卓越した品質と信頼性によって、多くの時計ファンを魅了してきたウォッチメゾンのひとつ、IWC。
時代の変化を受け入れながら数々のドラマを紡いできた、深い歴史と伝統を持つビッグメゾンです。
今回は、魅力あふれるIWCの、中古市場で人気の高いモデルを4つご紹介します。
「ポルトギーゼ・クロノグラフ」(IW3714)
1998年の登場以来、常に人気モデルの筆頭であり続けるこの「ポルトギーゼ」シリーズのクロノグラフは、同シリーズで最も人気の高い、IWCを代表するモデルのひとつです。
このモデルの最大の魅力は、洗練された大人の男性にふさわしい、凛とした表情を持つ“顔”。
大径の存在感あるケースに華奢なベゼル、端正なアラビア数字のアワーマーカーに同色のドットで構成されるミニッツトラック、イン・ダイヤルの積算計など、これらすべてが、文字盤上に素晴らしいバランスで組み込まれています。
また、その上をスイープする鋭い先端を持つ、細長いリーフ型長短針は、高精度機として生まれたポルトギーゼの伝統をそのまま現代に残すものであり、その高い判読性は、IWCというメゾンの誠実なものづくりへの姿勢がにじみ出ているかのようにすら感じられます。
パイロットウォッチ「マークXV」(IW3253)
かつての軍用時計の最高傑作といわれるパイロットウォッチ 「マークXII」 の後継機として登場した 「マークXV」。1999~2006年の6年間製造された、貴重な人気モデルです。
※画像はデザイン違いの「マークXV スピットファイア(IW325312)
ブラック文字盤にホワイトカラーのアラビアインデックスを採用し、それまでのジャガー・ルクルト製のムーブメントから、より汎用性の高いETAのムーブメントに変更されています。
ムーブメント変更を受けてケースが38㎜となるなど、マークXIIよりもさらにデザインバランスが改善されました。
また、太さの異なる分針と時針を使用することで、抜群の視認性を誇っています。
ケースは磁気帯を防ぐための「耐磁性軟鉄製インナーケース」を採用。
パイロットウォッチに必要な機能とスペックがしっかりと備えられているため、デイリーユースにもふさわしい逸品といえます。
「ポルトギーゼ・オートマティック・7デイズ」(IW5007)
2015年に登場したポルトギーゼ・オートマティックの現行機です。
最新のウォッチメイキング技術が詰め込まれたIWCオリジナルムーブメント“キャリバー52010”を搭載し、ペラトン自動巻き機構もさらに改良がほどこされているほか、自動ホイールやローター軸受け、巻き上げ爪が摩耗に強いセラミック素材となっています。
レイルウェイ・ミニッツトラックやアップライトのアラビック・アワーマーカー、パワーリザーブ、スモールセコンド、デイト表示などがバランスよく配置された文字盤は、1930年代に作られた「ポルトギーゼ」シリーズの初期モデルのクラシカルなデザインを受け継いでいます。
おわりに
今回は、中古市場で人気の高いIWCのモデルを4つご紹介しました。
最先端の技術とスペック、クラシックなデザインをまとわせ、長く持ち続けることができる数々の傑作を世に送り出しているのです。
もしも今回ご紹介した時計の売却を考えているなら、リサイクルショップではなく、IWC製品の買取を行うブランド品買取店に相談してみてくださいね。