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ダイヤモンドの買取価格はどうやって決まるの? ブランド買取店の中の人が解説します!

ダイヤモンドのジュエリーを売りたいんだけど、どんな基準で査定されているの?

割とこういったご質問を頂戴しますので、ダイヤモンドの査定基準についてご説明しようと思います。

「ダイヤモンドを持っているし価値があるのは知っているけど、具体的にどれくらい価値があるのかいまいちわからない」というお客さまのお客に立てば幸いです。

ぜひお付き合いください。

ダイヤモンドの買取金額を決める価値基準

ダイヤモンドの査定金額は、以下の3点で決まります。

  • ・信頼のおける鑑定機関が発行した「鑑定書」
  • ・その鑑定書に記載されている「評価」
  • ・およびダイヤモンドの「実物の状態」

また、ブランドジュエリーの場合は「ブランド品」としての価値が存在するため、多くの場合でこの3点には当てはまりません。

それでは一つずつ見ていきましょう。

信頼のおける鑑定機関が発行した鑑定書があるか

まず大前提として、ダイヤモンドの査定は鑑定書がなくても可能です。しかしながら、

信頼できる鑑定機関が発行した「ダイヤモンドの鑑定書」があるかどうかは、ダイヤモンドを査定するうえでとても重要となってきます。

信頼できる鑑定機関とは以下の3つです。

  1. 1. GIA: 米国宝石学会(Gemological Institute Of America)
  2. 2. CGL: 中央宝石研究所(Central Gem Laboratory)
  3. 3. AGTジェムラボラトリー
GIA: 米国宝石学会(Gemological Institute Of America)
GIA(米国宝石学会)は世界でもっとも高い評価を得ている世界最大規模の宝石学研究機関であり、ダイヤモンドの評価基準「4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)」を考案した機関でもあります。
CGL: 中央宝石研究所(Central Gem Laboratory)
CGL(中央宝石研究所)は日本で生まれた鑑定機関であり、CGLの発行する鑑定書は海外でも通用するほどの信頼性をもっています。国内でみかけるダイヤモンド鑑定書の多くはCGLのものです。
AGTジェムラボラトリー
CGLと並んで信頼のおけるAGTジェムラボラトリー。GIAの国内代行機関として設立された「日本宝石鑑別協会」のラボ部分を1978年に分離し、設立された鑑定機関です。

その他の鑑定機関が発行する鑑定書について

上記3つの鑑定機関以外が発行する鑑定書だと、記載されている評価よりも実際の評価が下がってしまうこともあります。したがってお持ちいただいたダイヤモンドによっては、上記鑑定機関にダイヤモンドのソーティング(鑑定)を依頼する場合もあります。

鑑定書に記載されている評価

ダイヤモンドの鑑定書には、そのダイヤモンドにどれほどの価値があるのかが記載されています。

  • ・一般に「4C(ヨンシー)」と呼ばれる四つの評価項目
  • ・「4C」のうち、カットの内訳を構成するプロポーション比
  • ・ダイヤモンドの蛍光性

これらはとても大切な情報です。

ダイヤモンドの価値を決定づける「4C」

ダイヤモンドの価値を決定づける「4C」

天然のダイヤモンド原石はそれぞれ個性をもっており、同じものは2つとして存在しません。そんな、ダイヤモンドの多様な価値を客観的に評価するために、GIA(米国宝石学会)によって考案された国際的な基準が「4C」です。

「4C」とは「Color」、「Clarity」、「Carat」、「Cut」という4つの頭文字をから取った、ダイヤの評価方法です。

ここでは、4つのCに関する評価方法をご説明します。

【1つ目のC】Color 色
D E F G H I J K L M N ~ Z
無色 ほぼ無色 わずかな黄色 薄い黄色 ~ 黄色

1つ目のCはColor、つまり色についての評価基準です。ダイヤモンドは炭素の結晶であり、炭素のみでできている純粋なダイヤモンドは無色透明です。

しかし実際は、結晶構造の歪みがあったり不純物を含んでいたりすることも多く、この影響からダイヤモンドの中には黄色みを帯びて見えるものがあります。

ダイヤモンドは、不純物が少なく無色透明に近いほど希少であり、高い価値を有しています。そのため黄色みの強さによってグレード分けがされており、無色透明に最も近いダイヤモンドをDとし、黄色みが強くなるにつれてアルファベット順にZまで分けられていきます。

【2つ目のC】Clarity 透明度
FL / IF VVS1 / 2 VS1 / 2 SI1 / 2 I1 / 2 / 3
無傷、または微小な表面の欠点 発見困難な微小な欠点 発見が多少困難な欠点 発見が容易、肉眼では困難な欠点 肉眼で容易に発見できる欠点

2つ目のCはClarity、つまり透明度についての評価基準です。ダイヤモンドは透明であるほど価値が高くなります。

でも実際にはキズや内包物(インクルージョン)を含んでいるものが多く、それらが存在すると光の透過を邪魔してしまい、透明度が下がってしまいます。そのため、傷や内包物といった欠点が目立たないものほど高く評価されます。

評価はルーペで10倍に拡大したものを観察して行います。内外部に欠点が確認されないダイヤモンドを最高グレードとし、抱える欠点の種類や大きさ、形状、数量、位置から透明度を総合的に評価します。

発行機関によって分けられる段階数が異なりますが、10〜11のグレードに分類されます。

【3つ目のC】Carat 重量
【3つ目のC】Carat 重量

3つ目のCはCarat、つまり重量についての評価基準です。

ダイヤモンドのカラットについては耳にすることも多いですよね。有名人の結婚指輪は〇〇カラットのダイヤモンドとか、〇〇カラットのダイヤモンドがいくらで落札されたとか、ニュースによくでてきます。

カラット以外の3Cがニュースになることはありません(笑

カラットは多くの宝石において重さの単位として使われており、1カラットは0.2グラムです。

ダイヤモンド原石では1カラットに満たない小さなものが多く見られます。 そのため、一般的にはカラット数が大きいダイヤモンドほど希少であり、需要も高いため高価になります。

カラット数は1/1000カラットまで正確に測定され、鑑定書に記載されます。

【4つ目のC】Cut カットの形状
Excellent Very Good Good Fair Poor

4つ目のCはCut、つまりカットについての評価基準です。前述した3つのCは、それぞれのダイヤモンド原石が本来持っている性質を評価するための基準ですが、このカットという個性は唯一、人間の技術によって決定づけられるものです。

この項目では全体的なバランスであるプロポーションに加えて、表面の研磨仕上げの状態や対称性などが総合的に評価され、基本的には最上級のExcellentに始まり最下級のpoorまで5段階でランク付けされます。

カット技術は、ダイヤモンドの輝きを左右する大切な要素です。ラウンド・ブリリアント・カットはダイヤモンドの美しさを引き出す形状と言われる代表的なカットであり、4Cの基準で評価されるものは58面体のラウンド・ブリリアント・カットのみです。

GIAの基準にはありませんが、Excellentの中でも最上級のカットを「3 Excellent(トリプルエクセレント)」と呼びます。

特に高いカットグレードのダイヤモンドを専用のスコープで覗くと、上下左右対称にハートの模様が現れ、別方向からはキューピッドの矢の先端部分が現れまる「H&C(ハート&キューピッド)」という現象が発生します。

入ってくる光が絶妙に反射して強い輝きをもつダイヤモンドが出来上がるため、Excellentを超える3 Excellent(トリプルエクセレント)と称されます。

ルーペを使ってダイヤモンドの「実物の状態」を確認する

信頼できる鑑定機関の鑑定書およびその評価について確認すれば、つぎはダイヤモンド実物の状態を査定していきます。

ダイヤモンドに欠けは発生していないか、鑑定書通りのグレードなのかなど、バイヤーが実物を査定して評価をします。

GIA、CGL、AGTの鑑定書があっても実物を鑑定するの? と疑問に思われるかもしれません。しかしながらダイヤモンドの買取は、鑑定書を買取するのではなくダイヤモンドそのものを買取させていただく行為です。

ですから鑑定書の有無にかかわらず、当社自慢のバイヤーがダイヤモンドを直接査定いたします。

番外:カラーダイヤモンドはどんな基準で査定するの?

さて、ここまでダイヤモンドの査定についてご説明してきましたが、カラーダイヤモンドについても解説しておかなければなりません。

この記事を読んでいただいているお客さまは、イエローダイヤモンドやピンクダイヤモンドといったものをご存知だと思います。

これらカラーダイヤモンドの査定については、ここまで説明してきた内容と少し違ってきますので、ぜひもう少しお付き合いください。

また、ここでいうカラーダイヤモンドの「カラー」とは、「4Cのカラー」とは違うものですのでご留意ください。

カラーダイヤモンドはカラーを重視して評価する

カラーダイヤモンドはカラーを重視して評価する

一般的にダイヤモンドの色は無色透明であるほど価値が高いとされています。

ただし黄色みがかったダイヤモンドの中でも、最下級のZよりも明瞭で深い黄色やブラウンの石になると、カラーダイヤモンドとして高価な価値が付けられます。

黄色以外にもピンクやブルー等、虹と同じ7色が存在しており、その希少性から無色透明のダイヤモンドよりも高い価値を持つと評価されています。

中には2色が混在している原石や、温度条件などによって色が変わる原石といった珍しいダイヤモンドも存在しています。

2色が混在している原石や温度条件などによって色が変わる原石など、珍しいダイヤモンドも存在しています。

カラーダイヤモンドの鑑定基準の1つとして、米国宝石学会の鑑定では、彩度と明度から判定されるカラーグレードと色相の組み合わせを表記しています。カラーグレードは、色が最も濃いファンシービビッドから最も薄いフェイントまで9段階に分けられます。

カラーダイヤモンドの査定は4Cをバランスよく考えるよりも、カラーが重要視される傾向があります。

米国宝石学会の鑑定書も2種類あり、1つは一般的なダイヤモンドと同様に4Cの情報が記載されていますが、もう1つはカラーグレードと色の起源に焦点を当てており、カラーダイヤモンドにおけるカラーの重要度がうかがえます。

なお、淡く色づいた原石よりも強くて深い色を持ったカラーダイヤモンドが高く評価されます。

代表的なカラーダイヤモンドの種類

ここでは代表的なカラーダイヤモンドをご紹介します。先述した通り、カラーは原子配列と不純物元素の割合によって決まります。

1.ピンクダイヤモンド

結晶格子中に窒素原子が取り込まれ、窒素原子に隣接する炭素原子が欠けた状態。より赤みを帯びたものはレッドダイヤモンドと呼びます。

2.ブルーダイヤモンド

結晶格子中、炭素原子1億個に対して5個以下の割合でホウ素原子が取り込まれた状態のダイヤモンドです。

サファイアのような濃く深みのあるブルーというよりは、透明感のある、ややグレイッシュなカラーが多いようです。

3.グリーンダイヤモンド

結晶格子中に窒素原子が取り込まれ、取り込んだ2つの窒素原子にはさまれた炭素原子が欠けた状態のダイヤモンドです。

エメラルドのような濃く鮮やかなグリーンというよりは、透明感のある、やや黄味がかったカラーが多いようです。

4.イエローダイヤモンド

結晶格子中、炭素原子100万個に対して10~5,500個の割合で窒素原子が取り込まれた状態のダイヤモンドです。濃度により、オレンジやブラウンに近づきます。

5.ブラックダイヤモンド

黒だけは、微量元素による効果ではありません。ダイヤモンド中のグラファイトや鉄鉱石などの内包介在物が反映し、黒くなって現れた状態のものです。

6.その他のカラー

上記の他にも、バイカラー(2色)、カメレオン(一時的に変色)という非常に希少なカラーのダイヤモンドもあります。

ダイヤモンドの中でも価値の高いカラーは?

最も希少価値の高いカラーダイヤモンドは、レッドダイヤモンドだといわれています。ピンクダイヤモンドの中でも発色が良く、赤に近いものは非常にレアとされているためです。

1987年のオークションで落札されたレッドダイヤモンド(0.95カラット/ラウンドブリリアントカット)の価格は1億2,760万円でした。また、2013年のオークションでは最高級のピンクダイヤモンド(59.60カラット)が83億円で落札、世界最大のオレンジダイヤモンド(14.82カラット)が31億円で落札されています。

さらに2016年、オークションに出品されたものとしては世界最大のブルーダイヤモンド(14.62カラット/リング)が63億3,000万円で落札されました。

このように希少なカラーダイヤモンドは、1カラットあたりの価格でカラーレスダイヤモンドをしのぐ程の価値を持っています。

まとめ

ダイヤモンドの査定基準について、解説してきました。鑑定書の有無、そこに記載されている評価、実物の状態。どれもダイヤモンドの査定においてとても大切なポイントです。

ちょっと長々としてしまいましたが、「買取店バイヤーはこんな基準で査定してるんだ」と理解していただければ幸いです。
ダイヤ・宝石を、とても高く買取しております。

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