションであるカリブル・ドゥ・カルティエを誕生させました。
カリブル・ドゥ・カルティエの全モデルには、カルティエが自社工房で設計・開発・製造を手がけた自動巻きメカニカルムーブメント「Cal.1904-PS MC」が搭載されています。
名称にある「カリブル」は、時計の心臓部であるキャリバー(ムーブメント)という意味。
つまり、搭載するキャリバーは、完全自社開発のムーブメントだという意味が込められているのです。
また、キャリバー番号の「1904」は、カルティエ初のメンズウォッチ「サントス」を発表した年。それをふまえても、カルティエのメンズウォッチに対する強い思いや誇りを感じ取ることができます。
「カリブル・ドゥ・カルティエ」スタンダードモデル
ケース直径サイズ42mm、ケース全体の厚みは10㎜となっており、存在感と装着感の高さ、取り回しの良さを実現しています。
文字盤の12時位置にはインパクトあるローマンインデックス 「XII」が配置されています。また、6時側には大きなスモールセコンド、3時位置には3日分の日付が確認できる大型のデイト表示を採用。
文字盤を取り囲むベゼルは28度の傾斜がつけられているため、文字盤が際立つ形状となっています。
また、リューズは大型の七角形で、中央にはカルティエのトレードマークであるブルーサファイアまたはスピネルが埋め込まれています。男性らしい力強さを感じさせながらも、カルティエならではのエレガントさも兼ね備えた、洗練されたデザインとなっているといえるでしょう。
「カリブル・ドゥ・カルティエ」ダイバー
2014年に初登場して以来、カルティエのメンズウォッチを代表するコレクションとなった「カリブル・ドゥ・カルティエ」ダイバー。
ダイバーズウォッチの国際規格、ISO6425に合致するダイバーウォッチとして作られました。
300m防水、逆回転防止ベゼル、ラバーストラップを備え、耐衝撃性、耐磁性能、耐塩水性能にまで配慮しながらも、厚さはわずか11mm、ケース直径はスタンダードモデルと同一の42mmを維持しています。
また、2015年よりADLCコーティングが施されたモデルも追加され、今まで以上に傷がつきにくくなっている点も、大きな魅力となっています。
「カリブル・ドゥ・カルティエ」クロノグラフ
2013年に登場した「カリブル・ドゥ・カルティエ」クロノグラフは、スタンダードモデルのCal.1904MCにクロノグラフムーブメントを組み込んだものになります。
こちらもベーシックコレクションとしてはカルティエ初の自社開発ムーブメントとなっています。
横に並んだ2つ目のクロノグラフ用カウンターに加え、6時位置には3日分の日付が確認できる大型のデイト表示を配置し、シンメトリーなレイアウトを実現。さらに、レイルウエイトラックがベゼルに直接刻まれたことで、複雑になりがちなクロノグラフの顔がすっきりとまとまっているのが特徴です。
おわりに
今回は、男性的な力強さとカルティエらしい洗練されたデザインが魅力のコレクション「カリブル・ドゥ・カルティエ」の各モデルをご紹介しました。
カルティエの時計は、どれもハイセンスで個性的であり、かつ存在感が大きいのが特徴です。
その中でも、カルティエ初となる完全自社開発のムーブメントを搭載したカリブル・ドゥ・カルティエは、優れた性能やデザインであることはもちろん、マニュファクチュールブランドとしての誇りや思いが込められた、特別なメンズウォッチコレクションといえます。