エルメスのバーキンとケリーは世界的にとても人気のアイテムであり、正規店ではまず出会うことすら難しいとされています。
そのため、中古市場において特に人気があり、買取査定額も高くなっています。
バーキンもケリーもエルメスを象徴とするアイテムであり、その希少性の高さから資産価値のあるものとして知られています。
中には、バーキンとケリーはどちらが高く、価値があるものとされているのか気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、バーキンとケリーの基礎知識から、どちらが高いのか、価格や人気の違いなど徹底比較していきます。
バーキンやケリーの購入を検討している人や、すでに持っており、買取依頼を考えている人には特に参考になる記事になっています。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
バーキンとケリーが誕生したのはいつ?
ケリーは1930年代に、バーキンは1984年と、ケリーのほうが先に誕生しています。
バーキンとケリーには、それぞれに偶然が生んだ運命的な誕生秘話があります。
バーキンの誕生秘話
バーキンの誕生には、世界的にも活躍した女性ジェーン・バーキンと、1978年からエルメスの5代目会長に就任したジャン・ルイ・デュマの出会いがきっかけとなっています。
バーキンはこのジェーン・バーキンからつけられた名前です。
ジャン・ルイ・デュマとジェーン・バーキンはパリからロンドンへ向かう飛行機内で、偶然出会いました。
ジェーン・バーキンは母親になったばかりで、そのバッグにはたくさんの荷物が詰め込まれていました。
ジェーン・バーキンが荷物を片付けようとした際にトラブルが起きました。
ジェーン・バーキンのバッグの中身が機内に散らばってしまったのです。
その様子をみたジャン・ルイ・デュマは、「もっと彼女が持つべきバッグがあるはずだ」と感じ、実際にジェーン・バーキンも自分の求めるバッグがないことに落胆していました。
そこで2人は意気投合し、お互いが理想とするバッグ作りがはじまったとされています。
この2人の偶然の出会いとトラブルが、今ではエルメスを象徴とするアイテムであるバーキンの誕生につながっています。
ケリーの誕生秘話
ケリーは、1930年代に発表されたアイテムであり、その際はサックアクロアと名付けられていました。
このサックアクロアがケリーとして、世界中に知れ渡るようになったのは、女優でモナコ公国の王妃となったグレース・ケリーが関係しています。
当時のグレース・ケリーは女優として活躍し、モナコ公国の王妃となるという、輝かしい経歴から世界中で注目されていました。
パパラッチは妊娠中のグレース・ケリーも追いかけ写真を撮っていました。
その中で、ある1枚の写真が注目を浴びることになります。
その写真には、お腹をサックアクロアで隠そうとした、グレース・ケリーの姿がありました。
お腹を隠そうとしたグレース・ケリーの写真が広まるとともに、サックアクロアにも関心が集まるようになります。
エルメスとサックアクロアの人気と知名度はどんどん上昇していきました。
この出来事をきっかけに、エルメスはサックアクロアをケリーと名付け、グレース妃への敬意を評しました。
ここからエルメスのケリーの歴史が始まり、現代に至ります。
バーキンとケリーが高いのはなぜ?理由を3つ解説!
エルメスのバーキンとケリーは、他のハイブランドと比較しても、とても高級になっています。
ここではなぜ、バーキンとケリーがそこまで高いのか、理由を3つ解説します。
洗練された職人の手作業で作られている
バーキンとケリーは全てのモデルが、エルメスの洗練された職人の手作業により作られています。
また、バーキンとケリーの製作方法は、各工程ごとに職人がいるわけではありません。
1つのバッグを1人の職人が最初から最後の仕上げまで担当するようになっています。
そのためひとつのバッグを製作するのに、数ヶ月かかってしまうのです。
とくにエルメスでは、とても希少な革素材を使用しているため、保管中も温度や湿度の管理が求められています。
革素材を傷めることなく、環境管理も行い、1つのバッグを全て仕上げるという、緻密でとてもレベルの高い職人の技術が必要になるのです。
世界的な人気と限られた生産数
エルメスのバーキンとケリーは、バッグとしての人気だけではなく、資産価値もあるため投資商品として購入する人もいます。
実際に、中古市場でのバーキンとケリーの買取価格は上昇しており、購入額よりも買取価格が高くなることも多くあります。
その反面で、バーキンとケリーは全て洗練された職人の手作業により作られています。
どうしても生産数が限られてしまうため、人気に生産が全く追いついていない現状があります。
しかし、この生産数が限られることで、希少性とバーキンやケリーの価値は高くなっていくため、比例するように価格も上昇しているのです。
歴史とブランド力
エルメスは1837年にパリの小さな高級馬具工房がはじまりでした。
その馬具の製作技術は完璧であり、1867年にパリで開催された万国博覧会でも受賞されています。
時代の変化とともに、馬具の技術を用いてバッグを製作するようになり、上質かつ上品で洗練されたファッションアイテムを発表するようになります。
常に時代の先をいく、エルメスのバッグなどのファッションアイテムは、世界中のセレブを魅了していきました。
180年以上の歴史の中で、世界中でファンを増やしていき、今ではエルメスは誰もが知るハイブランドになっています。
価格がどれだけ高くても、その歴史とブランド力に魅了され、求める人は多くなるばかりなのが、エルメスを象徴とするバーキンやケリーなのです。
バーキンとケリーではどっちが高い?価格の違いは?
バーキンとケリーでは定価において、バーキンの方が高くなっています。
価格の違いが出る要因としては、バーキンとケリーであれば、やはりバーキンのほうが知名度が高いことが理由として挙げられます。
バーキンでは素材やモデルにもよりますが、中古市場で定価の2倍以上の価格で取引されることもあります。
ただし、バーキンがあまりにも入手困難のため、ケリーの人気も徐々に高くなってきています。
ケリーではレアモデルなどもあり、バーキンよりも高額になるケースもあるため、まずは中古市場価格を確認することをおすすめします。
バーキンとケリーは見た目が似ている?細かい箇所の違いを解説
バーキンとケリーは見た目が似ている部分もありますが、細かな違いもあります。
ここでは、バーキンとケリーの見た目の細かい箇所の違いを解説します。
バーキンとケリーの違い1.開口部
バーキンとケリーは開口部に違いがあります。
バーキンは日常使いができる、収納力と機能性が魅力です。
荷物の出し入れがしやすいよう、バーキンは開口部がしっかりと開き、開口部を開けた状態でも使用することができます。
ケリーはバーキンと比較するとエレガントで華やかなアイテムになっています。
ケリーの開口部はバーキンよりも狭く、蓋をしっかりと閉じた状態で使用するバッグです。
バーキンとケリーの違い2.持ち手
バーキンとケリーは持ち手の数が違います。
バーキンは2つの持ち手があり、ケリーは1つの持ち手です。
バーキンは2つの持ち手があることで、カジュアルな印象になります。
ケリーは持ち手が1つのため、上品な印象になっています。
バーキンとケリーの違い3.縫い方
バーキンの多くは内縫いであり、ケリーには内縫いと外縫いの2種類があります。
内縫いは革と革の縫い目が、内側にあるため、全体的に柔らかい印象になっています。
外縫いは革と革の縫い目が、外側にあるため、少しモードな印象になります。
バーキンには内縫いのものばかりでしたが、2019年にバーキンセリエという外縫いのモデルが発表されました。
バーキンセリエはそこまで流通しておらず、基本的には内縫いのモデルが多くなっています。
バーキンとケリーのサイズ展開は?
バーキンとケリーにはそれぞれサイズ展開があります。
小さめのサイズから旅行用でも利用できるサイズまで豊富にあるため、紹介します。
バーキンは7種類のサイズ展開
バーキン25 | 横25cm×縦20cm×幅13cm |
バーキン30 | 横30cm×縦22cm×幅16cm |
バーキン35 | 横35cm×縦25cm×幅18cm |
バーキン40 | 横40cm×縦30cm×幅21cm |
バーキン45 | 横45cm×縦31cm×幅19cm |
バーキン50 | 横50cm×縦34cm×幅26cm |
バーキン55 | 横55cm×縦39cm×幅28cm |
日本国内ではバーキン25•30•35•40のサイズが多くあります。
バーキン40は男性にも人気でやや大きめのサイズです。
バーキン45以上になると、日本国内ではレアアイテムになっています。
ケリーは8種類のサイズ展開
ケリー15 | 横15cm×縦11cm×幅8cm |
ケリー20 | 横20cm × 縦16cm × 幅9cm |
ケリー25 | 横25cm × 縦19cm × 幅9.5cm |
ケリー28 | 横28cm × 縦21cm × 幅11cm |
ケリー32 | 横32cm × 縦23cm × 幅12cm |
ケリー35 | 横35cm × 縦24cm × 幅13cm |
ケリー40 | 横40cm × 縦28cm × 幅16cm |
ケリー50 | 横50cm × 縦34cm × 幅25cm |
ケリーは内縫いと外縫いがあるため、多少の前後はあります。
ケリー15・20は小さめのサイズになっており、オケージョンでの利用などにおすすめのサイズになっています。
ケリー25・28・32あたりは、日本人の体型とバランスがとれたサイズと言われています。
バーキンとケリーで人気なのはどっち?
バーキンもケリーも誰もが知る超高級バッグで、どちらも人気になっていますが、強いて言うならばバーキンのほうが知名度は高いです。
特にバーキンの収納力の高さと機能性、見た目の美しさは現代のニーズにもあっているといえます。
中古市場においても、バーキンはとても人気のアイテムです。
しかし、近年ではバーキンがあまりにも入手困難なため、ケリーの人気も高まってきています。
バーキンとケリーを出来るだけ高く売るのにおすすめの方法はある?
もしお手元にバーキンとケリーをお持ちの場合、ブランド品の専門買取店の利用をおすすめします。
バーキンとケリーは中古市場において、とても人気のアイテムのため、買取価格も上昇しています。
ただし、ブランド品の専門買取店を選ぶ際にも注意が必要です。
バーキンやケリーは価格変動もあるため、高く売りたい場合は、常に最新の市場価格に連動した店舗やサイト選びが重要になります。
ギャラリーレア買取公式サイトでは、エルメスのバーキンやケリーの多数買取実績があります。
ギャラリーレアでは、自社の専売ルートがあるため、買取後の販売コストが抑えられ、その分相場以上の価格で買取可能となっております。
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バーキンとケリーではどっちが高いのかについてまとめ
まとめ
- バーキンとケリーではバーキンのほうが高い
- バーキンもケリーもすべて職人の手作業で作られ、需要も高く、歴史とブランド力があるため世界的に人気がある
- バーキンとケリーには細かな違いがあり、サイズ展開も違っている
- バーキンとケリーを高く売るにはブランド品専門の買取店がおすすめ
- ギャラリーレアでは他社よりも高額買取の実績がある
今回は、バーキンとケリーはどっちが高いのか、違いや人気の比較などを徹底解説しました。
エルメスのバーキンとケリーといえば、誰もが知っている超高級バッグです。
需要は高いが生産が少ないことで、市場価値も高まり、資産性も高く認められています。
お手持ちの人はぜひ一度、相場価格を把握するためにもブランド品専門の買取店に依頼することをおすすめします。
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