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ダイヤを売るなら知っておこう!ダイヤモンドの価値を決める4Cとは?

ダイヤを売るなら知っておこう!ダイヤモンドの価値を決める4Cとは?

気に入っていたダイヤモンドのアクセサリー。
いざ手放すときには、やはり高く買い取ってほしいものです。
しかし、単に「ダイヤモンド」と言っても、いろいろな項目で価値が変わることをご存じでしょうか?
今回は、ダイヤモンドの価値の基準とされる、「4C=カラット・カラー・クラリティ・カット」についてご紹介します。

カラット(Carat)=重さ

ダイヤを売るなら知っておこう!ダイヤモンドの価値を決める4Cとは?

1つ目の項目はカラットです。
最近は少なくなりましたが、有名人の結婚発表の際には女性の左薬指に光るダイヤモンドが「○○カラットのダイヤモンドです!」と、アップで映しだされることがありました。
カラットは大きさと誤解されやすいのですが、大きさではなく「重さを示す単位」です。
0.2gが1カラットとされるため、その5倍である1gは5カラットにあたります。
重くなるほど価値が高くなり、計量は少数点第2~3位まで正確に量られ、その上で価値が決められます。

カラー(color)=色

ダイヤを売るなら知っておこう!ダイヤモンドの価値を決める4Cとは?

2つ目はカラーです。基本的には、無色であるほど価値が高いとされています。

原石の状態で本当に無色透明なダイヤモンドは本当にまれで、実際にはかすかに黄色がかっているものがほとんど。
この黄色みが強くなればなるほど価値が下がります。

「じゃあ、ピンクダイヤモンドは?」と思われる方もいらっしゃいますよね。
実は色の強さはあるラインを越えると、今度は新しい価値が加わるのです。
新しい色の価値は「ファンシーカラー」と呼ばれていて、別の基準で評価され、価値が決まります。
カラーダイヤモンドは非常に珍しく、人気のピンクの他、赤、青、緑、中にはブラックやブラウンという、「これダイヤモンドなの!?」という珍しいものもあります。

クラリティ(Clarity)=透明度

3つ目はクラリティ。
クラリティは透明度を表していて、ダイヤモンドは透明であるほど価値が高くなります。
透明度を下げる原因は、キズや欠け、ダイヤモンドの中に何らかの不純物が入ってしまっている場合(インクルージョン)です。
特に、インクルージョンが多いと透明度が下がり、ダイヤモンドの魅力である輝きが落ちます。

カット(Cut)=プロポーション

4つ目の項目はカットで、プロポーションとも呼ばれます。「繊細なカットがほどこされたダイヤモンド」という説明を見たことはありませんか?
ダイヤモンドは、どのように繊細に加工されているかで、その価値が上下します。職人の手によって切り出され、削られ、磨かれることをカットといいます。カラット、カラー、クラリティはダイヤモンドの原石そのものが持つ価値でしたが、カットは職人の技術が反映されます。

カットの価値を決める基準は、総合評価、仕上げの研磨状態、仕上げの対象性の3項目。
特に高い価値を持つH&C(ハート&キューピッド)といわれる現象では、専用のスコープでのぞくと上下左右対称にハートの模様が現れ、別方向からはキュービットの矢の先端部分が現れます。
入ってくる光が絶妙に反射して強い輝きを持つダイヤモンドが出来上がるため、高い価値を持つのです。

おわりに

ダイヤモンドの4Cは、どれかの項目が高ければ良いというものではなく、総合的に価値が決められます。
「手元にあるダイヤモンドの価値を知りたいけど、鑑定書は手元にない」「捨ててしまった」という場合もあるかもしれません。
しかし、ダイヤモンドの価値は、専用のルーペやスコープを用いて専門家が鑑定するものですから、自分で価値を定めることはできません。
一度、貴金属店や買い取りショップなどで鑑定してもらうのも良いのではないでしょうか。
鑑定を聞いて、手元に置いておくという選択はもちろん、買取店に引き取ってもらい、別の場所で輝いてもらうのも、1つの方法ですね。

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