日本では古来から白金(しろがね)と呼ばれ、結婚指輪の素材として不動の人気を誇るプラチナ。
人気の秘密は美しい銀白色と純度、また貴金属としての希少性にあります。
プラチナは明るく白みがかった銀色が特徴的。一般的に95%以上の純度を持つプラチナの結婚指輪は、他の金属と比較して非常に純度が高いことでも知られています。
この純度の高さは、金属によるアレルギー反応の出にくさにもつながります。
基本的につけっぱなしにする方が多い結婚指輪。素材としての安心感もうれしいポイントですよね。
またプラチナは限られた産出地でしか採掘できず、精製するプロセスも非常に困難で複雑とされています。
見た目の美しさだけでなく、使いやすさや希少価値も加わって、まさに結婚指輪にはうってつけの素材だといえるでしょう。
これから結婚を控えている方も、プラチナの結婚指輪をお探しの方は多いのではないでしょうか。
プラチナの結婚指輪は、さまざまなブランドから、豊富なデザインが展開されています。
一生に一度の結婚指輪選び。後悔のないよう、事前にしっかりポイントを押さえておきましょう。
今回はプラチナの結婚指輪の選び方や、人気のブランドについてご紹介します。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内10店舗を統括している。
目次
後悔しないプラチナの結婚指輪の選び方
プラチナの結婚指輪を選ぶ際には、まず「ブランド」「デザイン」「価格帯」を大まかに決めておくのがおすすめです。
プラチナの結婚指輪の選び方１：ブランドで選ぶ
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圧倒的な知名度や高級感で高い人気を誇っているのが、海外の有名ジュエラーが手掛けるプラチナの結婚指輪。
中でもティファニーとカルティエの2大ブランドは、幅広い世代から支持されています。
シンプルでありながら普遍的な美しさが特徴的なティファニーは、とくに20～30代の若いカップルからの支持が顕著です。
カルティエは、ラブや1895、トリニティやバレリーナなど、数々のアイコニックなシリーズで知られ、唯一無二のデザインや、滑らかな付け心地が人気です。
よりハイエンドな価格帯では、高品質なダイヤで有名なハリー・ウィンストンやグラフ、ヴァンクリーフ＆アーペルなども、花嫁憧れの結婚指輪として人気を集めています。
また日本人の好みを反映させたデザインや、きめ細かなアフターサービスを求める方は、国内メーカーの結婚指輪がおすすめ。
全国に販売店がある銀座ダイヤモンドシライシやアイプリモでは、デザインや価格帯も豊富で多くの選択肢から選べるのが魅力。
このほか老舗のツツミやミキモト、和を感じられる繊細なデザインが人気のニワカ、オーダーメイドのケイウノなど、国内メーカーの個性豊かなラインナップも見逃せません。
プラチナの結婚指輪の選び方２：デザインで選ぶ
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結婚指輪は基本的につけっぱなしにする方が大多数ですよね。
そのためデイリーコーデになじむこと、また引っかかりにくいシンプルなデザインがおすすめです。
もっとも一般的な結婚指輪のデザインとしては、ストレートの甲丸リングが挙げられます。
リングの断面が角の取れた丸い形状をしており、滑らかな着け心地が魅力です。
またクラシカルで安定感のある形状は、比較的どんな方にも似合いやすく、男性とペアにするのにもうってつけ。
厚みによって大きく印象が変わるので、細いものから幅広いものまで、ぴったり似合うデザインを探しやすいでしょう。
より指を細く、長く見せてくれるデザインとしては、V字やウェーブ型も人気です。
またプラチナと18金のコンビになっているデザインもおすすめです。
指輪にゴールドとシルバーの2色が入っているので、他のジュエリーとの重ね付けもしやすいでしょう。
結婚指輪にダイヤを入れるか否かも、デザインを大きく左右します。
ダイヤ付きの場合、引っかかりを考慮してリング本体にダイヤが埋め込まれたデザインがおすすめです。
1粒～数粒のダイヤを埋め込んだデザインは控えめながらエレガントな印象です。
リング全体にダイヤが埋め込まれたエタニティタイプの結婚指輪は、身につけると手元が一気に華やぎ、見るたびに気分が上がるでしょう。
エタニティリングは、結婚5周年や10周年などの記念日に贈られることも多いアイテムです。
プラチナの結婚指輪の選び方３：価格帯で選ぶ
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一般的なプラチナの結婚指輪は宝石がない場合、おおむね10〜15万円が相場とされています。
海外の有名ブランドのものになると、20万円台以上のアイテムが中心となります。
一方、国内のジュエリーメーカーのシンプルで細めの指輪や、実店舗のないジュエリー工房などにも目を向けてみると、10万を切るリーズナブルな価格のものもラインナップされています。
もちろん石入りを選ぶと、石の種類やグレード、個数によって価格はさらに上がり、指輪の幅によっても使われるプラチナの量が変わるため価格が上がってきます。
結婚指輪に求める価値は人それぞれ。
価格をなるべく抑えたければ、国内ブランドかつプラチナのみの指輪で、細めの幅のものを選べばペアで5～10万円程度でも購入可能です。
また最近ではあまり出番のない婚約指輪をあえて買わずに、結婚指輪を奮発してエタニティタイプを選ぶという方も増えているようです。
しかし、憧れのブランドにこだわりたい方は、少々高くても生涯お気に入りの結婚指輪を身につけられる喜びに納得感が得られるでしょう。
自分なりのこだわりポイントや予算など、事前にパートナーと相談しておくことが大切です。
人気ブランドのプラチナの結婚指輪5選！
まず人気ブランドのプラチナ結婚指輪を5つご紹介します。
一目でブランドが分かる、アイコニックなデザインが勢ぞろいです。
プラチナの結婚指輪１：カルティエ ラブリング 1Pダイヤ Pt950
いわずと知れたカルティエのアイコン、ラブシリーズ。
「永遠の愛」を象徴するビスモチーフはカルティエが誇る唯一無二のデザインであり、世代を超えて世界中で愛されています。
ラブリングはペアリングの定番として、ブライダルシーンでも絶大な人気を誇ります。
こちらの結婚指輪は、プラチナ製でビスモチーフの一つにダイヤが埋め込まれた特別感のあるモデル。
程よい存在感があり、ダイヤのきらめきを感じられるデザインは、結婚指輪としてうってつけでしょう。
プラチナの結婚指輪２：ティファニー ウェディングバンド Pt950
結婚指輪を検討する際、高確率で候補に挙がるブランドの一つがティファニーではないでしょうか。
シンプルかつ上品で普遍的に美しいデザインは、生涯身につける結婚指輪としてぴったりです。
さまざまなモデルが存在するティファニーの中でも、ひときわラグジュアリーな印象のエタニティタイプ。
キラキラ輝くダイヤは、目に入るたびにうっとりした気分に浸れそうです。
こちらの結婚指輪は、ダイヤがレール留めになっている点もポイント。
上下の淵の間に埋め込まれるようにダイヤが配されているので、引っかかりの心配が少ない点も見逃せません。
プラチナの結婚指輪３：ハリー･ウィンストン バンドリング Pt950
花嫁憧れのブライダルリングとして、トップに君臨するハリー･ウィンストン。
多くのセレブや有名人が愛用していることでも有名ですよね。とくにダイヤの品質に定評があるハリー･ウィンストン。
結婚指輪として選ぶなら、やはりダイヤの輝きを存分に味わえるエタニティタイプがおすすめです。
とはいえ結婚指輪はデイリーに身につけるものなので、ダイヤの主張が強すぎると全体の印象がちぐはぐになってしまいかねません。
あくまで日常生活にもなじむ程よいラグジュアリーさを意識して選ぶのがいいでしょう。
こちらの結婚指輪は、美しいダイヤが全周を取り囲むリングですが、幅が2.3mmと細めで上品な印象。
また左右非対称にV字になったデザインは、指を細く長く見せてくれるのもうれしいポイントです。
プラチナの結婚指輪４：ヴァンクリーフ&アーペル リング Pt950
シンプルなだけの結婚指輪は嫌という方には、ヴァンクリーフ&アーペルのエステルシリーズはいかがでしょうか。
ヴァンクリーフ&アーペルおなじみの小さな球体が指輪の淵を飾る唯一無二のデザインが魅力です。
そして中央には存在感のある0.32ctのダイヤが輝きます。
モデルやスタイリストなど、おしゃれ感度の高い人から支持されているヴァンクリーフ&アーペルの指輪。
そのファッション性は折り紙付きです。
いわゆる結婚指輪のイメージとは異なる、個性的で洗練されたデザインなので人と被らない結婚指輪をお探しの方にもぴったりでしょう。
プラチナの結婚指輪５：シャネル ココクラッシュ マリッジリング
ファッションブランドの手掛ける結婚指輪の中でも、とりわけ高い人気を誇るのがシャネル。
シャネルを象徴するふっくらとしたキルティング模様が施されたココクラッシュは、一目でシャネルだとわかるアイコニックなデザインが魅力です。
エレガントで女性らしいリングは、プラチナ製になると一気にモード感も加わります。
ファッションジュエリーとしても人気のココクラッシュですが、ダイヤが埋め込まれたこちらの指輪はいっそう特別感が増し、おしゃれな結婚指輪としてぴったり。
太すぎない2.6mmはデイリー使いにも向いていて、重ね付けもしやすいデザインです。
ペアで10万円以内のプラチナの結婚指輪5選!
何かと費用のかさむ結婚準備。とくに有名ブランドへのこだわりがない方は、結婚指輪のアフターサービスを重視して、国内メーカーを選ぶのもおすすめです。
ここからは、ペアで10万円以内で収まるプラチナの結婚指輪を5点ご紹介します。
プラチナの結婚指輪１：ツツミ アダージョ マリッジリング Pt900
1970年代から日本でジュエリーを取り扱ってきた老舗のツツミ。
古くからツツミのジュエリーはクオリティと良心的な価格設定に定評があります。
たとえばシンプルでどんな服装やシーンにも合わせやすいプラチナ製のこちらの結婚指輪は、1個で税込48,000円。
男性が身につけても違和感のないデザインなので、二人でまったく同じデザインを購入するのもおすすめです。
信頼できる老舗であることに加え、プラチナ製でもペアで10万円を切る価格は大きなメリットといえるでしょう。
プラチナの結婚指輪２：GARA マリッジリング メレダイヤ Pt950
宝石業者が軒を連ねる御徒町で、50年以上に渡りジュエリーを作り続けてきた老舗宝飾店、ガラジュエリー。
自社工房で作られる高品質な結婚指輪は、デザインのバリエーションの豊富さとリーズナブルな価格設定が魅力です。
クオリティの高い結婚指輪をリーズナブルに手に入れたいカップルに支持されています。
そんなガラジュエリーが手掛けるプラチナ製のペアリングは、美しいウェーブを描いた曲線が印象的。
男女でお揃いのデザインですが、レディースの方には中央にメレダイヤが埋め込まれていて、さらにエレガントさがUP。
ペアで税込99,800円という価格も、大きな魅力ですね。
プラチナの結婚指輪３：Artisan Works 槌目 マリッジリング Pt950
新潟の工房で結婚指輪を始めとしたジュエリーを制作しているアルティザン・ワークス。
どこか職人の手のぬくもりを感じられるような、あたたかみのあるデザインが魅力です。
そんなアルティザン・ワークスが手掛ける結婚指輪は、華奢な2mmのリングに施された槌目模様が特徴。
不規則に入った模様が光を反射し、ナチュラルで優しい雰囲気です。
工房直結のため、プラチナ製でも1個47,300円という価格も嬉しいですね。
プラチナの結婚指輪４：Ange マリッジリング 1Pダイヤモンド Pt950
ペアアクセサリー専門店Fissが展開しているプラチナの結婚指輪。
華奢な2本の指輪がクロスしたようなデザインが特徴です。
男女でお揃いのデザインですが、女性の方には中央に1粒ダイヤが入っています。
無駄な装飾のないすっきりとしたデザインはシーンを選ばず、ビジネスシーンでも浮かずに身につけられるでしょう。
使われている素材は、一般的なプラチナリングで使われるpt900よりさらに高純度のpt950。
それでいてペアで税込99,600円というお値段は非常に良心的です。
他のジュエリーと合わせやすく、幅広い世代から支持されている、プラチナと18金がコンビになった結婚指輪。
こちらの結婚指輪はプラチナの部分に斜めに入ったカットで、さらに落ち着いた大人っぽいデザインに仕上がっています。
2色の金が入っていることで華やかな印象になり、1個でも十分な存在感。
男女問わず使いやすいデザインで、2人が年齢を重ねても末永く長く愛用できるでしょう。
ペアで5万円以内のプラチナの結婚指輪3選!
プラチナの結婚指輪にこだわりたいけれど、予算は限られているというカップルに朗報です。
実はペアで5万円以内の結婚指輪もあります。妥協せず、納得のいくプラチナの結婚指輪を探してみましょう。
プラチナの結婚指輪１：SUEHIRO ストレート マリッジリング マット加工
日本橋で1945年からブライダルジュエリーを手掛ける老舗SUEHIRO。
数あるプラチナ製結婚指輪のラインナップの中でも一番人気なのは、ごくシンプルなストレートリングです。
1.5mmの細めのリングはどんなコーデにも合わせやすく、指を華奢に見せてくれます。
表面に施されたマット加工により、繊細で柔らかな雰囲気に。
男性が身につけても違和感がなく、重ね付けにもぴったりとくれば人気の高さもうなずけます。
価格は1個24,500円と、ペアで揃えても5万円以内に収まる低価格です。
プラチナの結婚指輪２：Miss Platinum ストレート マリッジリング Pt950
オンラインショップでブライダルジュエリーを販売しているMiss Platinum。
店舗を構えず東京･渋谷にあるジュエリー工房から、直接お客様に商品をお届けすることで、低価格を実現しています。
こちらのプラチナの結婚指輪は「逆甲丸」というリングの中央が窪んだ珍しいデザイン。
すっきりとしたスタイリッシュな形状で、男女問わず身につけやすいです。
高純度のpt950がペアで税込49,600円で手に入るのは、自社工房を持つショップならではですね。
プラチナの結婚指輪３：Fiss シンプルコレクション 男性用プラチナ×女性用ゴールド
同じデザインの結婚指輪を、男女で素材を変えて合わせるのも素敵です。
Fissの結婚指輪は、男性用がプラチナ、女性用が18金の素材になっています。
細身のシンプルなデザインなので、どんな服装やシーンにも合わせやすいでしょう。
また女性用には、1粒好きな宝石を入れることもできます。自分の誕生石はもちろん、パートナーの誕生石を入れるのもおすすめ。
石入りでもペアで税込49,940円という価格は手頃でうれしいですね。
1万円台で買えるプラチナの結婚指輪はある?
希少価値の高さゆえ、高価な金属として知られるプラチナ。予算の関係であきらめざるを得ないとお考えの方もいるかもしれません。
しかし、探せば1個1万円台で購入できるものもあります。
たとえばこちらのプラチナリング。細身でシンプルなベーシックタイプですが、値段はなんと1個19,800円。
自社工房を持つブライダルジュエリー店ならではの良心価格です。
プラチナの結婚指輪の買取相場は？傷があると買取価格は安い?
購入するときは一生ものと思って選んだ結婚指輪でも、年齢を重ねて体形が変わったりすると、サイズが合わなくなってしまうことも。
大幅にリングサイズが変わる場合は、サイズ調整にかかる料金が高額になるケースも多く、売って新しい指輪を買いなおされるご夫婦も少なくありません。
カルティエやティファニー、ハリー・ウィンストンやヴァンクリーフ&アーペルなど、海外の有名ブランドの結婚指輪であれば買取の際、ブランドのネームバリューが査定に反映されます。
査定時にはギャランティカードや箱などの付属品は必ず一緒に出しましょう。
ただし、名前や記念日の刻印などが入っている結婚指輪は、再販が難しいためブランド品であっても大きく買取価格が下がる傾向にあります。
一方ノーブランドで宝石の使われていない結婚指輪なら、重さを測っておおよその買取価格を計算することができます。
プラチナのグラム買取の場合は、傷や刻印があっても価格は変わりません。
結婚指輪の金属部分の重さは約4〜５gなので、掛け合わせると大体のイメージがつかめるでしょう。
ダイヤなどの宝石が入っている場合は、使われている石の質や数によっても価格が変わります。
詳しい買取価格が知りたい場合は、ジュエリーの買取を行っている買取店に問い合わせてみるとよいでしょう。
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プラチナの結婚指輪についてのまとめ
まとめ
- プラチナの結婚指輪は、ブライダルにおける永遠の定番アイテム
- プラチナの結婚指輪を選ぶ際は「ブランド」「デザイン」「価格帯」がポイント
- 不要なブランド品を売ってプラチナの結婚指輪を購入するなら、ギャラリーレアへ
プラチナの結婚指輪について解説してきました。
美しい銀白色と希少性、資産価値など、多くの魅力があるプラチナ素材。
結婚指輪の永遠の定番として、これからも幸せなカップルたちに支持され続けることでしょう。
プラチナの結婚指輪は海外の有名ブランドから、国内のジュエリー工房まで、デザインも価格帯も幅広いのが特徴です。
ぜひ記事を参考に、お二人にとって最高の結婚指輪を選んでください。
不要になったブランド品を売って、プラチナの結婚指輪を購入したい方は、下取りにも対応してくれるギャラリーレアに相談してみましょう。
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