エスパス ルイ・ヴィトンにてFragments of a landscape展を開催中

エスパス ルイ・ヴィトン大阪にてFragments of a landscape展を開催中

2021年2月10日、このたびエスパス ルイ・ヴィトン大阪がオープンいたしました。
ただいまこれを記念して、アメリカを代表する2人のアーティストであるジョアン・ミッチェルと、カール・アンドレの作品を紹介する「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」展を開催中です。

本展は、これまで未公開であったフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵作品を世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンでご紹介する「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの一環です。
東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、そして今回新たに大阪が加わり、国際的なプロジェクトを通じて、より多くの人々に所蔵作品に触れる機会を提供することを目指しています。

ジョアン・ミッチェルはシカゴ美術館附属美術大学で学び、1948年にフランスへ渡り、1949年までパリに滞在しました。
その後拠点とするニューヨークに戻ると、コンラッド・マルカ=レーリ、ウィレム・デ・クーニング、フランツ・クラインが設立した芸術家の集いの場「ザ・クラブ」 の活動に参加しました。
1953年にはステイブル・ギャラリーで個展を開催し高く評価され、2年後にはニューヨークとパリを往き来する生活を送り、フランスでは北米出身のアーティストたちと親交を深めました。
1969年、クロード・モネが住んでいたことで知られるヴェトゥイユに居を構えると、豊かな色彩によって光に寄せる想いを表現しはじめ、その作風は彩られた表面の細分化という特徴を帯び、ミッチェルは「抽象的印象派」と見なされるようになります。
ただし、この呼称は、彼女の作品の骨格をなすダイナミックな対立──自然を忠実に表現したいという想いと、尊敬するファン・ゴッホから影響を受けた主観的で激烈な表現のパワーのぶつかり合いを消し去るものでした。
1972年以降、ミッチェルは大型作品に取り組むようになり、異彩を放つ作品の構造は彼女特有の官能的な色使いが存分に発揮されることを可能にしました。
1980年代初頭、才能の絶頂期を迎えたミッチェルは、今回展示される《Untitled》や《Cypress》に表れているように、明らかに風景画に回帰しています。
晩年期の作品に見られる光と色が交互に繰り返される抽象的「モチーフ」は、彼女の筆遣いがますます自由になっていったことを示しています。

建設関係者が多い環境で生まれ育ったカール・アンドレは、基礎的な素材を好んで扱い、それは前の世代が実践していた抽象表現主義への反応の表れとも言えます。
アンドレはアメリカの画家フランク・ステラの影響を受け、独自のスタイルを確立していきました。
それは素材そのものへの愛着、厳格な制作姿勢、象徴性の拒絶です。
アンドレは早い時期から、彫刻に根源的な変化をもたらす試みに挑戦してきました。それは、床や地面との関係の重視、ダイレクト・カービングの手法です。素材は彫刻を施すよりも未加工の状態のほうが興味深いとの信念を抱くようになると、ついには素材に手を加えることを全面的に放棄し、煉瓦や丸太や規格品である合成コンクリートブロック、金属板などをそのまま使うことを選択するにいたります。
彼の創作の原理原則は、形状、構造、場所の等価性です。アンドレ本人によると、彼の作品は周辺の 環境と切り離せぬ関係を結んでいて、作品自体に固有の意味があるわけではなく、作者が手を加えた痕跡は残っていません。
彼の最も有名な作品の1つは、地面に薄い金属板を置いたものであり、人々に上を歩いてもらうことで芸術作品の神聖視を打破することを意図しています。あらゆる物体と同じく、芸術作品も摩耗することがあり得る、摩耗すべきだ、との主張が込められています。
今回展示される《Draco》は、ウェスタンレッドシダーの材木を組み立てた作品であり、展示室の中央に設置されることで来場者の動きを妨げ、展示空間の構造を強調します。

ジョアン・ミッチェルとカール・アンドレ、この2人のアーティストを並べて紹介することで、一見したところ背反する2つの芸術潮流──激烈な色使いによる自由な表現と、あるがままの素材で見せる幾何学的厳密さの奥深さが照らし出されます。
2人の共通点は根本に迫るアプローチであり、これが作品の周囲に、そして作品と空間との間に緊張を生み出しています。

フォンダシオン ルイ・ヴィトンについて

フォンダシオン ルイ・ヴィトンとは、現代アートとアーティスト、そして現代アーティストのインスピレーションの源となった重要な20世紀の作品に特化した芸術機関です。
フォンダシオンが所蔵するコレクションと主催する展覧会を通じて、幅広い多くの人々に興味を持っていただくことを目指しています。

カナダ系アメリカ人の建築家であるフランク・ゲーリーが手掛けた建物は既に21世紀を象徴する建築物として価値を認められており、芸術の発展に目を向けたフォンダシオンの独創的な取り組みを体現しています。
2014年10月の開館以来、600万人を超える来館者を世界各地から迎えてきました。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは本機関にて実施される企画のみだけでなく、他の財団や美術館を含む、民間および公共の施設や機関との連携においても、国際的な取り組みを積極的に展開していくことを掲げてきました。
モスクワのプーシキン美術館とサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館 やニューヨーク近代美術館、ロンドンのコートールド・ギャラリーなどが挙げられます。

また、フォンダシオンは、東京、北京、ミュンヘン、ヴェネツィア、ソウルそして新たに大阪にオープンしたエスパス ルイ・ヴィトンにて開催される所蔵コレクションの展示を目的とした「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムのアーティスティック・ディレクションを担っています。
これらのスペースで開催される展覧会はすべて無料で公開され、関連するさまざまな文化的コミュニケーションを通じてその活動をご紹介しています。

「Fragments of a landscape (ある風景の断片) 」展

会期:2021年2月10日(水) ~2021年 7月4日(日)
開館時間:12:00-20:00
入場料無料、ご予約も不要となっておりますが、当日の状況によって会場内の混雑防止のため入場をお待ちいただく場合がございます。

※休館日はルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準じます。
※詳細は下記のエスパス ルイ・ヴィトン ホームページよりご確認くださいませ。
エスパス ルイ・ヴィトン ホームページ:https://www.espacelouisvuittontokyo.com/

エスパス ルイ・ヴィトン大阪

〒542-0085
大阪市 中央区 心斎橋筋 2-8-16
ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F

お問い合わせ先

電話番号:0120 00 1854
espace_osaka.jp@louisvuitton.com

お知らせ
お知らせをもっと見る
今すぐ無料査定
お問い合わせ

0120-968-979

営業時間:10:00~19:00
(年末年始休業)

まずは査定から

選べる買取方法