ロレックス(ROLEX)のコスモグラフデイトナやGMTマスター等とともに、長年にわたり支持を集めているスポーツウォッチ「サブマリーナ」。
今回はそんなサブマリーナのレアな個体について、少しディープな世界をご紹介したいと思います。
ロレックスのサブマリーナ 16610LVのレア個体とは?「ライムベゼル」をはじめとする特徴を解説
サブマリーナはロレックスのスポーツモデルの中でも防水性に優れたダイバーズウォッチ。
ベゼルや文字盤もブラック、ブルー、グリーンなど様々ありますが、その中でもロレックスのコーポレートカラーであるグリーンを用いられたサブマリーナは「グリーンサブマリーナ」、「グリーンサブ」の愛称で親しまれており、特に目を引きつけている存在です。
今回はそのグリーンサブマリーナの中でも、ロレックスファンの間で非常に希少価値が高いものとされる特徴を持つモデルについて解説していきます。
ロレックスのサブマリーナ「グリーンサブ」の型番とは?
数あるサブマリーナの中でも緑色のベゼルを用いた、「グリーンサブマリーナ」「グリーンサブ」と呼ばれているモデルは以下の3つです。
- サブマリーナデイト 126610LV
- サブマリーナデイト 116610LV
- サブマリーナデイト 16610LV
ここではそれぞれのモデルについて簡単にご紹介いたします。
ロレックス サブマリーナデイト 126610LV
型番 | 126610LV |
---|---|
製造期間 | 2020年~ |
ケースサイズ | 41mm |
素材 | ステンレススチール |
防水性 | 300m |
ムーブメント | 3235(自動巻き) |
パワーリザーブ | 70時間 |
2020年に登場した現行モデルです。
ケースサイズが41mmにアップし、前モデルの文字盤はグリーンでしたが、126610LVではブラックに変更されました。
ムーブメントが強化され、パワーリザーブが48時間から70時間にアップしたことが大きな改良点です。
ロレックス サブマリーナデイト 16610LV
型番 | 116610LV |
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製造期間 | 2010年~2019年 |
ケースサイズ | 40mm |
素材 | ステンレススチール |
防水性 | 300m |
ムーブメント | 3135(自動巻き) |
パワーリザーブ | 48時間 |
グリーンサブマリーナの中では2代目のモデルに当たる、126610LVよりも一つ前のサブマリーナデイトです。
初代グリーンサブマリーナの16610LVと同様のムーブメントが搭載されていますので、機能的には大きな変更点がありません。
見た目でわかる変更点といえば、文字盤の色が目立ちますね。
初代のグリーンサブマリーナの文字盤カラーがブラックであったのに対し、116610LVではグリーン文字盤に変更されています。
2020年に生産終了となったことで人気はさらに上昇しており、中古市場での販売・買取価格が高騰しています。
ロレックス サブマリーナデイト 16610LV
型番 | 116610LV |
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製造期間 | 2003年~2010年 |
ケースサイズ | 40mm |
素材 | ステンレススチール |
防水性 | 300m |
ムーブメント | 3135(自動巻き) |
パワーリザーブ | 48時間 |
16610LVはグリーンサブマリーナの中では初代モデルに当たります。
2003年から2010年までの7年間製造されていたサブマリーナデイトです。
サブマリーナの誕生50周年の記念として生産されていた特別なモデルであるため、週通量が少なく、生産終了となった今でも人気を集めています。
ブラックベゼルのサブマリーナである16610を特別にグリーンのベゼルへと変更し、さらに針やインデックスを見やすい大きさに改良したモデルです。
ロレックスのサブマリーナ 16610LVのプレミアムな個体とは?
今回ご紹介するサブマリーナのレア個体は、型番で言いますと16610LVです。
上のサブマリーナ16610LVの画像を見て「あれ、並べると微妙に違う」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこのグリーンサブマリーナはベゼルの色をはじめ、一般的に知られている仕様の時計とは一味違います。
ライムベゼル
パッと見てすぐにわかる違いはベゼルの色ですね。
上の画像右側の時計はスタンダードなグリーンサブマリーナの色であるのに対し、左側の時計はベゼルのグリーンが焼けたように綺麗なライムグリーン(うぐいす色)になっております。
このライムグリーンのベゼルの個体は通称ライムベゼルと呼ばれており、ロレックスのファンの間では非常に希少価値が高いものとされています。
50周年記念モデルとして誕生した初代グリーンサブマリーナの中でも初回生産分のみ、このように色が異なります。
ファット4
次に、ベゼルに刻まれた数字の「4」に注目してみて下さい。
「4」、「40」の部分を画像右側と左側で見比べると、左側の時計の数字の方が少し角ばっています。
これはファット4(フォー)と呼ばれる仕様です。
ファット4とはライムベゼルと同じく、初代グリーンサブマリーナの初回生産分のみに見られる仕様で、大変珍しいものです。
ビッグスイス
さらに、もう一つ。
6時方向の「SWISS MADE」の文字に注目です。
これは非常に分かりづらいのですが、よく見ると、文字が大きいことに加え「SWISS」と「MADE」の間に若干の間隔が空いています。
通常のサブマリーナは文字が小さく間隔も空いていません。
これも非常に珍しい仕様で、ビッグスイスと呼ばれています。
レアポイントの揃い具合によって呼称が異なる
ライムベゼルの個体の中でも、3つのレアポイントは全て揃っているものとそうでないものがあります。
ライムベゼル以外の要素の中で何が揃っているかによって評価が変わり、呼ばれ方も変わります。
ライムベゼル、ビッグスイスの2つのポイントが揃った個体・・・通称「マーク3」
このように呼ばれるモデルは特に希少価値があります。
また、これらの違いはY版とF版のものに見られ、いずれも高値で売買されています。
ロレックスのサブマリーナ 16610LVのレア個体についてまとめ
- ロレックスのサブマリーナ16610LVの初回生産分はレアな個体!
- 16610LVがレアなのはライムベゼル、ファット4、ビッグスイスという特徴が重なっているから
- 3つのレアな特徴が揃う個体はマーク1と呼ばれ、特に希少価値が高い
さてさて、今日は少しマニアックな話をしてしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
やはり時計の世界は奥が深いですね・・・。
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