スニーカーは、見た目や使い心地の良さなどから、日常的に履く機会が多いものです。
しかし、スニーカーを毎日のように履き続けていると当然汚れも目立ってきますし、臭いも気になってくるでしょう。
そこで今回は、スニーカーの洗い方や臭いの取り方、そして臭いの予防法などについてお伝えします。
目次
スニーカーの基本的な洗い方
スニーカーの材質は布や合成皮革のため、基本的には洗うことである程度の汚れや臭いを落とすことができます。
洗い方は、まず固形石けんをよく泡立ててからスニーカーにつけてください。その後、スニーカー用のブラシを使用して、40度程度のお湯でこすりながら洗っていきます。
ミッドソールと呼ばれる、ゴムでできた靴底側面部分の汚れは、メラミンスポンジを使用すると簡単に落とせます。
洗濯ネットの中にスニーカーを入れて洗濯機で洗う、という方法もありますが、スニーカーの素材や洗濯機を傷めずに洗いたい場合はやはり手洗いがおすすめです。
スニーカーを洗ったあとは乾燥に移りますが、脱水機を使用する場合は20~30秒程度が目安です。脱水しない場合は、タオルや布を使用して水分をふき取ってから、風通しの良い場所に干して乾かしてください。
雑菌が繁殖すると悪臭を放つため、臭いを抑制するためにはこまめに洗って雑菌の繁殖を防ぐことがポイントです。
スニーカーの臭い対策
スニーカーを洗ってもまだ臭いが残っている場合には、臭いの発生源となる雑菌が完全に除去されないまま、スニーカーの中に潜んでいることが考えられます。
その場合は、通常の洗濯に加えて粉末タイプの酵素系漂白剤を50度程度のお湯の中に1時間以上漬け込み、殺菌・消臭を行うという方法もあります。ただし、色柄のあるスニーカーなど、漂白剤の使えないスニーカーもあるので注意してください。
もし洗うためにそれほど時間を掛ける余裕がないという場合は、次の方法で臭い対策を行ってみてはいかがでしょうか。
消毒用エタノールを使用する
エタノールは殺菌力が非常に強力なためおすすめです。
重曹水やミョウバン水なども臭い対策として一定の効果はありますが、水で薄めたりして溶液を作るのに手間が掛かります。その点、エタノールはそのままスプレーするだけで、臭いの発生源である雑菌をある程度除去することが可能です。
乾燥させる
雑菌は足から出た汗などの水分を吸収すると、繁殖活動が活発になり臭いを発生させるため、乾燥させることは有効な臭い対策です。
スニーカーの臭い予防策
スニーカーの臭いの原因が雑菌であることは、これまでも述べてきました。それではスニーカーのイヤな臭いそのものを発生させないためにはどうすれば良いのか、その臭い予防法をご紹介します。
スニーカーの臭い予防
・いくつかのスニーカーをローテーションで履くようにして、同じスニーカーを毎日履かないようにする
・素足で履くと臭いやすくなるため、必ず靴下を履く
・履き終わったら消臭スプレーをかけ、げた箱に入れずに風通しの良い場所で乾かす
足の臭い予防策
・足はきれいに洗う。足の指や爪の間も丁寧に洗って清潔にしておく
・靴下は毎日交換する
おわりに
スニーカーの汚れや臭いは、基本的には洗うことで取り除くことができますが、臭いが残ってしまう場合には酵素系漂白剤を使用するなど、プラスアルファの方法を試してみましょう。
また、履いたあとのスニーカーに消毒用エタノールスプレーをサッと吹きかければ消臭に役立つため、日常のケアアイテムとして用意しておくと便利です。
スニーカーの臭いをそのまま放置していると、家中にイヤな臭いが漂ってしまうかもしれません。そうならないためにも、普段から靴だけではなく自分の足回りにも気を配り、毎日をさわやかに過ごしましょう。