タイムレスに美しい輝きを放つ、金の指輪。
金の指輪は、古代文明の時代から存在し、紀元前2600年頃には、すでにエジプトで製造されていたといわれています。
金は金属の中でもとても柔らかい素材でありながら丈夫であり、錆びたり酸化したりしにくいのが特徴です。
デイリーに身につける指輪の素材として大変適しているため、結婚指輪や婚約指輪としてもおなじみですよね。
また金は、金属アレルギーを引き起こすことが少ないことでも知られています。
すべての方に対してアレルギー反応が起こらないわけではありませんが、金によるアレルギーは比較的まれです。
そのため「金のジュエリーなら安心して身につけられる」という方も多いのではないでしょうか。
金の指輪は、その加工のしやすさと美しくゴージャスな印象から、さまざまなブランドで多種多様なデザインが展開されています。
地金だけのシンプルでモードなイメージを楽しむことができ、またダイヤモンドやほかの宝石と組み合わせることで、より手元に華やかな印象を演出することもできるでしょう。
今回は、そんな金の指輪にスポットを当て、選び方やおすすめのブランド、人気のデザインなどをご紹介します。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11店舗を統括している。
目次
金の指輪の選び方を3つのポイントでご紹介
金の指輪を選ぶ際には、金の含有率と、指輪の幅、またブランドのものを選ぶか否かが重要ポイントです。
以下で、順を追って解説します。
金の指輪の選び方1:金の含有率で選ぶ
金の指輪には、K24、K18、K14、K10などの異なる金の純度のものが存在し、100%の純金はK24と呼ばれます。
濃い黄金色が非常に美しい純金ですが、実はとても柔らかく、傷がつきやすいのが難点。
また石を留めても取れやすいことなどから、ジュエリーとしての加工や、日常生活での使用にはやや不向きです。
そこで指輪として使用する場合は、他の金属と合金化されることがほとんどです。
合金化することで、強度や耐久性が増し、ホワイトゴールドやピンクゴールドなど、金色以外の色にも変化させることができます。
金を使ったジュエリーとして最も一般的な18金(K18)は、純金よりも強度があり、加工しやすいのが特徴です。
18金の場合、金の含有量は純金の75%となり、残りの25%は、銀や銅、ニッケル、パラジウムなどの他の金属で構成されています。
18金は、純金と見た目にもさほど変わらない美しい金色を維持しつつも、純金よりも硬く、変色しにくいという点がメリットです。
一般的に高品質のジュエリーといえば、18金が用いられたものを指し、14金や10金になると、金の含有量はさらに少なくなります。
しかし、その分価格は安価になるため、デイリーに気負わず身につけるファッションジュエリーとして使われることが多いです。
ゴールド色は金の含有率が少なくなるにつれて、薄くなり、純金の鮮やかな黄金色から淡いレモン色のような見た目に変化します。
金の指輪の選び方2:太さで選ぶ
金の指輪を選ぶ際、指輪の太さ(幅)も重要なポイントです。
日常的に身につけるのに適した指輪の幅としては、男性では4〜8mm程度が一般的。
手の大きな方や、より手元の印象を強く演出したい場合には、8mm以上の幅もおすすめです。
こうした太い幅の指輪は、中指や親指につけるとバランスよく身につけられるでしょう。
女性の指輪の場合は、幅2〜4mm程度が一般的です。
より華奢な印象を得たい場合には、線で構成されたような幅1mm前後の細身の指輪や、チェーンでできた指輪などもおすすめ。
もし結婚指輪など、普段から身に着ける指輪として選ぶのであれば、少し幅が広めのものを選んでおくと、後々年齢を重ねた手にもしっくりなじみやすいでしょう。
ただし、指輪の幅は身につける人の指の太さや手の大きさ、またどんな風に身につけたいかによっても大きく左右されます。
指輪を選ぶ際には、ネットで購入するのも便利ですが、可能であれば実際に試着し、自分に合った幅を選ぶと失敗が少ないでしょう。
金の指輪の選び方3:ブランドかノーブランドかで選ぶ
金の指輪は、数多くのブランドが販売しており、その種類も豊富に用意されています。
たとえば、ダイヤモンドやプラチナの婚約指輪で有名なティファニーは、金のファッションリングも幅広く取り扱っています。
また、世界五大ジュエラーの一つであるカルティエも、ゴールドを用いた数々のアイコニックなデザインの指輪で知られています。
このほか、イタリアらしい粋で大人っぽいデザインが特徴的な老舗ジュエラー、ブルガリでも多彩な金の指輪をラインナップ。
このように数々の高級ブランドで、高品質かつ美しいデザインの18金の指輪が展開されているため、予算応じて選びやすいでしょう。
もし、コスパ重視で金の指輪を選びたい場合には、ノーブランドにも目を向けてみましょう。
たとえば、国内には小さな彫金工房で造られた、クオリティの高い金の指輪がたくさんあります。
ノーブランドの金の指輪はブランドのものと比較すると、全く同じ素材を使用していても、2/3~1/2程度の価格で入手できるものが多いです。
とくにブランドにはこだわらないという方は、ノーブランドという選択肢を視野に入れて探すのもいいでしょう。
メンズ・レディースにおすすめの24金の指輪5選をご紹介!
希少価値の高さと、鮮やかな濃い黄金色、また独特の柔らかな雰囲気を持つ24金の指輪。
以下では、メンズ・レディース、どちらにもおすすめできる24金の指輪を5つご紹介します。
24金のおすすめの指輪1:シンプルなゴールドリング
この投稿をInstagramで見る
24金の指輪として、もっとも付けやすくコーデの幅も広いのは、地金のみで造られたシンプルなタイプです。
たとえば結婚指輪としてもおなじみの甲丸リング。
指輪の外側が丸みを帯びており、断面がかまぼこ状になった安定感のある形状が特徴で、つけっぱなしにしていてもストレスフリーな付け心地が魅力です。
このほか角が印象的な平打ちリングは、指輪の表面が平らで、断面が正方形や長方形になっているため、シャープでモダンなイメージ。
このようなシンプルで落ち着いたゴールドリングは、男女問わずデイリーにもフォーマルシーンでも使いやすく、出番が多いでしょう。
24金のおすすめの指輪2:シグネットリング
この投稿をInstagramで見る
シグネットリングは、古代から個人の身分や権限を示す印として用いられていた非常に歴史の深い指輪です。
時代が進むと、政治や法的な文書に押印するために使われたり、個人の家系や神話的な物語、あるいは名前やモットーを刻印したりするなど、自分にとって大切な文字やモチーフが刻まれた指輪として、その意味合いが変化していきました。
現在でもシグネットリングは、個人のアイデンティティーやメッセージを表すアクセサリーとして、性別を問わず人気があります。
ビジネスシーンなど、フォーマルな場で身につけていても違和感がなく、イニシャル入りのものなどはプレゼントとしても人気です。
24金のおすすめの指輪3:彫金リング
彫金リングとは、リングの表面に細かな彫刻で模様を施した指輪のことを指します。
彫られる模様としては、文字や花や草木などの植物の模様、また幾何学模様などが一般的です。
彫金リングは、デザインの繊細さとゴージャス感が魅力。
ダイヤなどの石が入っていなくても、彫金が施された部分が光を反射して輝くため、手元の印象が一気に華やかになります。
パートナーへの愛情や、特別な思いを込めた贈り物として選ばれることも多いです。
24金のおすすめの指輪4:モチーフがついたリング
24金の地金の美しさを存分に堪能しつつ、ボリューム感や自分らしいデザインにこだわりたいという方にはモチーフがついたリングがおすすめです。
多くのモチーフはリングの中央に配されており、動物や植物をはじめ、星やハート、円、球、三角形や四角形などの形など、実に多岐にわたります。
モチーフは、リングのアームと同じ金で造られていることが多いですが、ダイヤやカラーストーンなどの宝石によって表現されることもあります。
特別な機会や、フォーマルな場に着用されますが、シンプルなデザインのものなら日常的に楽しむことができるでしょう。
24金のおすすめの指輪5:宝石入りのリング
宝石入りのデザインを選ぶと、24金の指輪により豪華さと立体感が出ます。
宝石の種類としては、天然のダイヤモンドをはじめルビー、エメラルド、サファイアなどの色石、また人工的に作られたジルコニアなどが使用されることもあります。
デザインとしては、指輪の中央部分に宝石を配置するデザインが多いですが、パヴェという小さな石がリング全体に散りばめられたデザインも人気です。
宝石入りのリングは、特別な機会やイベントで着用されることが多く、結婚式やパーティー、記念日などに人気があります。
また、誕生石を使用した宝石入りのリングは、自分自身や大切な人への誕生日プレゼントとしても最適です。
結婚指輪からファッションリングまで!18金の指輪を取り扱うおすすめブランド5選
高品質な金の指輪として、もっとも広く使用されている18金。さまざまな有名ブランドの金の指輪も、18金でできています。
以下ではそんな18金の指輪の中で、おすすめのブランドを5つご紹介します。
18金の指輪のおすすめブランド1:カルティエ
フランスが世界に誇るトップジュエラーの一つであるカルティエ。
花嫁憧れの結婚指輪や婚約指輪でもおなじみですが、数々のアイコニックな金のファッションリングでも知られています。
たとえば1970年代に誕生し、「永遠の愛の絆」をイメージしたラブコレクションの指輪。
シンプルなアームに施された端正なビスモチーフは、カルティエを象徴する唯一無二のデザインです。
ラブリングはイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドの3色の金と、プラチナ素材で展開されています。
同じく3色の金が1本の指輪に入っているトリニティリングも、カルティエを象徴する名デザインの一つ。
タイムレスな美しさで、世代を超えて愛されているゴールドリングです。
18金の指輪のおすすめブランド2:ティファニー
アメリカを代表するハイジュエラーであるティファニーにも、金の指輪の名デザインが数多く存在します。
たとえばティファニーの代表的なコレクションの一つであるTワイヤーリング。
カジュアルな服装からフォーマルな装いまで幅広く合わせることができるシンプルで洗練されたデザインが特徴です。
多くのファッションアイコンや、セレブが好んで身につけていることでも有名ですよね。
またニューヨークのティファニー本店にあるローマ数字の時計台をイメージしたデザインが特徴的のアトラスコレクションのリングも、ティファニーのゴールド製の指輪の中で高い人気を誇っています。
いずれのリングもイエローゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールドの3色展開。
エレガントで大人っぽいデザインなので、長く愛用できる点が魅力です。
18金の指輪のおすすめブランド3:ブルガリ
エレガントでありながら大胆でモダンなデザインが特徴の、イタリアの老舗高級ジュエリーブランド、ブルガリ。
そんなブルガリにもファッション性に優れた、金の指輪が多数ラインナップされています。
たとえばカップルのペアリングなどとしても有名なビーゼロワンリング。
シンプルな中にも独特の存在感があり、ブルガリらしいモダンなデザインが特徴的です。
ビーゼロワンリングは、さまざまな素材で展開されており、陶磁器や樹脂、カーボンファイバーなどの斬新な素材のものもありますが、一番人気はやはりゴールド製のもの。
またブルガリを代表する独創的なデザインが魅力のパレンテシコレクションも、金素材の人気のリングとして知られています。
18金の指輪のおすすめブランド4:ヴァン クリーフ&アーペル
フランスの高級宝飾ブランド、ヴァン クリーフ&アーペル。
確かな技術力と優れた美的センスによる独創的なデザインが特徴で、エレガントでロマンチックな雰囲気のジュエリーは日本でも多くのファンを魅了しています。
そんなヴァン クリーフ&アーペルの「ペルレ」は、ゴールド素材の細かなビーズが連なったデザインで知られる、アイコニックなコレクション。
中でも1つの指輪の中に、鏡面仕上げのビーズ部分と、サテン仕上げのアーム部分が同居するペルレサテンリングは、シンプルながらも高級感と独自の存在感を併せ持つ人気のデザインです。
また、婚約指輪としても有名なペルレ ソリティアは、一粒のダイヤモンドをペルレのビーズで支えている、繊細で優美なデザインが特徴。
いずれも普段使いからフォーマルな場面まで、幅広く着用できます。
ペルレコレクションは、プラチナをはじめ、イエローゴールド、ピンクゴールドなどといった金素材で展開され、地金の美しさがとくに際立つデザインが魅力です。
18金の指輪のおすすめブランド5:エルメス
フランスの高級メゾン、エルメスはジュエリーのラインナップも非常に美しく、高品質であることで知られています。
ジュエリーの中で、エルメスのシグネチャーモチーフの一つでもある、シェーヌダンクルシリーズはとても有名です。
アンカーチェーンのようなリンクを組み合わせた、シンプルで洗練されたデザインは時代を超えて愛され続けています。
この他、有名な英雄にインスピレーションを得て誕生したヘラクレスシリーズのリングはイニシャルのHモチーフが印象的。
結婚指輪としても人気のエヴァー・ヘラクレスは、そんなHモチーフが指のカーブに寄り添うようにデザインされている、すっきりとした大人っぽいデザインが特徴です。
いずれも素材には18Kのイエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドがラインナップされており、シンプルで美しいデザインと上質な素材が相まって魅力を引き立てあっています。
金の指輪をお得に購入する方法は?おすすめのお店はどこ?
18金の指輪は多くのメーカーやブランドで取り扱いがあるため、予算に合わせて選びやすいでしょう。
ブランドにこだわらない、価格を押さえたいといった方には、オンライン販売を主としているジュエリーショップがおすすめです。実店舗がない分、価格を低く設定できるので気に入ったデザインに出会えればお得に購入できます。
このほか、ディスカウントストアや量販店もチェックしてみるといいでしょう。
ただし、高品質の金の指輪を購入する場合は、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。
カルティエやティファニーといったブランドの18金の指輪をよりお得に購入したい方は、中古も選択肢に入れてみましょう。
中古品であれば、新品に比べてかなり安く購入できることがあります。
しかし購入先の見極めには十分な注意が必要です。
中古のブランドの金の指輪を安全に購入するなら、実績があり、信頼のおけるブランドリユース店を利用するのが安心です。
中でもおすすめなのは、1979年創業のブランドリユース店、ギャラリーレア。
ギャラリーレアで取り扱うブランド品は、買取から販売までに、7回以上もの真贋チェックが行われており、偽造品は徹底して除外されています。
また自己都合での返品が可能な安心保証サービスも実施しているため、中古品の購入に不安がある方にもおすすめです。
18金の指輪の買取価格相場はいくらくらい?おすすめの買取店はどこ?
もしおうちに長らく使っていない金の指輪がある場合には、買取を検討してみてはいかがでしょうか。
以下では、18金の指輪の買取価格相場と、おすすめの買取店について解説します。
18金の指輪の買取価格相場について解説
2023年2月現在、18金の買取価格相場は、おおむね1gあたり6,000円台で推移しています。
しかし、金の相場価格はさまざまな要因によって常に変動しており、市場の需給状況や経済情勢、政治情勢などによって影響を受けます。
そのため、18金の指輪の買取価格も日々変動しています。
このほか指輪によっては、ダイヤモンドや宝石などが付いている場合もありますが、これらの要素も買取価格に影響を与えることがあります。
さらにブランドの指輪である場合や、人気の高さや限定品などで希少価値が認められる場合には、買取価格が高くなることもあるでしょう。
昔はお気に入りだったけれど、今はデザインが古く感じられたり、サイズが変わってしまったりなど、使わなくなった金の指輪をお持ちの方は、思いきって買取に出すことをおすすめします。
金の相場価格は年々上昇傾向にあるため、場合によっては驚きの価格で買取をしてもらえる可能性も!
金の指輪を高く売るためには、信頼できる買取店を利用することが大切です。
ギャラリーレアでは経験豊富な買取スタッフが常駐しているため、お手持ちの金の指輪を最新相場で買取しています。
また買取対象はブランドの金の指輪だけではありません。
ノーブランドでも、傷や汚れがあっても大丈夫。
このほか一般的に買取が難しいとされる色石の入った金の指輪も、ギャラリーレアならしっかり価値を見極め、高額査定が可能です。
今お持ちの金の指輪がいくらで売れるか知りたい方は、まずはお気軽にギャラリーレアにお問い合わせください。
金の指輪についてのまとめ
まとめ
- 金の指輪を選ぶ際には、金の含有率と、指輪の幅、またブランドのものを選ぶか否かが重要なポイント
- 一流ジュエリーブランドには、多くのアイコニックな18金の指輪がラインナップされており、予算に応じて選びやすい
- 金の指輪を買取に出す場合には、貴金属の高額買取で信頼と実績のあるギャラリーレアへ
高級感にあふれ、美しい輝きを長きにわたって楽しめる金の指輪。
中でもジュエリーの加工に適しており、耐久性にも優れた18金の指輪は、さまざまなブランドから豊富なラインナップで展開されています。
またブランドにこだわらなければ、高コスパで手に入る金の指輪もあり、予算によって選びやすいのもうれしいポイントです。
しかし、購入から時間を経てデザインの好みや流行が変わってしまったなど、おうちに長く使っていない金の指輪がある場合には、買取を検討してみましょう。
買取の際には、貴金属の買取で多数の高額買取実績のあるギャラリーレアがおすすめです。
便利な無料のLINE査定もありますので、ぜひお気軽にギャラリーレアにご相談ください。