暖かい季節が到来すると、履く機会がぐんと増えるサンダル。気軽に履けて見た目にもおしゃれなため、夏はずっと履きっぱなしという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、サンダルを履いている時間が長くなればなるほど汚れや臭いも気になってきますし、場合によっては買い替える必要が出てくることも考えられます。
そこで今回は、サンダルをきれいな状態に保ちながら長持ちさせるために、素材別のサンダルのお手入れ方法をご紹介します。
綿や麻素材のサンダルの洗い方・汚れ防止方法
綿や麻のような自然素材のサンダルは、水洗いすると縮んだり色落ちしたりすることがあるため、基本的に水洗いは避けた方が無難です。
お手入れ方法としては、水で濡らしたやわらかい布で、汚れが目立つ部分をたたくようにして汚れを取り除いていきます。洗い終わったら、風通しの良い場所で保管しておくようにしましょう。自然素材のサンダルは化学素材と異なり傷みやすいため、できる限りこまめに手入れを行うことがポイントです。
また、防水スプレーや除菌スプレーなどを使用すれば、より一層長持ちさせることができるでしょう。ただし、素材によってはスプレーが使用できない場合もあるため、注意が必要です。
革素材のサンダルの洗い方・汚れ防止方法
革素材のサンダルをお手入れするコツは、ブラシを使用することです。自宅に帰ってサンダルを脱いだら、まずは全体を軽くブラッシングしましょう。これだけでも革素材の美しさを保つことにつながるため、定期的に行うことをおすすめします。
部分的な汚れを取りたい場合には、消しゴムタイプのクリーナーを使用しましょう。消しゴムタイプは、サンダルの細かいストラップ部分や、縫い目などに付いた細かい汚れを取るのに適したアイテムです。
お手入れが終わったら、綿や麻のような自然素材のサンダルと同じように、風通しの良い場所で保管しておきましょう。
合皮素材のサンダルの洗い方・汚れ防止方法
合皮など、化学素材のサンダルの場合は、水で濡らした布やウェットティッシュなどを使用してサンダルの汚れを落としていきます。その後は、革素材のサンダルと同じように風通しの良い場所に置いて、十分乾燥させてから保管するように心掛けてください。
また、ポリウレタン製のビーチサンダルやラバー製のサンダルも化学素材を使用したサンダルですが、化学素材のサンダルは丸ごと水洗いができるため、日常ケアがとても楽です。
ただし、化学素材のサンダルは直射日光の下で乾かすと割れてしまうおそれがあるため、水洗いをしたら陰干しで乾かすということを覚えておきましょう。
汚れを防止するための日常ケア方法
ここまでサンダルの洗い方を素材別にご紹介してきましたが、サンダルの汚れを防止するためには、何といっても日常ケアが大切です。
おすすめの汚れ防止法は、サンダルを履く前に防水スプレーと除菌スプレーをかけておくことです。防水スプレーは汚れがサンダルに付着することを防止してくれますし、除菌スプレーは菌の繁殖を止める効果があるため、イヤな臭いを抑えることができます。ただし、スプレーを使用できる素材かどうかを事前に確認してくださいね。
そして自宅に帰ってサンダルを脱いだら、すぐに砂やほこりなどを落とし、湿気が少ない場所を選んで保管するように心掛けましょう。
また、サンダルの使用頻度も注意したいポイントです。いくら自分が気に入っているからといって、同じサンダルを何日も履き続けていると汚れや傷みも早く目立つようになり、長持ちさせることができません。できれば、いくつかのサンダルをローテーションで履くようにすると良いでしょう。
おわりに
サンダルは、素材によってお手入れ方法が異なります。中には、自然素材のサンダルのように、水洗いができないものもありうます。必ず事前に素材の確認をしてください。
できるだけ長く、きれいな状態で履き続けられるように、定期的にサンダルをケアしましょう。