タンクシリーズは、カルティエ(Cartier)の時計の中でもとくに人気の高いモデルです。
その歴史は古く、1919年に始まります。戦車からインスピレーションを受けた直線的なケースや文字盤のデザインは、当時としてはとても斬新なものでした。
当時の男性用の腕時計といえば、懐中時計に細いストラップを巻き付けたものが一般的で、タンクのようにケースと同じくらいの太さのストラップを持った実用的な時計はありませんでした。
デザイン的にも非常に優れていて、実用的なタンクは瞬く間に多くの人に支持されるモデルとなりました。
長い歴史の中で、タンクマストやタンクソロ、タンクフランセーズ、タンクアメリカン、タンクMCなど、多岐にわたるコレクションが誕生してきました。
そのため、タンクの購入を検討している方の中には「どのタンクを選べばよいのかわからない」と悩む方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、そんな方に向けたタンクの選び方や、メンズにおすすめのモデルをご紹介します。
売買におすすめの店舗もご紹介しますので、タンクをこれから買う方はもちろん、今持っているタンクを売りたいと考えている方もぜひ参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
- 1 カルティエ(Cartier)のメンズ時計タンクとは?
- 2 カルティエ(Cartier)のメンズ時計タンクの選び方を3つのポイントで解説
- 3 カルティエ(Cartier)のメンズ向け時計タンクのおすすめモデル10選!
- 3.1 カルティエのメンズに人気のタンク1:タンクマスト LM・XL 2021年新作
- 3.2 カルティエのメンズに人気のタンク2:タンクマスト グリーン/ブルー/レッド
- 3.3 カルティエのメンズに人気のタンク3:タンク ルイ
- 3.4 カルティエのメンズに人気のタンク4:タンク アメリカン
- 3.5 カルティエのメンズに人気のタンク5:タンクマスト ソーラービート
- 3.6 カルティエのメンズに人気のタンク6:タンク フランセーズ
- 3.7 カルティエのメンズに人気のタンク7:タンク ソロ
- 3.8 カルティエのメンズに人気のタンク8:タンク MC
- 3.9 カルティエのメンズに人気のタンク9:ヴィンテージ マスト ドゥ カルティエ
- 3.10 カルティエのメンズに人気のタンク10:タンク 手巻き
- 4 カルティエ(Cartier)のメンズ向けタンクを中古で買うならこのお店がおすすめ
- 5 カルティエ(Cartier)のメンズ向けタンクを買取に出すならこの買取店がおすすめ
- 6 カルティエ(Cartier)のタンクを着用したメンズコーデをご紹介!
- 7 カルティエ(Cartier)のタンクのメンズからの評判を解説!
- 8 カルティエのタンクを愛用している男性芸能人と着用モデル
- 9 カルティエのメンズに人気のタンクについてのまとめ
カルティエ(Cartier)のメンズ時計タンクとは?
カルティエが1919年に発表したタンクは、ラグとケースサイドが一体化していて、ベゼルがないことが大きな特徴です。
ルイ・カルティエが、ルノー製の戦車の平面図にインスピレーションを受けてデザインしたタンクは、直線的なスタイリッシュさと、洗練されたエレガントさを併せ持っています。
戦車がモチーフと聞くと物騒なイメージを持たれるかもしれませんが、戦車は当時第一次世界大戦を終わらせ、ヨーロッパに再び平和をもたらした立役者として受け入れられていたため、平和の象徴ともいえるものでした。
こうした時代背景から生まれたタンクは、誕生から100年以上を経た今も基本的な意匠を変えることなく愛され続け、他に類を見ないほどのロングセラーモデルとなっています。
熱狂的なタンクマニアを指す「タンキスト」という言葉まで誕生するほど、ファンの多いタンクは数々の著名人も虜にしてきました。
アンディ・ウォーホルやアラン・ドロン、イヴ・サンローランなど、世界的な著名人たちもタンキストとして知られています。
名だたるタンキストたちを魅了したヴィンテージモデルを探してみるのも、歴史あるタンクならではの楽しみでしょう。
カルティエ(Cartier)のメンズ時計タンクの選び方を3つのポイントで解説
メンズにおすすめのカルティエ(Cartier)のタンクは、多くのコレクションがラインナップされています。ここでは、選び方を3つのポイントに分けてご紹介します。
カルティエのメンズ向けタンクの選び方1:コレクションで選ぶ
- タンク マスト:70~80年代のデザインを継承。スタンダードからカラフルなものまで幅広い。
- タンク ルイ カルティエ:1924年に登場した伝統的なモデル。クラシカルなデザインが特徴。
- タンク ソロ:2004年に誕生した新しいシリーズ。フラットなケースフォルムが特徴。
- タンク フランセーズ:ケースに連なるブレスレットが美しく時計のブレスレットとしても楽しめるモデル。
- タンク アメリカン:縦に細長いケースが特徴。手首に沿っているので着用感にも優れている。
- タンク MC:自社製ムーブメントを搭載したタンク。メカ好きからの評価の高いモデル。
カルティエの主要モデルであるタンクは、さまざまなコレクションがラインナップされています。
まずはそれぞれがどういった特徴を持っているのかを把握しておくと、選びやすくなるでしょう。
主要なモデルは上記になりますが、これ以外にも多数のコレクションがあります。
後ほど紹介するおすすめモデルでも、さまざまなコレクションを紹介しているので、自分好みの一本を選んでみてください。
カルティエのメンズ向けタンクの選び方2:価格帯で選ぶ
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同じタンクシリーズでもモデルによって価格帯は大きく異なるため、予算を決めてからそれに合う価格帯のタンクを探すと良いでしょう。
例えばタンクシリーズの中でもエントリーモデルとして人気の高い「タンクマスト」は、現行モデルでも定価約30万円と手が出しやすい価格となっています。
一方、ゴールドや宝石を使った「タンク ルイ カルティエ」は、定価は150万円を超えます。
多数のコレクションがあるからこそ、予算に応じて好きなデザインの時計を探せるのもタンクシリーズの魅力。
また、内部のムーブメントによっても価格帯は変わってきます。当然、クォーツムーブメントのほうが安く、機械式ムーブメントのほうが高くなります。
機械式ムーブメントでも、「タンクMC」のように自社開発ムーブメントを搭載しているモデルは、より価格が高くなる傾向があります。
「予算に限りがあるけれど機械式時計がほしい」という方は、昔のコレクションから探すと良いでしょう。
新品と中古の価格差も大きくあります。「ほしいタンクがあるけど価格が予算をオーバーしてしまう」というときには、中古での購入も視野に入れてみましょう。
カルティエのメンズ向けタンクの選び方3:ヴインテージか現行か
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タンクは長い歴史を持つモデルのため、現行モデルだけではなく生産終了となったモデルの中にも魅力的な時計が多数あります。
現行モデルだけでなく過去のモデルもチェックしてみると、より自分好みの時計を見つけることができるでしょう。
とくに人気が高いのが1970~80年代の「マスト ドゥ カルティエ タンク(マストタンク)」と呼ばれるコレクション。
それまでのタンクシリーズはゴールド素材や宝石をメインに使ってきましたが、このモデルで初めてそういった素材を使わず「誰もが手に入れやすいタンク」に生まれ変わりました。
洗練された見た目はそのままに、手に入れやすい価格になったことで、一気に大衆へと広まりました。
2021年には、この70~80年代のマストタンクのデザインを受け継いだ新作モデルが登場しています。
当時のケースフォルムを踏襲しているだけでなく、ソーラームーブメントを搭載したモデルもラインナップ。
ヴィンテージならではの雰囲気が楽しめるモデル、最新技術を搭載したモデル、それぞれ違った魅力を楽しむことができるでしょう。
カルティエ(Cartier)のメンズ向け時計タンクのおすすめモデル10選!
ここでは、数あるカルティエ(Cartier)のメンズ向けタンクの中でも、とくにおすすめのモデルを10ご紹介します。
カルティエのメンズに人気のタンク1:タンクマスト LM・XL 2021年新作
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2021年に登場した新作の「タンクマスト」です。こちらは、1977年に登場しタンクシリーズの人気の火付け役となった「マスト ドゥ カルティエ」を継ぐモデル。
これまで「タンクソロ」がタンクシリーズのエントリーモデルとしてラインナップされていましたが、生産終了となりその代わりともいえるコレクションとして登場しました。
「タンクソロ」が平面的なデザインでシャープな印象だったのに対し、「タンクマスト」はケースに丸みがあり柔らかい印象があります。
新たになったのは、デザインだけではありません。自動巻きムーブメントは、自社開発ムーブメント1847MCで、クォーツムーブメントは約8年もの長寿命を実現しています。
さらに、カルティエとしては初となるソーラームーブメントを搭載したモデルも登場しています。
また、ベルトが簡単に交換できる「クイックスイッチ」システムを搭載しており、服装や気分に合わせてワンタッチでベルトの付け替えができます。
カルティエのメンズに人気のタンク2:タンクマスト グリーン/ブルー/レッド
同じく2021年に新登場した「タンクマスト」のカラーダイヤルです。ローマンインデックスやレイルウェイミニッツなど、カルティエを象徴する文字盤のデザインをあえてなくし、ラッカー仕上げの美しい一色を引き立てています。
2針のみという非常にシンプルなデザインは、どんなファッションにも合わせやすく重宝するでしょう。
またブルーの文字盤は、落ち着いたカラーリングということもあり、ビジネスで着用する方からも選ばれることの多い1本です。
「他の人とは違った時計がほしい」「ビジネスシーンで使えるオシャレな時計がほしい」という方におすすめです。
他のモデルよりも尖ったリューズの形状は、以前の「タンク ルイ カルティエ」に採用されていたデザインですが、当時とは違い宝石ではなく人口スピネルを採用しています。
カラー展開は、グリーン、ブルー、レッド、ブラックの4色。革ベルトのモデルは、文字盤と同じ色合いのベルトが付属しています。
さらに革ベルトの約40%は動物の革ではなく、農産物加工産業用に栽培されたリンゴの廃棄物からリサイクルされたものを使っています。
SDGsが重要視される時代に配慮した工夫は、時代の先端を走るカルティエならではと言えるでしょう。
カルティエのメンズに人気のタンク3:タンク ルイ
「タンク ルイ カルティエ」は、数あるタンクシリーズのなかでも、とくに歴史の古いモデルです。1922年誕生と、オリジナルのタンクからわずか3年後に登場しています。
当時の経営者であったルイ・カルティエの名前を冠しているとおり、ルイ・カルティエ自身も着用していたことで知られています。
そんな「タンク ルイ カルティエ」は、ゴールド素材や宝石など、厳選された素材のみを用いたワンランク上のコレクションです。
現行の「タンク ルイ カルティエ」も、当時の意匠を受け継いでおり、クラシカルなデザインも魅力の一つ。
一見、「タンクソロ」や「タンクマスト」などとそれほどデザインは変わらないものの、文字盤に施されたギョーシェ彫や、ベゼルの形状が丸みを帯びていたりと、細かな部分に違いが見られます。
また、素材はゴールドかプラチナのみとなっており、リューズ部分にはサファイアが施されています。
また、「タンク ルイ カルティエ」は、手巻きムーブメントを搭載しているため、ケースの厚みが抑えられ他のタンクよりも薄型であることもポイントです。
手巻きムーブメントならではの、自らの手でゼンマイを巻き上げる感触を体感できます。
カルティエのメンズに人気のタンク4:タンク アメリカン
タンク アメリカンは、1989年に登場した細長いケースが特徴のモデルです。文字盤が横に比べて縦幅が2倍ほど長く、針が短く見えます。
「アメリカ版のタンク」という意味で、1921年に発表された「タンク サントレ」がもととなっています。
タンクシリーズには、国名をモデル名に冠したものがあり、他には「フランス版のタンク」を意味する「タンク フランセーズ」、「イギリス版のタンク」を意味する「タンク アングレーズ」があります。
縦長のケースですが、手首に沿うように湾曲しているため、着用感に優れているのも魅力。
通常のタンクよりも細身な分、繊細で優美な雰囲気を醸し出しています。
誕生当時は、ゴールドやダイヤモンドをあしらった高級ラインが中心でしたが、現在ではステンレスモデルが登場し、一気にラインナップの幅を広めました。
女性からの人気が高いイメージがありますが、男性からの人気も高く、とくにクロノグラフ搭載モデルは男性人気の高いモデルです。エレガントな雰囲気にスポーツテイストが加わり、より洗練されたスタイルに仕上がっています。
サイズ展開も豊富なため、自分の手首のサイズや利用シーン、スタイルに合わせて好みの一本を見つけられます。
カルティエのメンズに人気のタンク5:タンクマスト ソーラービート
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2021年に発表された、カルティエ初となるソーラームーブメントを搭載したモデルです。
光を取り込んでムーブメントの動力源にするソーラーウォッチは他のブランドでも存在していますが、文字盤から光を取り込む性質上、デジタルな要素が強いデザインになる傾向があります。
しかしこの「タンクマスト ソーラービート」は、タンクの伝統的なデザインはそのままに、ソーラームーブメントを搭載しています。
その秘密は、文字盤のローマンインデックスにあります。このローマンインデックスはくり抜かれており、そこから光が透過し充電する仕組みとなっています。
インデックスがくり抜かれているものの、最上層のプレートは非常に薄いため、くり抜かれたインデックスの段差は目視では確認できません。
見た目だけでは、自動巻きやクォーツモデルとほとんど遜色ないと言えるでしょう。
太陽光に当てていれば動き続けるため、電池交換の必要がないのもポイント。修理にいたるまでの予想寿命は約16年間という、ソーラームーブメントとしては画期的な寿命の長さも魅力です。
また、ベルトにはリンゴの廃棄物を再利用した非動物性の革ベルトが採用されており、SDGsに配慮したモデルであるといえます。
カルティエのメンズに人気のタンク6:タンク フランセーズ
タンク フランセーズは、カルティエの創立150周年を記念して1996年に誕生したモデルです。
「フランス版のタンク」を意味するこのモデルは、ケースとブレスレットが一体になったような統一感あるデザインが特徴です。
ブレスレットも戦車のキャタピラを想起させるデザインとなっています。また、中コマがケースと同じく曲面を描いているため、着用感がよいのも魅力。デザイン、着用感ともに優れているのが人気の理由と言えます。
とくにレディースに高い人気がありますが、スクエア型の文字盤はモダンで端正な雰囲気があり、メンズにもおすすめです。
サイズもMMサイズ(30mm×25mm)とLMサイズ(33mm×28mm)があり、手首のサイズにあわせて選べます。
また2022年には、全面的にリニューアルされ、ディテール部分でアップデートが施されています。
とくにケースサイズが大きくなったことと、それに伴いリューズがケースと一体型になったことで、より洗練されたデザインになったことが大きな違いといえます。
また、文字盤のインデックスはこれまでプリントされていましたが、植字するアプライドインデックスへと変わっています。
旧デザインと新デザイン、両方のデザインを比較して選んでみるのも良いでしょう。
カルティエのメンズに人気のタンク7:タンク ソロ
タンクソロは、2004年に発表されたモデルです。初代タンクのデザインを色濃く踏襲し、そこに現代的な要素を取り入れてアレンジされています。
まっすぐに伸びたケースサイドやベゼルのフラットな一体感は洗練された美を感じさせます。
タンクシリーズの中でもとくにシンプルなデザインのため、ビジネスシーンからカジュアルスタイルまで、オンオフ問わず着用できるのも魅力です。
「タンクソロ」は、同じく初代タンクのデザインを踏襲している「タンク ルイ カルティエ」とデザインが似ていることから、違いをよく聞かれるモデルでもあります。
両者の違いは、モデルのコンセプト。「タンク ルイ カルティエ」は、タンクシリーズの生みの親であるルイ・カルティエも愛用した、タンクの伝統的な美の継承が大きなコンセプトとなっています。
そのため、よりクラシカルなデザインかつ当時のゴールド素材のみという格式高いタンクの意匠を受け継いでおり、現在でもゴールド素材や宝石をあしらったモデルのみをラインナップしています。
一方タンクソロは、初代タンクのデザインをベースとしながらも、それをモダンに解釈しているため、シャープさが際立つデザインが特徴で、ステンレス素材をラインナップしており、より日常使いしやすいモデルになっています。
また、ステンレス素材からゴールド素材、革ベルトから金属ブレスレットまで、幅広く展開しているのもポイント。
サイズもメンズ向けはMMからXLサイズまでラインナップされているため、自分の好みやサイズに合わせた時計選びができます。
カルティエのメンズに人気のタンク8:タンク MC
タンクMCは、2013年に誕生したカルティエの自社開発ムーブメントを搭載したモデルです。モデル名の「MC」は「マニュファクチュール・カルティエ」を意味しています。
新たに開発された自動巻きムーブメントを搭載したことで、これまでセンターに配置されていた秒針が、6時位置のスモールセコンドに移動しています。
デザインはタンクの意匠を継いでいますが、他のタンクシリーズと比べてケースサイドが太く丸みを帯びており、「タンク フランセーズ」に近いフォルムが特徴です。
タンクの伝統的な意匠を受け継ぎながら、モダンさを取り入れたバランス感も魅力の一つでしょう。
シースルーバックになった裏蓋からは自社開発ムーブメント、キャリバー1904MCを鑑賞できます。
このムーブメントはカルティエ初の量産用自動巻きムーブメントとして知られており、ゼンマイを2つ搭載したツインバレル方式を採用し、パワーリザーブ約48時間を実現しています。
サイズはLMのみですが、ケースが手首に沿うようにカーブしているため、優れた着用感を味わえます。
クロノグラフ搭載モデルもラインナップされており、メカニカルな時計が好みの方や機械式時計にこだわりがある方にもおすすめです。
カルティエのメンズに人気のタンク9:ヴィンテージ マスト ドゥ カルティエ
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1977年に登場し、タンクシリーズの人気を高めたモデル。
現在は「タンクマスト」として新たに登場していますが、生産終了となったヴィンテージの「マスト ドゥ カルティエ」は、現在でも人気の高いコレクションです。
当時のタンクはゴールド素材のみのラインナップでしたが、この「マスト ドゥ カルティエ」ではシルバー素材を用いることで、価格を抑え顧客層を一躍広めることに成功しました。
シルバー素材を使いながらも、ゴールドを厚くコーティングするヴェルメイユ手法を採用することで、高級感のある外観を維持しています。
現在では生産終了となっているものの、2004年頃まで製造されていたことから中古での流通数も多く、デザインが豊富であることから自分好みの一本を探せるモデルでもあります。
現行モデルにはない文字盤デザインや、ヴィンテージならではの雰囲気を持っているため、あえてこちらのヴィンテージモデルを探す方も多くいらっしゃいます。
MM、LM、XLとサイズのラインナップが豊富な点も魅力の一つ。クォーツモデルが一般的ですが、初期のモデルには手巻きモデルもラインナップされています。
流通量が多いものの、年代が古いものではシルバーの酸化でケース部分が変色しているものも見受けられます。
信頼できる販売店で、しっかりとメンテナンスされた時計を購入することが、長く愛用するための秘訣。中古で購入する際は、お店選びにも気をつけましょう。
カルティエのメンズに人気のタンク10:タンク 手巻き
タンクの手巻きモデルは、「タンク ルイ カルティエ」とヴィンテージの「マスト ドゥ カルティエ」で展開されています。
「マスト ドゥ カルティエ」は初期のモデルに手巻きモデルがラインナップされており、「タンク ルイ カルティエ」は現行モデルでも手巻き式が販売されています。
「マスト ドゥ カルティエ」は初期モデルのため流通量が少なく「タンク ルイ カルティエ」のほうが入手しやすいモデルと言えます。
新しいモデルの方が壊れにくく、長く愛用しやすいため、初めて手巻き時計を購入する方は「タンク ルイ カルティエ」のほうがおすすめと言えます。
ヴィンテージウォッチにこだわりがある方は「マスト ドゥ カルティエ」がおすすめ。メンテナンスには十分に注意が必要ですが、クラシカルな味わいを楽しむことができるでしょう。
手巻きのヴィンテージウォッチを購入する際には、販売店がしっかりとメンテンナンスを行っているか、購入後の保証はあるかといった点を確認してから購入するとよいでしょう。
カルティエ(Cartier)のメンズ向けタンクを中古で買うならこのお店がおすすめ
カルティエのタンクはラインナップが豊富ですが、廃番となっているモデルも多いため、多くの選択肢から選びたい方は、中古での購入も視野に入れると良いでしょう。
中古時計というとマイナスのイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし中古といっても、状態が綺麗なものや未使用の時計なども多く、希少性の高いモデルが手に入ることも。
中古時計の購入で気をつけたいのが、お店選び。購入後に保証がない店舗で買ってしまうと、時計に不具合が生じた場合、修理費用は自費で払わなければいけません。
そのため、アフターサービスがしっかりとしたブランドリユース店での購入がおすすめです。
数あるブランドリユース店の中でもとくにおすすめの店舗がギャラリーレア。購入後の保証が充実しており、初めての方でも安心して購入できます。
全国の店舗はもちろん、公式通販サイトでも在庫を確認できるため、気になるタンクがある方は、チェックしてみましょう。
カルティエ(Cartier)のメンズ向けタンクを買取に出すならこの買取店がおすすめ
タンクシリーズは、カルティエのフラッグシップモデルのため、総合リサイクルショップや質屋など、さまざまな店舗で買取を行っています。
しかし高価買取を目指すのであれば、ブランド品専門の買取店に依頼したほうが良いでしょう。
カルティエのような高級ブランド時計は、モデルや年代によって価格が異なるため、豊富な知識を持った買取スタッフでないと、本来の価値より安い価格で買取されてしまうことも。
ギャラリーレアは、カルティエのタンクの売却におすすめの店舗です。
1979年創業のブランド買取店で、東証プライム上場企業のグループ企業のため、安心して利用できます。
自社で専売ルートを確保しているため、中間コストがかからず高価買取を実現しています。
店舗にはカルティエの時計に精通した買取スタッフが在籍しているため、相場を反映した買取ができるのも魅力です。
電話やメール、LINEでの無料査定を行っているため、お手持ちのタンクがいくらになるのか知りたいという方は、問い合わせしてみましょう。
カルティエ(Cartier)のタンクを着用したメンズコーデをご紹介!
ここでは実際にタンクを着用したメンズコーデをピックアップしてご紹介します。
カルティエのタンクを着用したメンズコーデ1:スーツ×タンクフランセーズ
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スーツに「タンクフランセーズ」をあわせたフォーマルスタイル。女性からの人気が高いくレディースウォッチのイメージが強いですが、実はこんなにもスーツにピッタリのモデルなんです。
ケースと一体型になったブレスレットは、流れるような美しさがありどの角度から見ても魅力的。たしかな存在感を放ちながらも、悪目立ちせずスーツにしっかりと馴染んでくれます。
カルティエのタンクを着用したメンズコーデ2:スーツ×タンクマスト
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「タンクマスト」とスーツスタイルをあわせたコーディネート。2022年に登場したオールブラックの「タンクマスト」は、グレーのスーツを引き締めてくれます。
1980年代の「マストドゥカルティエ」からインスピレーションを受けたモデルで、クラシカルなデザインも魅力。
文字盤はブラック一色で、「Cartier」の文字のみというシンプルさを極めたデザインが、時計のディテールの美しさをさらに際立たせています。
カルティエのタンクを着用したメンズコーデ3:スーツ×タンクアメリカン
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タンクアメリカンをあわせたスーツスタイル。縦長のケースが、さり気ない存在感を放っています。
「縦長だと手首に合わないのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、タンクアメリカンのケースは、手首に沿うように湾曲しているため、見た目以上に優れた着用感があります。
オーソドックスなタンクは避けたいという方にもおすすめのモデルです。
カルティエ(Cartier)のタンクのメンズからの評判を解説!
しかし、タンクマストのポリッシュ処理は凄く綺麗に磨いている。
クォーツとはいえ、昨年の値上がり前の価格はお買い得だったと思う。
文字盤もシンプルの極みだけど、良いんですよ❗️#タンクマスト— あんトースト (@An_on_the_toast) February 17, 2023
最近、タンクアメリカンに妙に心惹かれている自分がいます笑
以前も見たことはあったもののスーツで合わせちゃうとイチコロでした???? pic.twitter.com/67kyZkwGro
— 石原 (@uDDc1MlKgR9S7A1) November 29, 2022
カルティエ マストタンクLMサイズ。70年代前半、ETAの手巻きムーブメント搭載。
ベルトを黒からワインレッドに交換。少しカジュアルに、でも品良くて満足である pic.twitter.com/lfubP5i6my— IJ (@IJ44937938) December 27, 2022
上記は、カルティエのタンクに関するツイートです。
同じタンクでも、それぞれのこだわりが伺えます。近年のカルティエはケースの外装に、これまで以上に力を入れており、仕上げの美しさでも高い評価を得ています。
また、ベルトを交換してガラリと変わる雰囲気を楽しめるのも、タンクの魅力の一つ。最新モデルにはワンタッチでベルト交換ができる「クイックスイッチ」機構を搭載しており、実用性が高くなっています。
しかしヴィンテージウォッチには、新作モデルにはないクラシカルな雰囲気があり、こちらもまた魅力的です。
カルティエのタンクを愛用している男性芸能人と着用モデル
Cartierのタンクは、芸能人にも愛用者の多いシリーズ。タンクを使用している男性芸能人と、その着用モデルをご紹介していきます。
菅田将暉さん着用:カルティエのマストタンク
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俳優として数多くのドラマや映画で活躍する菅田将暉さんが着用した時計は、カルティエの「マストタンク」。
映画『溺れるナイフ』で着用されていました。シンプルでありながら、どんな服装にも合わせやすい「マストタンク」は、役柄に合わせてガラリと印象を変えてみせる菅田さんにぴったりの時計ですね。
本田圭佑さん愛用:カルティエのタンクMC
日本を代表するサッカー選手として、世界で活躍する本田圭佑さんが着用していた時計は、カルティエのタンクMCです。
試合のため空港に現れた本田さんは、スーツにピンクゴールドのタンクMCを着用していました。
タンクの伝統的なデザインを受け継ぎながら、力強い雰囲気が加わったタンクMCは、本田さんにぴったりの時計と言えます。
ステンレスよりもエレガントさが強いピンクゴールドのモデルを選んでるところも、納得のチョイスと言えるでしょう。
アンディ・ウォーホルさん愛用:カルティエのタンクソロ
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カルティエのタンクは、そのデザイン性の高さから多くのセレブたちを魅了しています。
熱狂的なタンクファンは「タンキスト」と呼ばれ、トルーマン・カポーティーやイヴ・サンローラン、アラン・ドロンなど名だたる著名人の心をつかんできました。
そんなセレブたちの中でも、とくに熱烈な「タンキスト」として知られるのが、アンディ・ウォーホル。
その溺愛ぶりは「僕がタンクを身につけるのは時間を見るためではないから、リュウズを巻いたことすらない」という言葉からも垣間見えます。
歴史に残るポップアートを生み出した芸術家だからこその楽しみ方といえます。
カルティエのメンズに人気のタンクについてのまとめ
まとめ
- カルティエのタンクは「コレクション」「価格帯」「ヴィンテージか現行か」で選ぶ
- カルティエのメンズ向けタンクは中古市場でも流通量が多く比較的入手しやすい
- メンズのタンクを中古で購入するならブランド専門のギャラリーレアがおすすめ
カルティエのタンクの選び方、メンズにおすすめのモデル、売買におすすめの店舗などをご紹介しました。
ひとくちにタンクと言っても、さまざまな種類があります。まずは自分にどのコレクションが合うかを把握すると選びやすいでしょう。より自分好みの時計と出会えるでしょう。
タンクは中古での流通量が多いモデルですが、メンテナンスやアフターサービスがしっかりとした店舗を選ぶことが重要です。
ギャラリーレアは、創業40年以上の老舗店舗であり、初めての方でも安心して利用できます。
手持ちの時計を売ってタンクの購入資金にしたいという方も、お気軽にお問い合わせください。