ジェーンバーキンのバーキンがボロボロなのはなぜ？セレブに学ぶカスタマイズ方法を紹介！

高級ブランド「エルメス」を代表するバッグといえば、バーキンです。

バーキンの由来は、フランスの女優・歌手・モデルの「ジェーンバーキン」から来ています。

ジェーンバーキンは自分の「バーキン」をカスタマイズしてボロボロになるまで愛用していました。

高級バッグであっても、自分流に持ち歩けてしまう彼女のスタイルには憧れますよね。

とはいえ、なぜジェーンバーキンのバーキンがボロボロなのか知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ジェーンバーキンのバーキンがボロボロな理由やバーキンの誕生秘話、カスタマイズ方法を詳しくご紹介します。

ジェーンバーキンやカスタマイズ方法についての理解が深まり、自分だけのバーキンの楽しみ方を見つけられるためぜひ最後まで読んでみてください。

ジェーンバーキンはどんな人？

ジェーンバーキンは、イギリス・ロンドン生まれの女優・歌手・モデルです。

1967年には映画「欲望」がカンヌ映画祭にてパルム・ドール賞を受賞し、日本で1999年に発売したベストアルバム「ベスト」は30万枚の売り上げを誇り、大ヒット作となりました。

1963年に17歳でグレアム・グリーンの戯曲「彫刻」で舞台俳優としてデビューし、18歳のときに当時携わっていた作品の音楽監督だったジョンバリーと結婚します。

ジョンバリーとの間に長女のケイトバリーを授かりましたが、3年後の1966年で離婚しました。

1968年にフランスのパリに渡り、映画「スローガン」の主役だったセルジュ・ゲンズブールと出会って事実結婚をし、娘のシャルロットケンズブールを授かりました。

夫のセルジュ・ゲンズブールの病没後は、映画監督のジャックドワイヨンと結婚して三女のルードワイヨンを授かります。

その後もミュージカルや歌手活動など多くの芸能活動で輝かしい功績を残し、2023年7月に76歳で逝去しました。

当時フランスの大統領だったマクロン氏は自身のSNSで「彼女は自由を体現し、フランスの象徴でもあった」と追悼しています。

気取らない自然体のスタイルと美しさで世界を魅了したジェーンバーキンは、フランスのアイコン的存在でした。

ジェーンバーキンのバーキンがボロボロなのはなぜ？バーキンをこよなく愛する理由は？

ジェーンバーキンのバーキンがボロボロな理由は、彼女がバーキンを単なるファッションアイテムとして取り入れただけでなく、自己表現の場として長年使い込んでいたからです。

彼女は自分のバーキンに、日本のお守りやキーホルダー、チャームなどの装飾品を多く付けて持ち歩いていました。

装飾品だけでなく、自分のポリシーや主張したい意見をステッカーを通して伝えていたのも有名な話です。

彼女はバーキンを自分自身の社会的な立場や価値観を反映する重要な手段として愛用していたため、ボロボロになるまで使い込まれています。

また、エルメスのバーキンが誕生する前、彼女は茶色のかごバッグをよく持ち歩いていました。

彼女が持ち歩いていたカゴバッグは、当時恋人だった俳優のセンジュケンズブールからプレゼントされた物です。

彼女はそのカゴバッグの中に、子どもの荷物や雑誌、化粧品、手紙など自分にとって大切なものを入れてどこへ行くにも持ち歩いていたそうです。

荷物を多く入れるため、カゴバッグもバーキンと同じように自然と使い古されボロボロになっていました。

このことから「思い入れのあるものは長く愛用し続ける」といった彼女の物持ちの良さが伝わります。

彼女にとってバーキンとは自分の大切なものを持ち歩く道具であり、自己表現の場でもあったため、長年愛用され自然とボロボロになっていきました。

ジェーンバーキンとバーキンとの繋がりは？誕生秘話を紹介！

エルメスの「バーキン」という名前は女優のジェーンバーキンが由来ですが、実際エルメス「バーキン」とジェーンバーキンはどのような繋がりがあるのでしょうか。

エルメス「バーキン」が誕生秘話としては、パリからロンドンへ向かう飛行機内でバーキンと当時エルメスの社長だったルイ・デュマが偶然にも隣の席だったのが始まりです。

飛行機に乗っていたバーキンは、普段持ち歩いている手持ちのバスケットに大量の荷物を詰め込んでいました。

フライト中、手持ちのバスケットから中身が飛び出してしまったバーキンは、隣の席のルイ・デュマに「自分の荷物の子どもの荷物も入れられる実用的でエレガントなバッグが欲しい」と悩みを打ち明けます。

バーキンの悩みに感銘を受けたルイ・デュマは、すぐさま機内のエチケット袋にバッグのスケッチをし「彼女の理想を全て叶えたバッグを作ろう」と決意しました。

そして、この偶然的な機内の出来事から3年後に後の「バーキン」となるバッグが完成します。

早速購入しようとバーキンはエルメスの店舗へ足を運びました。

しかし、ルイ・デュマは「バッグ名をあなたの名前であるバーキンにする代わりに、このバッグをプレゼントさせてほしい」とバーキンにリクエストします。

バーキンがデュマのリクエストに承諾したため、正式にバッグの名前を「バーキン」としたのが全ての始まりです。

飛行機内で起きた偶然な出来事により、世界から愛される高級バッグ「バーキン」が誕生しました。

バーキンをボロボロに？ジェーンバーキン流のカスタマイズ方法は？

ジェーンバーキンは高級バッグのエルメス「バーキン」を自分流にカスタマイズしていました。

多くのカスタマイズを施しており、見た目としてはボロボロな状態ですがかえって味が出ていて他の人にはない「自分だけのバーキン」となっています。

とはいえ、どのようなカスタマイズ方法があるのか知らない方もいるのではないでしょうか。

ここでは、ジェーンバーキン流のカスタマイズ方法を紹介します。

以下で紹介する方法をもとに、自分だけのバーキンを作りましょう。

１．とにかく使い込むこと

ジェーンバーキンのように味があるボロボロなバーキンにするなら、とにかく使い込むのが重要です。

実際、彼女は初代の黒いバーキンを22年間愛用しました。

バーキンは高品質のレザーバッグであり、長年の使いこみによって革の固さや色が変化するため、時間と共に味わい深い独自の見た目になります。

しかし「使い込む＝乱暴に扱う」わけではありません。

乱暴に扱ってしまうとかえって破損や劣化を招く可能性があるため、日常的に使いつつも適切な手入れを定期的に行うのが大切です。

とにかくバーキンを使いこんで、バーキンの風合いを出していきましょう。

２．お気に入りのアイテムを付ける

ジェーンバーキンは自身のバーキンのハンドル部分にお気に入りのお守りやキーホルダーを付けていました。

高級バッグには同じブランドから販売されているチャームやアクセサリーを付けるのが一般的ですが、彼女は周りを気にせず自分の大事な時計や鍵までもバーキンに付けています。

高級バッグであっても自分の個性や好みを表現するのが大事だと彼女は考え、バーキンをより自分らしいバッグに仕上げました。

他の人とは異なる個性的なスタイルをバーキンを通して確立させるためにも、周りを気にせず自分の好きなお気に入りのアイテムを身に付けてみましょう。

３．ステッカーを貼り付ける

バーキンの側面にステッカーやシールを貼るのも、ジェーンバーキン流のカスタマイズ方法です。

ステッカーを貼ったら一定期間剥がずに残しておくのが一般的ですが、バーキンは日や場面によってステッカーを変えていました。

彼女自身は「バーキンを持つ姿」が世界から注目されるのを理解していたため、バーキンをメッセージを送る場として使い、ステッカーを使い分けていたのだと考えられます。

2011年の東日本大震災の復興支援のため来日した彼女のバーキンには、日本の国旗のステッカーが貼られていました。

彼女は高級バッグ「エルメス」を単なるファッションアイテムではなく、ステッカーやシールを通して自分の思いや感情を伝えています。

高級なバッグがゆえにステッカーを貼るのに抵抗があるかもしれませんが、自己表現として好きなステッカーやメッセージ性のあるステッカーを貼るのがバーキン流です。

ジェーンバーキンのようにバーキンをカスタマイズしているセレブはいる？

ジェーンバーキンの他にも、バーキンを自分流にカスタマイズしているセレブは他にもいます。

ここでは、ジェーンバーキンのようにバーキンをカスタマイズしている3人のセレブを紹介します。

レディー・ガガのバーキン

奇抜なスタイルと派手なパフォーマンスで有名な歌手のレディー・ガガは、バーキンをカスタマイズしています。

コンサートで来日したガガが持っていた白色のバーキンには「アイラブスモールモンスター東京ラブ」と黒マジックで書かれていました。

さらに「この白のバッグを街で見かけたら、きっとアタシよ！声を掛けてね。リトル・モンスターズたちには、バッグにどんどんメッセージを書き込んでほしいわ」と日本のファンに向けて発言しています。

発言を聞いたファンが寄せ書きのようガガの白色のバーキンにメッセージを書き、帰国するころには書くスペースがなくなるほど多くのメッセージで溢れていました。

チャームや飾りを付けるのではなく、高級バッグのバーキンに直接マジックペンで文字を書くのは、レディーガガならではのカスタマイズ方法です。

リタ・オラのバーキン

ポップなファッションスタイルが印象的な女性歌手のリタ・オラも、自身の黒色バーキンをカスタマイズして個性を引き立たせています。

リタ・オラが持っているバーキンには、スプレーやフェルトペンなどを使って壁に描かれるグラフィティアート風のペイントが施されています。

また、黒色のバーキンとは別に赤色のバーキンも持っているそうです。

リタのパンチの効いたストリートカジュアルスタイルと、バーキンに施されたペイントが絶妙にマッチしています。

デュア・リパのバーキン

イギリスの女性歌手・モデルのデュア・リパの黒色のエルメスには、スカーフやキーチェーンが付いています。

スカーフはハンドルの片側に結び、もう片側には複数のキーチェーンがぶらさがっているのが特徴的です。

デュアは2023年にコンサートで来日していますが、来日後に訪れたニューヨークで持っていたバーキンには日本の寺院のお守りが複数個付けられていました。

デュアのようにお気に入りのキーホルダやチャームを付ければ、自分だけのオリジナルのバーキンを作り出せます。

ジェーン・バーキンはオークションにバーキンを出して利益を寄付した

ジェーンバーキンは自分の使い古したバーキンをオークションに出品し、その利益を慈善団体に寄付していました。

ここでは、バーキンのどのような地域や場所に寄付したかを解説します。

１．アンノズ・アフリカの資金集め

バーキンは、2014年にアフリカの貧しい地域の孤児たちへ美術教育を行っている慈善団体「アンノズ・アフリカ」の資金集めのために自身のバーキンを出品しました。

彼女は当時の情報誌にて「私のバッグがアンノズ・アフリカのためになると思うと、とても誇りに思います。」とコメントしています。

自身のバーキンで出た利益を使って子どもたちにアートやダンスなどの楽しみを提供し、未来を生きる希望や可能性を与えました。

２．東日本大震災の復興支援

ジェーンバーキンは、2011年に起こった東日本大震災でも長く愛用していたバーキンをオークションに出品し、利益の約1200万円全てを日本赤十字社に寄付しています。

震災の様子をテレビで見た彼女は「私にできることはないか」と思い、家族の反対を押し切ってまですぐさまパリの日本大使館に向かい来日の準備を始めました。

そして震災翌月の4月に自費で来日し、自らの手で募金活動や復興支援コンサートを開催します。

その後は、復興支援を目的とした世界ツアー「Jane Birkin sings Serge Gainsbourg  “VIA JAPAN”」で27か国74都市を巡りながら募金活動を続けました。

被災地にできる限りの支援を行い、寄付や活動を通して役に立ちたいといったバーキンの強い思いと優しさは当時の東北地方の人々に希望を与えたとされ、世界から賞賛されています。

ジェーンバーキンのバーキンがボロボロなのはなぜかについてまとめ

ジェーンバーキンのように独自の見た目やスタイルでバーキンを持つには、とにかく使い込んでお気に入りのアイテムやステッカーを付けるのが良い方法です。

とはいえ、バーキンは職人の手によって丁寧に作られているため大量生産をしておらず、新品はなかなか手に入りません。

たしかに、綺麗で誰の手にも渡ったことがない点が新品の魅力的です。

しかし、ジェーンバーキンのバーキンの使い方や楽しみ方を見ても、中古品でも十分魅力や価値があるのではないでしょうか。

中古のバーキンであればすでに使いこまれているため、ジェーンバーキンのような個性的なカスタマイズも気軽にできます。

「中古のバーキンが欲しい」「ジェーンバーキンのようにバーキンを持ってみたい」とお考えでしたら、ぜひブランド品の取り扱いが豊富なギャラリーレアまでご相談ください。

また、彼女は使い古した自身のバーキンをオークションに出品し、利益を慈善団体や貧しい地域へ寄付しています。

ギャラリーレアでも、エルメス「バーキン」の買取に力を入れています。

もし使用していないバーキンや使い古してしまったバーキンがお手元にある方は、ぜひギャラリーレアにお問い合わせください。

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